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2014/9/13(土)の聖教

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2014/9/13(土)の聖教


1、ブラジル音楽隊・鼓笛隊が9月7日独立記念日を慶祝

  ブラジルの独立記念日を迎えた7日(現地時間)、全土で祝賀行事が行われた。
 ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の「タイヨウ音楽隊」と「ノーヴァ・エラ鼓笛隊」は各地からの要請を受け、23都市30会場で約2700人がパレードに出演。圧巻の演奏に市民から喝采が送られた。
 パラナ州ロンドリーナ市では、音楽隊・鼓笛隊ともに30年連続の参加。今では〝ソウカガッカイ〟の名を知らない人はいないほどの人気ぶりである。
 「昔を思えば、夢のようです」と、草創の友は口を揃える。かつてブラジルSGIには冬の時代があった。
 ちょうど40年前の1974年3月、訪伯予定の池田SGI会長に入国ビザが下りず、訪問は幻に終わる。当時は軍事政権下で、言論・思想の統制などが行われていた時代。学会への誤解と偏見が渦巻いていたのだ。
 ブラジルの友は立ち上がった。「文化運動を通して、創価の平和哲学への理解を広げよう」と。
 音楽隊・鼓笛隊が全土で活躍し、学会への信頼が生まれた。そして84年2月、SGI会長の3度目の訪伯が実現したのである。
 ジョージ・ハンダ音楽隊長、プリシラ・クラハヤシ鼓笛部長は笑顔で語る。「明年はブラジル広布55周年、明後2016年にはリオデジャネイロ五輪を迎えます。世界平和の新時代を開くマーチを、このブラジルから高らかに響かせます!」



2、アメリカ創価大学が全米大学ランキングで上位に 奨学金の充実度と教育水準で5位

 アメリカ創価大学(SUA)が、米時事解説誌「USニューズ・アンド・ワールド・リポート」の全米大学ランキング(9月発表)で、昨年に続き上位に選ばれた。
 SUAは約250校の「全国リベラルアーツ(一般教養)大学」部門で総合41位。西海岸(カリフォルニア州など)では7位となった。
 一方、奨学金の充実度と教育水準を審査する「ベスト・バリュー・スクールズ」部門では、リベラルアーツ大学の5位に。同部門で上位10校にランクインした他大学は、いずれも創立100年を超え、リベラルアーツ大学として全米を代表する名門校ばかりだ。
 さらにSUAは、リベラルアーツ大学の中で、米国外からの留学生の割合で1位、人種の多様性(留学生を除く)で5位に入った。
 また、米オンライン出版「カレッジ・チョイス」による、全米の大学を対象とした「新1年生が最も幸せな大学」ランキング(7月発表)では、SUAが3位に選出された。
 人類貢献の地球市民を育むSUAに、注目が集まっている。



3、わが友に贈る

 報恩の決意は
 限りない成長を生み
 感謝の唱題は
 万代の福徳を築く!
 「心こそ大切」だ。



4、名字の言   池田名誉会長は常に訴える。「大学は大学に行けなかった人のためにある」と。

 「ユニバーシティー(大学)」の語源はラテン語の「ウニベルシタス」。学ぶ人の集まる「組合」という意味だ▼大学は中世ヨーロッパに誕生したが、当時、建物はなく、若者が広場などに集まり、議論を重ねたという(今道友信著『西洋哲学史』講談社学術文庫)▼若き探究者の学問への情熱が、大学の実質をなす。昭和30年代半ばまで一桁だった日本の大学(学部)進学率は5割となり、今や入学希望者総数が入学定員総数を下回る「全入時代」となったが、その本質は変わらない▼池田名誉会長は常に訴える。「大学は大学に行けなかった人のためにある」と。本部幹部会(全国学生部大会)で登壇した香港SGIの蔡少薇女子部長も、この言葉に感動した一人。満足な教育を受けられなかった父母の分まで学ぼうと誓い、博士号を取得。大学で教えながら、広布のリーダーとして歩む体験に、感動が広がっている▼御書には「本より学文し候し事は仏教をきはめて仏になり恩ある人をも・たすけんと思ふ」(891㌻)と。自分のためだけでなく、社会のため、恩ある人のために学ぶ。この「何のため」を自覚する学生の集まりこそ、時代を超えた、大学のあるべき姿であろう。学生部大会に集う若き友に、その先駆を期待したい。(芯)



