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2014/8/10(日)の聖教

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2014/8/10(日)の聖教


1、光の言葉 幸福の曲 「平和」とは人間性の開花

  「平和とは」――
 絶望を希望に変える
 間断なき闘争である。
  人間への信頼を断じて手放さない
 不屈の根性である。
 自他共の生命を最大に尊重する
 人間の讃歌である。

                                *  *  *

  平和とは
 「武力バランス」ではない
 平和とは
 「人間性の開花」なのだ。
 そのためには、
 文化の心を耕し
 教育でヒューマニズムの種を育て、
 人間的交流で
 各国に友情の橋を架けることだ。

                                *  *  *

  核兵器やそのシステムが、
 人間の手で
 つくられたものである限り、
 人間の手によって
 それを縮小し廃絶することが
 できないはずがない

                                *  *  *

  弱き「善」は、
 常に強き「悪」に敗れてきた。
 この宿命を転換してこそ
 恒久的な「平和」がある。
 そのためには「強き善」
 「悪とは徹底して戦い、勝つ善」の
 勢力と連帯を
 広げていく以外にない。

                               *  *  *

  誰が見ていようといまいと、
 黙々と友情を広げている人々、
 友を励まし続けて生きている
 民衆こそが、
 「暴力なき社会」を現実に
 創造しているのではないだろうか。
 その無名の人々こそが、
 世界史の流れの先端にいる。

 「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」。1964年(昭和39年)12月2日、池田名誉会長は、沖縄で小説『人間革命』の執筆を始めた。
 「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない」。93年(平成5年)8月6日、広島の「原爆の日」に、『新・人間革命』をつづり始めた。
  ここに、広宣流布の根本目的が、世界の平和であると示されている。
  沖縄研修道場にある「世界平和の日」。99年(平成11年)2月、名誉会長がカメラに収めた。
  道場一帯は沖縄返還前、核ミサイルの発射基地だった。発射台は撤去も検討されていたが、名誉会長は「永遠に残そう」と提案した。「世界平和の日」に生まれ変わったのは84年(昭和50年)のことである。
  広島・長崎の原爆投下、そして終戦から69年。平和の種をまく不断の挑戦を、心に誓う夏である。



2、核兵器廃絶と不戦の誓い 長崎で世界平和祈願勤行法要

  「長崎原爆の日」を迎えた9日、「世界平和祈願勤行法要」が長崎市の長崎平和会館で厳粛に執り行われ、全ての原爆の犠牲者と戦没者の冥福を祈念し、恒久平和への誓いを新たにした。
 1945年(昭和20年)8月9日午前11時2分、長崎に投下された、たった一発の原爆により、7万4000人の尊い生命が奪われた。
 それから69年。被爆生存者の数は、年々減ってきている。
 今年、厚生労働省は「被爆者健康手帳」を持つ人の数が、初めて20万人を下回ったと発表した。各県の被爆者でつくる団体の解散も相次ぐ。被爆70年となる明年は”被爆者から直接、体験を聞くことのできる最後の節目”ともいわれる。
 核兵器のない世界の実現へ、戦争を知らない若い世代の体験の継承が、喫緊の課題となっている。
 「最近も、私より年下の被爆者の方が白血病を発症し、亡くなりました」――法要で自らの被爆体験を発表したのは、長崎平和圏の竹田保さん(副圏長)。
 「被爆体験というだけで”その話は聞いたことがある”という顔をする人も少なくありません。しかし、紙一重で生き残った者として、話し続けなければ」と語る。
 爆心地から3・8キロの自宅で被爆した。当時、小学3年生だった。
 先に防空壕に逃げるよう促した母に対し、「そばから離れない」とかたくなに拒んだ。目もくらむような閃光と高温の爆風に、「死」を直感していた。
 周囲には、ガラスが突き刺さり、血だらけになった人が大勢いた。その時は無傷に見えた人も、1週間後には次々と息絶えた。
 その後、63年(同38年)5月、世界平和を目指す創価学会の理念に感銘を受けて入会。「多発性骨髄腫」などの病魔も不屈の信心で乗り越えてきた。
 竹田さんは「原爆は69年経った今も、被爆者を苦しめ続ける残酷な兵器です。断じて核兵器廃絶を成し遂げなければなりません」と強く語った。
 体験発表に先立ち、長崎総県の井上総県青年部長が、核兵器廃絶への青年の意思を結集する決意を。三浦総県長が「平和を願う”長崎の心”を世界へ広げよう」と呼び掛けた。



