2014/8/22(金)の聖教
1、SOKAチャンネルVODに新番組 音楽隊にかける青春
SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)に新番組が追加された。
タイトルは「心揺さぶる希望の旋律~音楽隊にかける青春」。
本年、結成60周年の佳節を迎えた音楽隊は、どんな時も師と共に、同志を鼓舞し、地域を潤す音色を響かせてきた。
各種コンクールでも輝かしい実績を残すなど、いまや全国有数の音楽団体へと発展。しかし、その華やかな活躍の陰には、仕事との両立など、執念の努力があった。
番組では、東日本大震災の被災地で行われた「希望の絆」コンサートの模様や、奮闘する隊員の姿を紹介。信仰を根本に勇気と希望の旋律を奏で続ける“創価の楽雄”の軌跡を追う。
15分。VODが利用できる会館等で、きょうから視聴できる。
2、わが友に贈る
人類の宝である
未来部を育成する
担当者に心から感謝!
皆様こそ新時代の建設を
支える大功労者だ。
3、名字の言 マンホールはなぜ丸いのか。完全な円と円周率。
街で見掛けるマンホールは、なぜ丸いのか。ちゃんと理由があるそうだ▼もし四角形だったら、対角線の長さが一辺の長さより長いため、ちょっとふたをずらすと、重い鉄の塊が穴の中に落ちてしまう。他にも、工事中にコロコロと転がしやすいなど、円の特徴が生かされている▼生活の至る所に円形は見つかるが、どこまで正確な円になるかは、円周率を何桁まで使うかによる。宇宙の旅から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」には、16桁の円周率がプログラムされた。仮に3桁の「3・14」だったら、軌道に15万キロの誤差が生じるという。指輪の工房では3桁、砲丸の工場では10桁、陸上競技場のトラックでは5桁の円周率を使っているそうだ(桜井進著『面白くて眠れなくなる数学』『面白くて眠れなくなる数学プレミアム』PHP研究所)▼完全無欠の円では、円周率は、小数点以下が無限に続く。円という有限のものが、円周率という無限を宿していることは、考えてみれば不思議だ。私たちの信じる妙法の「妙」とは「不思議」という意味であり、「円教」と説かれることを思い起こす▼命には限りがある。その有限の命が秘めた無限の可能性を引き出すのが、信行の実践。壮大な挑戦に生きる人生の幸福をかみしめる。(申)
4、寸鉄
★ SGIの力強く継続的な平和運動こそ宗教者の鑑―博士。人類貢献の潮流
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★ 青年よ、生命力を旺盛にせよ―恩師。世界広布は私から! この気概で挑戦
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★ 全国の受験生、頑張れ! 一日一日、自分に勝つ。努力と執念で栄冠つかめ
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★ 携帯電話、子どもの半数が所有と。巧妙な犯罪は身近に。危機意識高めよ
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★ 被災地の中学生、神戸で会議。「まさかの備え」が重要と。教訓は未来へ
5、羽ばたけ未来へ 英知を磨く創価学園 人格を育む寮・下宿
東京都関西の創価中学・高校では、日本各地や海外から集った寮生(男子)・下宿生(女子)が鍛えの青春を送っている。ここでは、関西校「金星寮」の生活の様子と、東京校の下宿生「栄光会」の中心者・松尾優美さん(高校3年)の声を紹介する。
関西 金星寮の一日 多彩な個性の中で
青々とした山に抱かれた関西創価中学・高校(大阪・交野市)。市街を見渡す小高い場所に金星寮は立つ。約130人が暮らす。
1学期が終わりに近づいた7月のある朝、午前7時。
「起床時間でーす!」
静寂を破る放送。数人の生徒が「おはようございまーす!」と各部屋を回る。眠い目をこすり、寮生たちが出てきた。
「金星の間」で集会。点呼を取り、体調不良者がいないかチェックする。一日の確認事項に「はい!」と返事が起る。最後には全員で寮の指針を暗唱した。
「金星寮 この中より 日本の指導者が 世界の指導者が 合掌」
「紳士たれ」
創立者・池田名誉会長から贈られたものである。毎朝、自覚を新たにする。
食堂で朝食。隣のビクトリー寮の高校野球部員もやってくる。栄養ある食事が育ち盛りを支える。
そして制服に着替え、皆が玄関を出て行った。
放課後──。
クラブなど課外活動がない生徒は、夕食まで思い思いに過ごす。部屋で勉強や読書に励む姿。服を抱えて洗濯場へ向かう姿がある。ラウンジで科学誌を読んだり、チェスを楽しんだり。食堂からはギターやベースの音が聞こえる。