5、寸鉄

★ 南米の音楽隊・鼓笛隊に喝采。世界に轟く妙音の調べ。創価文化の旗手よ
      ◇
★ きょう府中の日。東京の中心に輝く師子の大城。対話拡大の電源地たれ!
      ◇
★ 「礼儀いささか・をろかに思うべからず」御聖訓。大誠実の振舞に広布あり
      ◇
★ 教育関連の法律相談、8割が体罰・いじめと。教員革命へ教育本部の使命大
      ◇
★ 東北被災地の災害公営住宅、完成1割と。政治は困っている人を最優先に



6、名誉会長と共に 新時代を開く【33】  声も惜しまず 張り切って

  北海道、東北をはじめ各地の大雨の被害に、重ねてお見舞い申し上げます。
  復旧に奮闘される皆様、地域に希望を送る皆様の尊い労苦に、感謝は尽きません。
 どうか、励ましの絆も強く、厳然たる変毒為薬の実証をと真剣に祈っております。

                          *  *

  各地・各部で若々しい新リーダーが誕生している。
 一段と重層的な広宣勝利の布陣が整った。
 全ては人で決まる。師弟不二のリーダーの一念で決まる。
 私が、未来部・青年部の時代から育ててきた学会っ子が、広布の本舞台に躍り出てきた。
 本当に頼もしい。大拍手を送りたい。
  リーダーが、同志の中に飛び込んで、生き生きと張り切って、声も惜しまず、新風を起こしていくのだ。
 「自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして」(1337㌻)  と仰せの通りに、何ものにも勝る創価家族のスクラムを、いやまして明るく広げていっていただきたい。
  先輩も、新しい人を支え盛り立て、皆が同じ広布の心で、新しい決意で出発していこう。
 団結の中に勝利がある。互いに讃え合い、励まし合って、信心の団結固く、いざや前進だ。

                          *  *

  一人も残らず、使命の人だ。病と闘い、経済苦に挑み、夢に向かう友がいる。皆、人間革命のドラマの主役なのだ。
 戸田先生は「時には、“貧乏菩薩”や“病気菩薩”のように見えるかもしれない。しかし、それは人生の劇を演じているんだよ。正真正銘の地涌の菩薩なんだ」と、よく語られた。
 戦う姿で、同じ悩みを抱える人を励ましていける。嵐に揺るがぬ大境涯を開いていける。
 人生、劇の如く、思い切って楽しく演じ、勝ちまくって、妙法の偉大さを証明していこう!



7、地平線を越えて SGI会長との心の絆 シンガポール ㊥
  獅子の国に人間共和の大連帯を

 おお シンガポールの我が友よ
 素晴らしき我が獅子の子よ
 彼方には金波と銀波の波光り
 緑のあの木 この木に
 小鳥は囀(さえず)る
  まるでお伽(とぎ)の平和の交響楽
  奏でるごとくに
 世紀の朝(あした)を告げている

  さあ 新世紀という山へ歩みゆく
 旅立ちの師子の子よ
 いま鍛え 明日鍛え
 一瀉千里に走りに走りゆく
 日を待ちながら
 悠々と 今日も鍛え
 生きゆけ

 1988年2月8日、シンガポールを初訪問した池田SGI会長は、「『獅子の都』に緑なす道」と題する長編詩を同国の友に贈った。
 この中でSGI会長は、たびたび「獅子の子よ」と呼び掛け、新時代の人材の成長に期待を寄せている。
 4日間にわたった第1回訪問では、2日目に、シンガポール文化会館で各部の代表300人を激励したのをはじめ、折々の機会に青年部を励ました。
 3日目の2月10日には、国立シンガポール大学を訪問、黄新華副学長と大学の使命や教育の在り方などをめぐり懇談。同大学への図書贈呈を行い、日本とシンガポールの未来へ、教育交流の橋を架けた。
  弁護士で、当時、シンガポール創価学会(SSA)の青年部長だった葉金泉副理事長は語る。「長編詩に綴られているように、88年の訪問はSSA、特に青年部にとって、師と共に新たな前進をする大きな出発点となりました」
  訪問初日、SGI会長は、青年部の友に次の言葉を記して贈った。
 「君よ 獅子の国の 金の柱たれ」
 これはその後、SSA青年部の永遠の指針となる。