3、香港・マカオ青年部が大会 共生の哲学を社会へ

 共生の港・香港とマカオで、男子部・女子部の総会が、それぞれ行われた。
 香港男子部の総会(7月13日、香港文化会館)では、馬家明さん、林伸廣さんが体験発表。歯科医の林さんは、診療所を開設するとともに、妻に弘教を実らせた喜びを報告した。張伸城男子部長は「希望の哲学で社会を照らそう」と訴えた。
 香港女子部の総会(同12日、同会館)では、張嘉玲さん、明寶婷さんが、信心を継承し、仏法対話に挑む模様などを生き生きと。蔡少薇女子部長が「”水の如き信心”で幸福の人生を送りましょう」と語った。
 各総会では、呉楚煜理事長が広布後継の大道を歩みゆこうと強調。有志が「誓いの青年よ」を合唱した。
 一方、マカオ男子部の総会(同12日、マカオ文化会館)では、余永揚さんが信心根本に大学の勉強に励む様子を報告し、梁貴民さんが家族を襲った病魔を克服した体験を晴れやかに語った。
 梁汝錦男子部長は「困難は成長のチャンスです。師子王の心を燃やして進もう」と力説。小林武副青年部長の後、李莱徳理事長が「広布新時代の歴史を築こう」と訴えた。
 女子部の総会(同20日、同会館)では、蕭嘉敏女子部長が体験発表。化粧品販売の仕事で実証を示した喜びなどを語った。
 梁頴文副女子部長の後、李黄燕玲婦人部長は「不退の信心で勝利を」と望んだ。



4、静岡でピースフォーラム

  総静岡青年部主催の連続講座「Shizuokaピースフォーラム」が9日、静岡文化会館で開かれた。
 西尾総静岡学生部長の後、学生部の有志が創価学会の対話運動について研究発表した。
 続いて、静岡大学教育学部教授の宇都宮裕章氏が「対話でみがく ことばの力――多文化共生」と題し講演。言葉の奥深さを紹介しつつ、対話によって価値観が異なる両者の相互理解が得られると強調。「若い皆さんは多くの人との対話を通して、対立を乗り越える力を付けてもらいたい」と期待を寄せた。
 三浦総静岡青年部長が謝辞を述べた。



5、今週のことば 


 新たな友好の扉を開く
 爽やかな挨拶を!
 「声仏事を為す」
 心通う交流を重ね
 友情と信頼を広げよう!



6、名字の言  山下画伯は言った。「世界中の爆弾を花火に変えて打ち上げたら、世界から戦争が無くなるのにな」

  近刊の『こども歳時記 母と子で読むにっぽんの四季』(第三文明社)を手にした。本紙18年の連載をもとに、「夏」編から刊行された。今後、秋、冬、春と続くという▼折々の風物詩をテーマに、安井康二さんの愛らしい童画と、橋出たよりさんによる、子ども目線のエッセーが光る。「花火たいかい」では、「わくわくするのに/なんだかちょっとさびしいきもち」と、子どもの繊細な心がつづられる▼童心のままに生き、絵を描いた画家・山下清の代表作の一つに、貼り絵「長岡の花火」がある。七つの大小の花火を見上げる群衆が、精緻に表現された傑作である。新潟・長岡の花火大会は、135年前にその起源があるそうだが、戦後は、戦争被害者の慰霊、恒久平和の思いを込めて打ち上げられてきた。そして2005年以来、中越地震からの復興を願う「フェニックス」(不死鳥)と名づけられた花火が、夜空を彩るようになった▼花火が好きだった山下画伯は言った。「世界中の爆弾を花火に変えて打ち上げたら、世界から戦争が無くなるのにな」(映画「この空の花―長岡花火物語」)▼この夏、親子で花火を楽しむ機会があれば、平和への思いを一夜の大輪に寄せて、子どもの素直な心に語ってみてはどうだろう。(杏)



7、寸鉄

★  創大夏期スクーリングがきょう開講。学びの人は勝利の人。生涯学習の鑑
      ◇
★ 信越が記念月間を躍進!青年の心燃える誉れの友よ。黄金の人材山脈築け
      ◇
★ 学会の墓園は生死不二の楽土。同志の唱題こそが最高の追善。福徳三世に
      ◇
★ 未入会家族の理解に感謝を。身近な支えで広布は伸展。幹部も配慮忘るな
      ◇
★ 帰省ラッシュ。天候に注意し、無理せず油断なく。絶対無事故の賢者の道を