午後7時ごろまでに入浴と夕食をすませ、掃除と夜の集会。やがて2時間の学習時間となり、寮はしんと静まりかえった。廊下には「金星寮 夏の陣」と題するグラフの掲示。この学習時間に加え、どれだけ学んだか競い合っている。
その後は自由時間。部屋でペンを握り続ける受験生、ラウンジで家族に電話する生徒もいる。別の部屋では、クラブや趣味について話が弾む。
多感な年ごろ。将来や人間関係など悩みもある。寮の仲間は相談相手であり、苦楽を分かち合う同志。「いろんな個性がぶつかるから、自分に向き合える。自分が変われるチャンスがある」という。寮は人格と友情育む場である。
金星寮の中心者・西川剛君(高校3年)は「創立者の慈愛に包まれて寮生活を送る中、今は力を付ける時。皆で勉強やクラブなどに頑張り、他人のために行動できる人になっていきたい」と語る。
就寝時間。明かりが消え、一日が終わる。こうして、かけがえのない3年間、6年間が刻まれていく。
生徒が語る「下宿」の魅力
心強い“姉妹”の絆 労苦が尊い財産に
創価高校に合格し、住む下宿が決まった後、私の家に6通の手紙が来ました。
「受験、頑張ったね」「待ってるね」・・・。
私が入る下宿の先輩たち全員からの手紙でした。初めて親元を離れて、知人が誰もいない東京に行く不安の中、本当に心強かったです。
入学当初は、なかなか下宿生活になれませんでした。いろんなルールがあり、実家みたいに自由にできないからです。でも、同じ部屋の先輩は毎日、「きょうは、どうだった?」と優しく気遣ってくれました。私を注意するときでさえ、「あなただったらできるから一緒に頑張ろうね」といってくれます。
今、最高学年となり、私も先輩たちのように後輩を第一に考え、同じ目線に立って、皆を支えてあげたいです。
高校時代から、身の回りのことを自分でやるというのは大変ですが、貴重な経験であり財産です。親のありがたさを身に染みて感じます。
たくさんの励ましをくださる創立者、下宿主の方、支えてくださる皆さんに感謝の思いでいっぱいです。
寝食を共にしながら24時間、創立者のもとで学ぶのが、下宿生「栄光会」の誇りです。学園のそれぞれの場所で輝く栄光会生に、いつも触発を受けています。“姉妹”の絆を強め、何があっても負けない青春を進んでいきます。
6、父子の詩 創立者と育む四季 【5】光る青春の汗
目標に向かって生き生きと
小雨がやんだ東京・創価学園の第1グランド。黙々とタイヤを引いて走る生徒たちがいた。
1989年(平成元年)7月16日、創立者・池田名誉会長が出席して、第22回「栄光祭」が行われた。
終了後、創立者は小学校へ。隣接のグランドで走り込む姿が見える。自主練習中の高校サッカー部員だった。フェンス越しに声を掛ける。
「すごいね。自分が得するね。丈夫になるからね」
記念撮影を提案。横に並ぶ姿を見つめて「皆、いい体格だな」。汗まみれの部員に、清々しい笑顔が光る。
栄光祭だけじゃなく自分たちの激励まで・・・。皆が決意を深め、都大会を躍進した。創立者のもと心身を鍛え抜く精神は、今に受け継がれる。
☆☆☆
各クラブの活躍を喜ぶ創立者。「文武両道の伝統を胸に、皆がそれぞれの目標に向かって、晴れ晴れと生き生きと、自身の成長のために、愛するわが学園の栄光のために、にぎやかに奮闘している」
この夏も数々の全国大会に出場。今月10日、「ディベート甲子園」の表彰式は歓声とどよめきが続いた。
中学校の部・優勝、創価中学校。高校の部・優勝、創価高校。ベストディベーター賞は中学・高校の部とも学園生。ベストコミュニケーション賞は創価中と関西創価高校。次々と贈られる知の栄冠。
創価高校「創価雄弁会」の部長は「正邪を見極め、民衆を守る人材になる──雄弁会は創立者との誓いを果たす場です」と熱を込めた。
きょうも、学園生がクラブ活動に汗を流す。それぞれの決意を胸に秘めて。
7、小説『新・人間革命』第27巻第4章 求道59
別海滞在三日目の十五日、山本伸一の熱は、いくらか下がっていた。
この日は、午後一時前から、釧路圏と道東圏の支部長・婦人部長らが参加し、北海道幹部会が開催された。
幹部会では、出来上がったばかりの、支部長・婦人部長バッジの授与式が行われた。全国で初めてとなる授与である。
このバッジは、支部制発足の際に製作が発表されたもので、桜の花びらのなかに八葉の蓮華がかたどられていた。
伸一は、全支部長・婦人部長待望のバッジを、風雪に耐えながら、求道の炎を燃やしてきた、日本本土の最東端の地で戦う凜々しきリーダーたちに、まず授与しようと、首脳幹部に提案。決定をみたものである。
授与式の折、彼は自ら、代表の背広の襟にバッジをつけた。大拍手が起こった。
伸一は、この極寒の地方で妙法を唱え、弘め、懸命に激励に走るわが同志に、地涌の菩薩の出現を実感していた。その瞳に、濁世を照らす尊貴なる仏の慈光を見る思いがした。
