2014/9/21(日)の聖教
1、池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲 「内なる宇宙」の力は無限
春の彼岸から昼が、
秋の彼岸から夜が、
日一日と長くなっていく。
地球の一年の運行の節目である。
大宇宙を貫く
妙法とともに生きる私たちは、
この日を「生命の元旦」
「三世の勝利への出発」
との思いで進んでまいりたい。
万有流転 ---
大宇宙の運行は
瞬時たりとも止まることはない。
万物は
間断なき前進から生まれ出ずる。
前進こそが
宇宙を貫く黄金則なのだ。
あの美しい 満天の星のごとく
勇気に溢れ 希望に溢れ
勝利に溢れゆく
栄光にふさわしき
人間王者の威厳に満ち満ちて
常楽我浄の王宮の扉を開き
笑みを湛えながら
わが人生の流転を進みゆくのだ。
だれもが、
宇宙の無限の力を秘めた
「小宇宙」である。
だから、あの「太陽」も
自分の中にある。
自分の中に 輝く「銀河」もある。
星々をわたりゆく無数の光が、
この胸の中にある。
「内なる宇宙」も無限である。
だから、私は言っておきたい。
どんな悩みがあっても、
君は負けるな!
どんな障害があっても、
夢をあきらめるな!
自分の中の「太陽」を
輝かせて生き抜こう!
1996年(平成8年)6月24日、池田名誉会長はキューバを初訪問した。首都ハバナから望むメキシコ湾は、沈みゆく太陽によって、黄金色に染め上げられていた。
当時、キューバとアメリカは緊張状態にあった。だが、そんな小さな地球上の争いを見下ろすかのように、大宇宙は生命のリズムを、間断なく刻み続けていた。
9月23日は「秋分の日」。太陽が真東から上り、真西に沈む。昼夜の時間がほぼ同じとなり、これから季節は冬へと向かっていく。
仏法は「我即宇宙」「宇宙即我」と説く。一人一人が、かけがえのない宇宙の要素であり、わが生命に宇宙を抱いている。「小我」を破って、「大我」に生きて生き抜いていきたい。偉大なる法、偉大なる師匠とともに----。
2、台湾 澎湖県県政府議会から池田SGI会長に感謝状
台湾の澎湖県政府と同県議会から、池田SGI会長の平和・文化・教育への功績を讃えて、それぞれ感謝状が贈られた。
台湾西部に位置し、風光明媚な観光地として知られる澎湖諸島。
毎年、多くの人々が訪れるこの美しき天地で、台湾SGIの友は「良き市民たれ」とのSGI会長の指針を胸に、地域の灯台として生き生きと社会貢献に取り組んできた。
現在、同諸島の澎湖島では、台湾SGIと同県政府が共催し、絵画展「生命・郷音――洪根深現代画展」を開催(10月15日まで)している。
これは、同島出身の著名な芸術家である洪根深氏の作品を扱ったもので、「社会の底流に光をあて、善なる方向へと導く感動的な作品」(県政府の劉丁乾秘書長)などの声が寄せられている。
さらに、今回の展示会にあわせて、県内の約30カ所の小中学校で”移動美術館”を実施し、地域の子どもたちに芸術と触れ合う機会を提供した。
同展は8月30日、同県馬公市の澎湖生活博物館でオープン。同日の開幕式には県政府の劉秘書長、曾慧香文化局長、澎湖科技大学の王瑩瑋学長らが出席した。席上、SGI会長に対する県政府の「感謝状」が台湾SGIの代表に託され、祝福の拍手が送られた。
あいさつに立った洪根深氏は、台湾SGIと県政府の協力に謝意を述べつつ、「無形の文化、芸術が持つ力は実に巨大なものです。私は(文化運動を進めてきた)池田大作先生の精神、また、そのリーダーシップと運動に対して深い敬意と尊崇の念を抱いております」と語った。
一方、前日の29日には、SGI会長の長年にわたる平和・文化・教育運動を讃え、同県議会から「澎湖の光 感謝状」が贈られた。
県庁舎で行われた式典では、劉陳昭玲議長が感謝状を読み上げ、「わが県の発展と社会の繁栄に対する傑出した貢献に心からの敬意を込めて」と授与理由を伝えた。
3、広島の土砂災害から1カ月 婦人部・女子部が復旧作業に尽力
8月に広島市北部を襲った大規模な土砂災害から1カ月。
被災地には、現在も多くの土砂やがれきが残り、懸命な復旧作業が続けられている。
広島創価学会では、8月に結成した壮年・男子部有志の「かたし隊」に続き、このたび、婦人・女子部の有志による「ひまわりグループ」を結成した。主に被災した家屋の清掃活動などを行っていく。
同グループは19日、安佐南区八木の奥瀧月子さんの自宅へ。土砂で汚れた床下などを清掃した。奥瀧さんは「細かいところまで丁寧に掃除してくださり、本当に助かります。創価家族の支えに感謝し、頑張っていきます」と語った。
4、わが友に贈る
良き友の存在は
人生を豊かにし
喜びを倍加させる。
皆で励まし支え合い
自他共の幸福へ前進!
