2014/10/15(水)の聖教
1、日蓮大聖人御入滅の日 各地で法要
「日蓮大聖人御入滅の日」の勤行法要が、13日を中心に各地で行われた。
これは、1282年(弘安5年)10月13日の大聖人の「御入滅の日」、また1279年(同2年)10月12日の「大御本尊御図顕の日」の意義をとどめたものである。
開目抄に、「山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非に非をますべし」(御書202㌻)としたためられているように、大聖人は、紛然と競い起こる三障四魔、三類の強敵との大闘争の中で、全民衆の幸福を願い、広宣流布の大道を切り開かれた。
原田会長は13日、東京・三鷹平和会館での法要に出席。厳粛に勤行・唱題を行い、末法の御本仏への報恩感謝と世界広布の誓願、そして全同志の幸福と勝利を深く祈念した。
◇
法要に引き続き開催された10・14「三鷹王者区の日」記念の総会では、濱辺・武蔵野総区長、清水優子区女子部長、外立秀世同男子部長があいさつ。
大山順一さんの体験発表に続き、井出均区長、斉藤康子同婦人部長が「異体同心の団結で、勇んで対話に挑戦を」と呼び掛けた。
江藤雅樹さん・しのぶさん夫妻がピアノとバイオリンで「母」などを演奏した後、原田会長は、恩師・戸田第2代会長の大願のままに、仏法を基調とした平和・文化・教育の連帯を世界に広げてきた池田名誉会長の行動に言及。「今こそ師弟の心を燃やし、『行学の二道』の実践で、わが地域に模範の創価城を」と念願した。
2、埼玉で全国人間教育実践報告大会
第36回「全国人間教育実践報告大会」(主催=創価学会教育本部、後援=埼玉新聞社、テレビ埼玉、牧口記念教育基金会)が12日、埼玉文化会館で開催された。
テーマは「『教育のための社会』へ――太陽の励ましで いのち輝け 未来の宝」。
池田名誉会長はメッセージを寄せ、創価教育の主眼は、自分の力で幸福を勝ち開きゆく人間を育てることにあると言及。「現実社会を生き抜く勇気の力、知恵の力、忍耐の力、立ち上がる力を育む。これほどの聖業はありません」と述べ、若き生命に慈愛の陽光を降り注ぐ〝太陽の教育者〟にと念願した。
大会では高梨教育本部長に続き、代表4人が登壇。板橋恭子さん(北海道・高校教諭)、荒井隆一さん(兵庫・小学校教諭)、稲垣薫さん(静岡・発達障害児支援教室代表)、西宮俊明さん(埼玉・高校校長)が、幾多の困難を越えて、子どもたちの笑顔と「生きる力」を輝かせた教育実践を報告した。
中井総埼玉長があいさつした。
来賓の黒澤英典・武蔵大学名誉教授は「子どもたちの無限の可能性を見いだす、こうした実践の数々が、日本の教育現場を照らす希望の光となっていくことを期待します」と語っていた。
3、わが友に贈る
新入会のメンバーは
皆が偉大な使命の人。
必ず広布の大人材に!
深き祈りを根本に
温かな励ましを送ろう!
4、名字の言 いかに「現場」の人々が誇りをもって活動できるか。
今月、開業50周年を迎えた新幹線で、近年注目を集めるのが、車両清掃に携わるJR東日本のグループ会社のスタッフだ。東京駅での折り返し時間は12分。そのうち清掃に割ける時間は7分しかない。その間に、トイレ掃除やゴミ出しも含め、完璧に仕上げる▼経営陣が、業務の改革に立ち上がったのは数年前。鍵は、最前線の社員のやりがいを、いかに高めるかであった。小集団活動や従業員提案活動に取り組み、帽子に桜の花をつけたり、サンタクロースの格好で登場するアイデアも、現場から生まれた▼「強い現場、輝く現場に共通するのは、自主性、自発性、自律性です」。挑戦の過程を取材した遠藤功氏はつづる(『新幹線お掃除の天使たち』あさ出版)▼今、企業経営の焦点の一つが「ダイバーシティー」。多様性を受け入れることで、刻々と変わる経済環境に対応する戦略をいう。今や官僚主義による組織の硬直化は即、市場からの退場を余儀なくされる時代だ▼いかに「現場」の人々が誇りをもって活動できるか。最前線の知恵を、いかに素早く全体の方針に反映できるかが、運動の盛衰を決しよう。いずれも学会で、池田名誉会長が徹底して心を砕き、実践してきたことだ。その精神を継ぎ、生かす中に、広布の未来もある。(明)
5、寸鉄
★ 会長の哲学は人生の幸福と成功の源―台湾学者。未来を開く知恵がここに
★ 常勝の要「兵庫の日」。世界に燦たる人材の宝庫。わが勝利史を堂々と綴れ
