2014/10 /20(月)の聖教
1、創価グロリア吹奏楽団 関西吹奏楽団 吹奏楽コンクール全国大会で金賞
創価グロリア吹奏楽団 関西吹奏楽団
吹奏楽コンクール全国大会で金賞
音楽隊結成60周年を“日本一”で荘厳
音楽隊の創価グロリア吹奏楽団と関西吹奏楽団が19日、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあで開かれた第62回「全日本吹奏楽コンクール」(主催=全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社)の「職場・一般の部」に出場。そろって堂々の「金賞」に輝き、同隊結成60周年の佳節を“日本一”の栄冠で飾った。
本年、若い団員が主力となった両楽団。ともに、かつてない弘教拡大を成し遂げ、全国の舞台に臨んだ。
前半の部で熱演した東京代表の創価グロリア吹奏楽団。中村睦郎氏の指揮で、バレエ音楽「中国の不思議な役人」(B・バルトーク作曲、小澤俊朗編曲)等を壮麗に。
病魔と闘う友、経済苦に負けず学業やアルバイトなど何重にも奮闘する友も。太田照明楽団長は「全員が信心の戦いで勝ち取った栄光です!」と語った。
関西代表の関西吹奏楽団は、後半の部に出演。伊勢敏之氏の指揮で「三つのジャポニスム」(真島俊夫作曲)等を鮮烈に奏でた。
師弟直結の祈りを根本に進む同楽団。人生初の折伏を成就した友、職場で見事な実証を示した友もいた。
吉村陽一楽団長は瞳を光らせた。「師匠と全同志に勝利の報告ができ、感無量です。これからも常勝の調べを奏でます!」
2、今週のことば
広宣流布は
「励まし社会」の創造。
足を運び 耳を傾け
心を結ぶ訪問激励を!
地道こそ勝利の力なり。
3、名字の言 21日まで新聞週間。19日は「新聞配達の日・新聞少年の日」だった。
東日本大震災が起き、地域の体育館に避難した母と息子は、眠れぬ夜を過ごしていた。停電で街中が真っ暗闇の早朝、ライトをつけた自転車が近づいてきた。学会の同志だった。「あなたたちが、ここにいると聞いたから」▼籠の中の聖教新聞を手渡されると、母は感極まって新聞を抱き締めた。息子の男子部員が当時を語る。「涙する母の姿を見て、〝ここから立ち上がる!〟と勇気が湧きました」▼震災発生以来、本紙は、被災地の読者に希望を送ろうと努めてきた。無冠の友(本紙配達員)らにとっても、その努力の〝最終走者〟として日々、携わる使命感が、大きな支えとなった。無冠の友の壮年部員は、震災から程なく、配達再開の知らせを聞くや、避難先から故郷に飛んで帰った。「東北復興を願い、励ましを送ってくれる師や同志。その真心をビンビン感じる新聞を、自分の手で配れる感動と感謝が、私の復興前進の力です」▼21日まで新聞週間。19日は「新聞配達の日・新聞少年の日」だった。日刊紙の配達は、月々日々の、陰に徹する尊い労作業である▼本年の同週間の代表標語は「ふるさとが 元気と知った 今日の記事」。皆が待ち望む「新生・東北」の希望を、無冠の友と共に、これからも届けていきたい。(白)
4、寸鉄
★ 会長は「行動の人」ゆえ真のリーダー―識者。言葉より実行。そこに共感が
★ きょう広島の日。生命尊厳の平和哲学を地域へ。誠実な対話が宝土を築く
★ 「碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ」。指導を求める姿に成長あり。日々学びを
★ リサイクルの日。循環社会へ意識改革。一人一人の努力が時代を変えゆく
★ 不登校の小中学生が増。子の変化を見逃さず。まず心に寄り添うことから
5、わが町わが誇り 北九州 門司 広布の総仕上げを君に託す
関門橋、関門トンネルで本州と結ばれた北九州市門司区は、九州の玄関口である。
池田名誉会長も、幾たびか、関門海峡を渡って、広布の足跡を刻んできた。
北九州での激励は14度。門司市を訪れたのは1966年(昭和41年)10月15日だった。