8、社説  前進誓う「教育原点の日」 生命という宝を皆で育む社会に

  子どもたちを取り巻く環境は複雑化・深刻化の一途にある。
 いじめ、不登校、学級崩壊、生命を軽視した重大犯罪。親による育児放棄、虐待も増加する一方だ。社会全体が真剣に立ち向かう挑戦が、今ほど求められている時代はない。
 教育が手段視される社会でなく、子どもの幸福そのものが目的とされる社会への転換を――池田名誉会長が提唱する「教育のための社会」の構築へ、全ての大人が心を合わせて取り組むべき時だ。
 今月3日に開催された、教育本部の茨城県「人間教育実践報告大会」で来賓が語っていた。「問題の中から課題を設定し、その解決を目指して確かなる実践をしている創価学会の教育本部の皆さんこそ、教育界の大きな希望です」(元鹿嶋市教育委員会委員長の谷田川節男氏)
 明後12日に「教育原点の日」を迎える教育本部に、各界から熱い期待が寄せられている。学校教育の最前線で「教育革命」に取り組む姿を紹介する本紙の連載企画「信じ抜く――教育本部が開く未来」への反響も大きい。
 同本部の友は今夏も、教育実践報告大会や夏季研修会を開き教育技術の向上と信心の錬磨を図る。とともに、新発足の「教育サポートセンター」「未来部育成相談室」を通して、壮年・婦人部と青年部が一体で推進する未来部育成を支援する。
 目標は、現場の課題が解決できる一騎当千の教育者である。今月で発表30周年となる名誉会長の「教育の目指すべき道――私の所感」に述べられた、「教師の胸中の一念の中にこそ、青少年の限りない成長も、時代変革の活力も秘められている」との励ましを胸に努力が続く。
 この”教育所感”の呼び掛けを受けて始まった「教育実践記録」も、累計で7万5000事例を突破した。子どもとの実際の関わりの中で積み重ねられた知恵の結晶として、国内外から高い評価が寄せられる。
 名誉会長は、子どもたちが幸福を勝ち取っていく両翼として「自らが価値創造していく力」「他者と結合していく力」を挙げた。大人が自ら学び、向上する社会であってこそ、子どもが身につけられる力であろう。状況が困難な時だからこそ、教育者を社会全体で支えるという視点も忘れてはなるまい。
 生命という何ものにも替え難い無上の宝を育む教育という聖業に、私たちも教育本部の友と手を携えて取り組みたい。その挑戦から、子どもたちが輝く希望の未来が開けるはずだ。



9、今日の発心  兄弟抄 1088㌻
 

御書 心の師とは・なるとも心を師とせざれ(兄弟抄、1088ページ・編689ページ)

通解 わが心に対して師とはなっても、わが心を師としてはならない。. 

【母の病気克服でつかんだ確信】

 自身の弱い心に負け、弱い心を師として従ってはならない、と教えられている御文です。

 私が小学3年生の時に父が他界。母は女手一つで私たちきょうだいを育ててくれました。当初、信仰の必要性を感じていなかった私でしたが、自己中心的な性格に悩むなか、この一節に出合い、女子部や白蓮グループで薫陶を受け、友の幸福を祈れる自分へと変わることができました。
 5年前、母が病にかかり、右胸を全摘出する手術が必要との診断を受けました。それでも、朗々と題目を唱える母。私たち家族は”いよいよ難に立ち向かう時”と、今までにないほどの唱題に挑戦。はじめは”母の病気が回復するように”と祈っていたのが、次第に”家族全員で広布の道を歩み抜きます!”との誓いの題目に変わっていきました。
 同志の唱題にも守られ、手術は成功。学会家族のありがたさと、信心の素晴らしさを実感しました。現在、母は誰よりも元気に学会活動に奔走しています。
 2009年(平成21年)6月、本部幹部会に参加し、池田先生との崩れざる原点を築くことができました。妹も弟も広布の第一線で奮闘しています。感謝を胸に、誓願の祈りで前進してまいります。
沖縄総県女子部教学部長 知念貴子


【社会の情勢】
 

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◆  拉致解決へ理解求める 外相、米国務長官と会談
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◆  三重県に大雨特別警報 強い台風11号が四国・中国縦断
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