★ 「信心の厚薄による」御書信強き題目で仏力・法力が涌現。執念の祈りこそ
★ 新聞週間が開始。本紙の愛読と拡大に深く感謝。正義の言論戦をいよいよ
★ 上司に求めるもの1位は「指導力」―調査。明快な方針と率先の姿に信頼が
6、社説 広布50周年のフィリピン 〝東洋の宝石〟に広がる人間主義
今年、広布50周年のフィリピン。先般、友にとって格別の喜びとなる行事が行われた。
同国の名門イースト大学から池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に贈られた名誉博士号の授与式(9月30日)、ならびにマニラ国際平和会館の開館式(10月2日)である。
「創価の人間主義」に対する共感が大きく広がっていることの証しだろう。
イースト大学マニラ校のサンチャゴ学長は、「学生の交流など教育に力を注ぐ池田博士の行動を通して、平和実現の道を教えてもらった」としみじみと。
また、開館式に来賓として訪れたマニラ首都圏開発省のトレンティーノ長官は、「池田博士の思想を広げる拠点が完成してうれしい。環境問題の解決のためには、博士の思想が欠かせない」と語った。
経済発展の一方に横たわる環境問題は、同国の喫緊の課題。その現状を受け、新会館で環境展示「希望の種子」展が始まり、学生部有志の解説による観賞会も併せて行われた。
この日を目指し、1カ月前から勉強会を重ねた学生部の友。同長官やマニラ前市長、最高裁元長官らを前に、仏法の依正不二の哲学や一人から始める行動の大切さなどをよどみなく語っていく。その真剣さに引き込まれ、展示パネルを一枚一枚、丹念に見つめる来賓たち。
共生の哲学を宣揚したいとの若人のやみがたい情熱こそ、共感の輪を広げる源泉――それを印象づける一幕となった。
新宝城の完成へ唱題の波を広げた婦人部、そして、壮年部の友も大歓喜の笑顔に包まれた。中でも、イースト大学の卒業生であるチュア壮年部長は、母校の栄誉が師に贈られたことと、新宝城の誕生という二つの喜びをかみしめていた。
チュア壮年部長の原点は、SGI会長が同国を初めて公式訪問した1991年の出会い。想像と異なる指導者像に驚いた。
「上から見るのでなく、皆と対等に接し、真心で包み込む池田先生の振る舞いに、真の平等、真の同志のあり方を、教えていただいたのです」
昨年、壮年部長に就任して以来、師の大誠実の姿を思い、自ら訪問激励に、友好拡大にと走る。「チュアさんの率先垂範で壮年部が変わった」と、今、誰もが賛嘆する。
師の哲理と行動を胸に刻み、母国の繁栄と世界の共生へと行動する弟子たち。そこから広がる触発の波――。「世界広布の方程式」が、東洋の宝石・フィリピンの大地にも輝く。
7、今日の発心 日女御前御返事、1244㌻ 【大願に燃え師弟の天地を走る】
御書 此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり(日女御前御返事、1244㌻・編1024㌻)
通解 この御本尊を決して他の所に求めてはならない。ただわれら衆生が法華経(御本尊)を持って南無妙法蓮華経と唱える、胸中の肉団におられるのである。これを「九識心王真如の都」というのである。.
御本尊は別のどこかにあるのではなく、南無妙法蓮華経と唱える自身の胸中にある、と仰せです。
高等部の研修会でこの御文を学び、御本尊根本に、師匠と共に広布の道を歩み抜くことを誓いました。
苦労して大学に進学し、学生時代は同志と共に弘教に奔走。卒業後は、開学間もない創価大学に勤め、大学建設に携わりました。創大生を励まされる池田先生の姿を忘れることはできません。
青梅市と奥多摩町からなる青梅牧口区は、本年、氷川での水滸会野外研修から60周年、また、氷川池田青年研修塾への先生の2度目の訪問から30周年です。地元・奥多摩支部の同志を筆頭に、折伏のうねりが大きく広がっています。
先生・奥様と共に戦える感謝を胸に、総区新聞長としても師弟の天地を走る毎日です。学会歌「誓いの青年よ」の歌詞の通り、広布大願に生き抜いていきます。
東京・青梅牧口区本部長 中本喜万
【社会の情勢】
◆ 土砂災害防止法 改正案を閣議決定 調査結果の公表 政府
◆ 秘密保護法 12月10日施行 運用基準55項目を列挙
◆ 原子力防災 新組織が発足 内閣府
◆ JA全農 飼料用米3倍に
◆ アジア欧州の対話強化 あすからASEAN首脳会議