北九州は明治以来根鉄鋼、化学などの工場が集積する工業地帯。労働組合の勢力が強く、文字の同志は、無理解や誤解ゆえの厳しい弾圧にさらされていた。北海道の夕張炭鉱事件等と似た構図である。
その波浪の中で決まった、名誉会長の門司訪問だった。
北九州の代表との記念撮影が行われることになったが、よく利用していた地区の会場がすべて予定で埋まっていて、門司区の大里体育館(当時)に白羽の矢が立ったのだ。
名誉会長は班長・班担当員、男女青年部ら5300人と記念撮影。ここから、激戦を勝ち続ける、門司の伝統は築かれたのである。
――撮影は15日午後2時半過ぎから22回、3時間にわたって続いた。撮影の合間も、他のどの会場でもそうであったように、名誉会長の激励は休むことがない。
門司に赴く前にも10月8、9、12、13日と、首都圏で記念撮影に出席していた。翌16日にも福岡の飯塚市、福岡市で撮影会に臨んでいる。
疲労が重なっていたことは、想像にかたくない。それでも、友に会えば励ましの声をかけずにはいられなかった。
壮年には、一家の柱として「人生を悠々と闊歩し、人間革命、生活革命を」と。
婦人には「純真な信心と聡明な生き方で、一家の幸せを勝ち取ってください」。
そして青年には「きょう集まった北九州の諸君で、広布の総仕上げをやり切ることを誓い合っていただきたい」。
班担当員として参加した松本八千代さん(区婦人部主事)は、はじめて聞く名誉会長の肉声を「胸の奥に、どんどん入っていくようでした」と振り返る。
「皆、立ち上がろうじゃないか! 幸せになろう。実証を示そうよ!」。力強い声が、今も胸に響いてくる。
“そうだ!”――その日から八千代さんは、門司広布に本格的に立ち上がった。当時、班長だった夫の将太さん(故人)は後に学会の門司区長に。長男・正さんは副会長として友の激励に尽くす。
“先生の姿をひと目でも”――あの日、撮影の対象者ではない友も、体育館を遠巻きにして見つめていた。
当時の体育館の付近には田畑が残っていた。そのあぜ道の脇で“待機”していた一人が、長谷雄恵美子さん(支部副婦人部長)。
ところが、待てど暮らせど名誉会長の姿が見えない。実は、長谷雄さんたちには見えない入口から、場内に入り、撮影は進んでいたのだ。
夕飯時になり、長谷雄さんがあきらめて、買い物に戻ろうかと思った時である。
運営役員がやってきて「どうぞこちらへ」。名誉会長が、屋外で待っている友を、招き入れてくれたのだ。
最前列で記念撮影に納まった長谷雄さん。服は普段着のままだったる撮影が終わると、他の参加者と一緒に、名誉会長に駆け寄った。
名誉会長は握手に応じてくれた。そして強く言った。
「幸せになるんだよ! この信心は間違いないからね。絶対に持ち続けるんだよ」
「ハイ!」。長谷雄さんは、大きな声で返事をしていた。この日が転機となった。
2年後に夫の信之さん(地区幹事)も入会。夫妻で、住まいのある団地で友好を広げ、昨年には近隣の友にも弘教も実った。「先生と約束した通り、幸せになりました。これからも先生と、学会と共に」と、長谷雄さんの笑顔が輝いた。
砥上秀郎さん(副県長)は撮影当時、男子部の部隊長。場外誘導の役員として、陰に徹していた。
撮影が終わるころ、「集合!」の合図。役員を呼んでくれたのは名誉会長だった。
そのまま22回目、最後の撮影となった。
青年を思う師匠の心に「胸が熱くなりました」。
門司生まれ、門司育ちの砥上さんは以来、故郷を離れることなく、学会の区長も歴任してきた。
区長時代の2001年(平成13年)、名誉会長から一冊のスピーチ集が届く。
表紙の扉に、赤いペンで、名誉会長の字が躍っていた。
「祈 門司広宣流布」
師匠から門司の全同志にあてた「希望」と「共戦」の心の結晶だと、砥上さんは感じられてならない。
原点の記念撮影から48年。門司共戦区、門司希望区の友は、報恩の誓いとともに、栄光へ出発する!