伸一は、別海訪問初日、愛する友に、万感の思いを込めて歌を贈っている。
別海の 天地を走る 友ありき
幸の風をば 共々おくらむ
幹部会のあいさつで彼は、「我等が居住の山谷曠野皆皆常寂光の宝処なり」(御書七三四ページ)の御文を拝して訴えた。
「どこであろうが、私たちが御本尊を持って、広宣流布のために活躍するところは、即常寂光の宝処であり、仏国土となるのであります。したがって環境がどうあれ、自分が今いるところこそ、人間革命、宿命転換の場所であり、仏道修行の道場なのであります。そして、そこが、幸福の実証を示していく舞台なんです。
どうか、今いる場所で勝ってください。信頼の大樹に育ってください。それが、大仏法の正義の証明となるからです」
8、社説 個性を尊重し生かす時代 多様性が社会を豊かにする
――世界には、さまざまな種類の樹木や薬草が茂っている。それぞれに名前が違う。形も異なる。厚い雲が空を覆って大地に雨を降らせ、草木を潤す。草と木は、それぞれの性質に従って生長し、実をつけ、花を咲かせる。
仏教経典には寓意に満ちた譬喩が数多く用いられている。
中でも法華経は、「七譬」と呼ばれる七つの譬えがあり、教えが展開される。冒頭の話もその一つ。「薬草喩品」に説かれる「三草二木の譬え」である。
教えを受ける人々の資質・能力は、もともと、大地の草木のように多様である。仏は、その多様性を十分に理解した上で、雨のように等しく慈悲を注ぎ、自分と同じ境涯に導く――このような趣旨だ。
この譬えに言及した池田名誉会長は、「人間の多様性を認めるところから、仏の説法が出発している」点に着目する。「個性を愛し、個性を喜び、個性を生かそうとする――それが、仏の慈悲であり智慧です」と。
人は皆、それぞれに違う。一人として全く同じ人はいない。だからこそ、その人でなくてはならない個性があり、魅力が光る。役割も生まれる。多様性が豊かさをもたらす。
国や民族、個人の次元に至るまで、「違い」は「対立の因」として捉えられる場合も多い。だが「人間」「生命」という共通項に立てば、多様性と個性を尊重し合う「調和の因」にも転換できるはずだ。
私たちの日常の活動においても、役割や経験、思いの強さ等は一人一人違う。互いに学び、補い合おうとする挑戦の中に人間的な成長はあるものだ。ゆえに、自分から進んで声を掛け、対話する。人から学び、人の魅力を見いだし、たたえる。そういう懐の深さを皆が持ちたい。
創価の連帯は今、世界192カ国・地域に広がる。人種・言語・歴史・文化・風習等、それぞれに異なる人々が支え合い、生き生きと信仰活動に励む。その様子を、ある識者は「現代の奇跡」とも称賛する。発展を続ける欧州の青年リーダーが語っていた。「他者との違いを認め、一人一人の個性を生かし、人生をありのまま輝かせる仏法の哲学、つまり相手を否定しない生き方が共感を得ているのだと思います」
多様性が調和する社会とは、一人一人の個性が豊かに彩る人間の花園ともいえる。個々の差異が社会を輝かせる「彩」となり、平和と共生を創り開く時代へ、創価の人間主義の道を快活に進みたい。
9、今日の発心 経王殿御返事 1124㌻
御書 此の曼荼羅能く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや(経王殿御返事、1124ページ・編569ページ)
通解 この曼荼羅(御本尊)をよくよく信じなさい。南無妙法蓮華経は師子吼のようなものである。どのような病が、障りをなすことができようか。.
【病気克服の体験で同志に激励を】
唱題によって、どんな病にも負けない境涯を築けるとの慈愛の励ましです。
35年前、職場の研修中に突然、体に激痛が走りました。診断の結果は「多発性関節リウマチ」。時を選ばず容赦なく襲ってくる痛みに、歩くこともできない日々が続きました。そんな時、女子部の先輩に教わったのが、この御文です。「あなたには、あなたにしかできない使命がある」――人生に絶望していた私の心に光が差し込みました。
以来、真剣に唱題に挑戦しながら、痛みが和らいだ時は、学会活動に取り組んできました。発症から15年、子どもも産めないと言われていた私でしたが、2人の子宝に恵まれました。今では、元気いっぱい活動できる体になりました。信心を教えてくださった池田先生や同志の皆さま、両親、家族に感謝でいっぱいです。
私の使命は、自身の体験を多くの人に語り、励ましを送ることだと確信しています。わが総区のスローガン「笑顔と和楽の此花区」を胸に、異体同心の団結で、和楽の人材城を築いてまいります。
大阪・此花総区婦人部長 堀部 春代
【社会の情勢】
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