5、名字の言 左右の手のひらを開き、指先を下から上に向ける――「地涌の菩薩」を表す手話である。
御書講義が始まると、会場の一角で忙しそうに両手を動かし始める人がいた。左右の手のひらを開き、指先を下から上に向ける――「地涌の菩薩」を表す手話である。10本の指は無数の菩薩を意味する。その手話を真剣に見つめてノートをとる、ろうあの受験者たちがいた▼教学部初級試験・青年部教学試験3級に向けた勉強会の一こまである。聴覚に障がいのある人々のグループ「妙音会」の担当者が1時間以上、通訳し続けた▼「自受用報身如来」など、手話で表現しづらい仏法用語も多い。どう伝えるか。さらに今後の勉強会の日程をどうするか。講義後も地元の幹部たちと相談が続いた▼別のある地域では、フィリピン出身の男子部員が挑戦中だ。日本語の会話は得意だが漢字が苦手という。「任用試験は何とか受かったが、3級は難しいです」と苦笑い。英文御書の「開目抄」や「撰時抄」などに線を引いて意味を確かめながら、教材と格闘している。勉強の面倒を見る男子部の部長は「私たちのほうが勉強になります」と語る▼障がいや言葉の壁を超えて仏法を学ぶ。「一人のため」に、皆であれこれ知恵を絞って学び合う。この姿そのものが”信心の勝利者”に他ならないと感じた。試験まであと1週間。全力の応援を続けたい。(寅)
6、寸鉄
★ 学会には躍動感と想像力溢れる健全な世界観が―博士。希望の社会へ邁進
◇
★ 国連の「国際平和デー」民衆の力で不戦世紀を!192カ国・地域の友が先駆
◇
★ 「慈無くして詐り親しむは是れ彼が怨なり」仏典。正義を言い切るのが慈悲
◇
★ 何でも相談できる先輩を持て―恩師。善知識は宝。向上と成長の道朗らかに
◇
★ 情報漏洩被害、4割超が「メール誤送信」原因と。慣れを排し細心の注意を
7、SGI会長の初訪ソ40周年 ロシアSGI結成20周年 極東支部が躍進!(作業中)
8、社説 23日は少年少女部の日 子どもの「生きる力」を育もう
「『ありのまま』に悩み、祈り、また胸をはって挑戦していく――そうすることで、自分の心がみがかれる。心の中の宝物が光っていく。きみの、あなたの『いいところ』が、必ず見えてくるのです」――池田名誉会長は「少年少女きぼう新聞」今月号の連載で語り掛けた。
明後23日は、「少年少女部」の結成記念日。1965年(昭和40年)のこの日、同部は高・中等部に続いて誕生した。高・中・少の未来部は、名誉会長の”手作りの組織”である。
当時、未来部を結成した趣旨について、名誉会長は「大勢の先輩、よき相談相手が周囲にいれば、安心して自分の人生行路を決めていくことができる。若芽が未来に、スクスクと伸びゆくための応援をしていくこと」と述べている。
確かに、実際の人生行路は、平坦ではないだろう。「子どもの貧困」が社会問題となっている昨今では、過酷な現実のただ中に、どれほど多くの子どもたちが立ちすくんでいるか計り知れない。
だからこそ、現代の子どもたちには、何があってもたくましく「生き抜く力」を身に付けてほしい。また、そのために惜しみなく支援するのが、大人の責務であろう。
”人類の教育者”ペスタロッチの研究で著名な黒澤英典・武蔵大学名誉教授がかつて、本紙「文化」欄で語った視点は示唆に富む。氏の調査によれば、子どもたちの「居場所」づくりではなく、彼らが主人公として必要とされる場所=「要場所」づくりに取り組んでいる地域では、子どもの「生きる力」を育む地域の教育力が明らかに上がった、という。
実際、未来部でも高・中・少合同の部員会を行う際、年長の高等部員を中心に、子どもたちが主体的に企画・運営している地域には、人材育成の力強い流れが生まれている。先の論考とも符合しており、興味深い。
相手の限りない可能性を信じ抜き、生命を触発する温かい関わりを粘り強く続ける「学会精神」は、あらゆる人材育成の根幹に通じるのだ。老いも若きも、だれもが、それぞれの持ち味と知恵を存分に発揮し、どうすれば子どもたち一人一人が「生き抜く力」を自ら育んでいけるかと考え、新たな挑戦を起こしたい。
本年新設された各地の未来本部長、また未来部長を中心に、わが地域における”新しい未来部育成の歴史”を築きゆく、実り多い秋としたい。
9、今日の発心 四条金吾殿御返事、1192 ㌻
御書 ただ心こそ大切なれ(四条金吾殿御返事、1192ページ・編1219ページ)
通解 ただ心こそ大切である。.
【変毒為薬し使命の道を前進】
強盛に大信力を出す、その信心の一念がなにより大切である、と教えられています。
1987年(昭和62年)の中部総会の席上、池田先生は「皆さま方は、心の『不定』の人ではなく、使命の道に『心定めた』人であっていただきたい」と指導されました。この時、”師と共に使命の道を”と誓ったことは、生涯忘れません。
生死にかかわる母の事故や父、義父の病など、さまざまな宿業の嵐に遭いましたが、同志の励ましに支えられ、乗り越えてきました。
しかし、今度は自身の病が判明し、目の前が真っ暗に。「心が負けたらいけないよ」との先輩の激励に奮い立ち、この御文と師との原点を思い起こしながら奮闘しました。諸天にも守られ、今では、発病前よりも元気になり、悩みを抱える同志に心から寄り添えるようになりました。この病気がたくさんのことを教えてくれたのだと、感謝でいっぱいです。
2人の息子も世界広布へと羽ばたき、後継の道を走っています。
本年は、高熱を押して先生が参加された中部幹部会(会場・刈谷市体育館)から45年。”今こそ、先生・奥様に恩返しを”との思いで、三河創価県の同志と共に、創立100周年を目指し、幸福拡大の人生を歩んでまいります。
愛知・三河創価県婦人部長 清水陽子
【社会の情勢】
◆ 世界経済の現状点検 成長目標めぐり議論 G20財務総会議
◆ 生物多様性の認知度低下 「聞いたことない」過半数
◆ 安保理が非難声明 対イスラム国で結集要請
◆ 広島土砂災害1か月 追悼行事 犠牲者の冥福祈る