6、民音創立の日に寄せて 小林敬泰 民音代表理事 音楽文化で心を結び世界を結ぶ (作業中)
7、座談会 世界広布新時代の旭日(87) 10月24日は不屈の太陽「社会部の日」
職場でなくてはならない人に
誠実と忍耐が信頼を生む
川原社会部長 24日は仏法即社会の実践者「社会部の日」です。今、社会部員と語り合う中で、職場の人間関係で課題を抱えている方が少なくないと感じます。
吉井女子部長 社会部員だけでなく、働く全ての人に共通する悩みだと思います。
橋元青年部長 激しい競争社会ゆえに、他人を思う余裕がなくなっているのかもしれませんね。
原田会長 しかし、苦境の時、大変な時こそ、“勝負の分かれ目”です。「仏法は体のごとし世間はかげのごとし体曲れば影ななめなり」(御書992ページ)との御金言通り、信心根本に挑み抜けば、必ず打開することができます。
川原 「社会部の日」記念の首都圏大会で活動報告をされた方もそうでした。“絶対に信心で勝ってみせる!”と決意し、学会活動から一歩も引かず、折伏にも挑戦した結果、環境が大きく変わっていったという体験でした。
原田 「朝晩の勤行・唱題で学会活動と仕事の目標を明確に祈りました!」と語っていた姿が印象的で、ここにこそ、勝利への道があると確信します。
学会から離れない
竹岡男子部長 仕事と学会活動の両立――これも皆がぶつかる悩みです。
橋元 池田先生は言われました。「職場で実証を示し、なくてはならない人になることが大事です。同時に、創価学会の組織こそ、自分が根を張る大地であると、心を定めることです。人間的成長を図り、幸福境涯を築いていくための養分は、学会という大地から吸い上げていく以外にありません。したがって、何があっても、学会の組織から離れないことが肝要です」と。
竹岡 もちろん、“会合に出たい! 学会活動がしたい!”と思っても、十分に動けない時もあります。しかし大切なことは“忙しいから仕方がない”と、諦めてしまわないことです。
原田 「仕事が忙しく、会合に出られない時こそ、“必ず、活動に参加できるようになろう”と、心に決めるんです。その一念が成長につながっていくし、やがて事態を変えていく力になっていきます。そして、一生懸命に、御書をはじめ、『聖教新聞』などを読み、学会活動できるように真剣に唱題するんです。また、少しでも時間を見つけては、同志と会い、広宣流布への決意を新たにしていくことが大切です」とも先生は言われています。
橋元 忙しい時こそ、時間を作り、同志と会うことですね。そこから、勇気と活力も生まれるものです。
杉原社会部女性部長 大手製紙会社で広報室の中心として活躍する婦人部員がいます。普段の会合に参加することはなかなかできません。激務の最中には、休憩時間に、更衣室で一人、聖教新聞を読んでは、元気を取り戻していたそうです。
吉井 聖教新聞が孤軍奮闘する同志への“最大の味方”となったわけですね。
杉原 やがて職場で良き理解者にも巡り合い、学会の組織でも温かな応援を受け、白ゆり長に。8月に、見事にご主人と共に義母への弘教を果たし、現在も“職場でなくてはならない人”として輝いています。
“負けじ魂”で奮闘
竹岡 また、自分の希望と違う職場で働くことに悩む方も多くいます。
川原 仕事は生きていくために不可欠です。たとえ、思い通りでなくても、生活の足元を固める上で我慢することは必要です。
原田 先生も「太閤秀吉だって、最初は草履取りだったではありませんか。そのなかで一つ一つ信頼を勝ち取っていった。千里の道も一歩からです」と言われ、「ともかく、“広宣流布の使命を果たしていくために仕事を与えてください。道を開いてください”と、しっかり祈っていくんです。広宣流布につながる祈りは、仏・菩薩の祈りであり、その真剣な唱題が大宇宙をも動かしていきます」と指導されています。
吉井 創価女子短期大学を卒業後、大手建設会社に就職した女子部員がいます。配属は現場事務員。作業現場で、年配の職人さんたちと一緒に、汗を流す日々が始まります。
杉原 20歳の女性には、大変な環境だったと思います。それでも、創価の負けじ魂で彼女は奮闘します。
吉井 学会について無理解な発言をする職人さんもいたそうです。しかし、彼女は根気強く対話を重ね、その壮年は、聖教新聞を読むようになりました。さらに信頼を積み重ね、何と、その方は今回、会友として、任用試験への挑戦を決意されています。
杉原 誠実に努力を続けてきた彼女を、上司も高く評価し、昨年には、異例の本社秘書に抜てきされ、学会の組織にあっても、区女子部長として生き生きと躍動しています。
川原 秘書といえば、社会部員の中には、その重責を担う方も多くいます。懸命に勉強を重ね、会社のために誠意をもって仕事に取り組む姿勢を間近で見て、「あなたがなぜ、いつもそんなに輝いているのか。その原動力が知りたい」と学会の座談会に参加を希望される役員の話も多く聞きます。
杉原 辛抱強く耐え抜く中で、才能は開花します。現在、大手企業の役員や銀行の支店長を務める女性社会部員も誕生していますが、皆が口々に「忍耐強く努力したことが今、生きています」と語っています。
原田 日本の多くの企業のトップが、創価の友の活躍に目を見張る時代が到来しています。「社会で勝利! 人生で勝利! 不屈の太陽たれ! 我らは広布の賢者なり」とのスローガンのままに、不屈の魂で、さらに活躍されることを深く念願しています。
8、社説 学生のグローバルな行動に期待 大学祭が各地で開催
文部科学省は先月、日本の高等教育の国際競争力を強化するため、大学における国際化の取り組みを促す「スーパーグローバル大学創成支援事業」の対象に、東京大学、京都大学、創価大学など37大学を選んだと発表した。
この事業は、世界の大学ランキングの100位以内に、10大学以上をランクインさせるとの、政府の教育再生実行会議の提言を受けたもの。100位以内を目指す力のある大学を支援する「トップ型」に13大学を選定。また、これまでの実績をもとに、グローバル化をリードしゆく大学を支援する「グローバル化けん引型」に24大学が採択された。今後10年間、対象の大学には財政支援が施される。
大学教育は、日本の行方を左右する。グローバル時代にふさわしい人材の輩出に向けて、各大学の取り組みに期待したい。
一方、各地の大学キャンパスでは今、大学祭がたけなわだ。
学生部の友も、パネル展示や講演会を開催。仏法哲学を基調とする平和・文化・教育活動に励んでいる。今年、学会青年部は、キャンペーン「SOKAグローバルアクション」の一環として、「震災意識調査」「平和意識調査」等を実施した。その経験を生かし、核兵器廃絶や東日本大震災からの復興をテーマに、展示・講演会を企画するメンバーもいる。
とりわけ今年は、東アジア情勢が混迷するなか、日中・日韓をはじめ、日本とアジアの国々との友好を訴える企画も多い。同じキャンパスで学ぶ、アジア各国からの留学生との交流イベントも開催される。
中国人留学生との交流会を主催する学生部員は語った。
「最初は外国人というだけで敬遠しがちでした。けれど、国家や人種といった大きな枠組みで人を見るのではなく、人格や個人に目を向けるという視点を大切にすれば、友好関係を築く方法も見えてくる、ということに気付きました」
今年は、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長の中国・ロシア初訪問から40周年の節目――“民間外交”を推進し続けたSGI会長は常々、地球的視野で考え、その発想を基盤に、身近な地域で行動を起こすことの重要性を訴えている。
国家・国際間の課題解決への方途について、キャンパス内の身近な友人と語り合い、信頼と友情を育む学生部員たち。こうした学生の主体性を生かすことが、大学教育のグローバル化の鍵となるにちがいない。
9、今日の発心 立正安国論、26㌻ 【師の指針胸に地域で実証示す】
御書 蒼蠅驥尾に附して万里を渡り碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ(立正安国論、26ページ・編163ページ)
通解 小さな青バエも駿馬の尾につかまって万里を行くことができ、葛は大きな松の木にかかって千尋に伸びることができる。 .
小さい存在であっても、妙法を信じ、広布に邁進することで、大きく境涯革命できると仰せです。
ひたむきな信心を貫く両親のもと、学会の庭で育ちました。1982年(昭和57年)5月、池田先生・奥様が諫早文化会館を訪問。白蓮グループとしてお迎えしたことは生涯の金の思い出です。その時の先生の「強くなれ!」との指針を胸に刻んでいます。女子部時代、なかなか折伏ができず悩みましたが、先輩の励ましを受け、諦めずに祈りきり、弘教を実らせることができました。
学会の反転攻勢の有縁の地となった大村で婦人部としてスタート。地域に実証を示そうとPTAや地域の役員等を夫婦で引き受け、地元紙にその活動が掲載されたこともありました。15年前には、自身にがんの疑いが。3年前には、主人の腎臓がんが判明しましたが、同志の皆さまの祈りに包まれ、手術は成功し、仕事にも復帰できました。感謝は尽きません。
3人の娘は使命の地で仕事に、学会活動にと奮闘。長男は、創価大学で学んでいます。世界広布新時代の今、後継の青年部を育成し、師弟の誓いを胸に使命を果たしてまいります。
長崎池田県婦人部長 佐藤 正代
【社会の情勢】
◆ 富士山噴火で防災訓練 国と3県初の合同
◆ 復旧進み街づくりへ 広島土砂災害から2か月
◆ ガス価格、ロシアと合意 ウクライナ大統領発表
◆ マウス内で省庁へ成長 ESP細胞とiPS利用 難病治療開発に期待