                                       ☆☆☆

 「一緒に前進しよう!」
 シンガポールに到着したSGI会長は、宿舎で迎えたSSAの友にこう呼びかけた。一人一人の顔をじっと見つめ、握手をし、言葉を交わす。
  葉さんには“君は、日本の有名な経営者に似ているね”と気さくに声を。
 SGI会長に花のレイをかけた林慧珍婦人部名誉幹事(当時、総合女子部長)には、「きれいな花だね。ありがとう」と感謝を語った。
 林さんは、「池田先生の心に包み込まれるような、温かな気持ちになりました。先生に伝えたいことはたくさんありましたが、思いが込み上げて、言葉になりませんでした」と振り返る。
  69年に入会した林さん。女子部長を務め、「女子部時代に信心の土台を築こう」と皆に訴えてきた。
 「内気な性格でしたので、人一倍題目をあげることを心掛けてきました。題目は勇気の源泉です」
 この時、シンガポール文化会館でSGI会長と勤行したことが原点だ。
 「先生の声は力強く、ダイナミックでした。心が揺さぶられるようでした。その声に合わせて唱題していくうちに“自分は先生の弟子なんだ”と強く自覚したのです。この時、生涯、シンガポール広布のために尽くそうと決めました」
 結婚後も、仕事をしながら広布の第一線を駆けた。
 2000年、父が腹痛を訴えて倒れた時も、不安はあったが動じなかった。「今こそ!」と御本尊の前に座った。
 父は虫垂が炎症を起こし、破裂していた。治療後、今度は鼻の奥の血管が詰まり、頭蓋骨を開く大きな手術に。
 1週間で2度の大手術を、家族が団結して乗り越えた。父は周囲が驚くほどの速さで回復していった。
 「父はその後、12年間、更賜寿命して元気に暮らしました。題目の偉大さを深く実感しました」
  林さんは、信心への確信と歓喜を多くの友に語り、励ましを送り続けている。

                                       ☆☆☆

  SGI会長の訪問中、役員として諸行事を支えた王振聡壮年部長(当時、男子部長)も、シンガポール文化会館での会長との出会いが原点となっている。
 王さんはその前年、リストラで、勤めていた銀行を突然、解雇された。新居を購入したばかりだった。
 長男は1歳。さらに妻のおなかには、4か月後に出産を控えた2人目の子がいた。
 シンガポール文化会館で同志と勤行したSGI会長は、“いやなことや、つらいことがあっても決して負けてはいけない。私の心は、いつも皆さんと共にあります。皆さんの幸福を、いつも祈っています”と励ましを。
 そして会長は、直前に行われたリー・クアンユー首相との会見の模様を紹介した。
  会見でリー首相は語った。
 “長い人生での喜びは、シンガポールが独立し、国家として生存できる状態になったこと”“悲しかったことは、たくさんあります”――と。
 SGI会長は、さらに御聖訓を拝して、人々に尽くす指導者の在り方について言及した。
  王さんは思った。
 ゜困難は真のリーダーへと成長するための力なんだ」と。「先生のスピーチを聞いて“この仏法で、必ず所願満足な人生を開いていける”との確信が湧いてきたのです」
 再就職を果たした王さんは、その後も困難に直面するたびに、SGI会長の言葉を思い起こしてきた。
  2008年、壮年部長の任命を受けた時も苦難の渦中だった。リーマン・ショックによる世界的不況で、金融コンサルタントをしていた王さんの収入は激減した。
 毎日「臨終只今」との思いで真剣に題目をあげた。同時に、壮年部長の使命を果たそうと、メンバーの訪問激励に徹した。
 そうした中で、顧客から少しずつ知り合いを紹介されるようになり、業績は回復。息子を留学に送り出せるまでに余裕ができた。
 経済成長の著しい同国。半面、物価の上昇によって、生活に困難を抱える人もいる。
  王さんは、そうした友に寄り添い、自身の体験を通して励ましを送っている。
 「メンバー一人一人が、どんな悩みもすべて乗り越えていけるという確信をつかみ、歓喜の人生を送れるように支えたい。そう決意しています」

                                       ☆☆☆

  シンガポール文化会館で、SGI会長は集った友と2度の記念撮影を行った。
 1度目は、学生部の代表と。2度目は各部の代表と共に。
 「学生部は純粋で、求道心にあふれています。先生は20年、30年先を見据えて育成に力を注がれていたのだと、時がたつにつれて実感します」と、葉副理事長は語る。
 その後、学生部員らは、青年部の中核として社会貢献の活動をリードし、現在は壮年・婦人部のリーダーとして活躍している。
 訪問3日目、SGI会長は、青年部各部の代表に指針を記して贈った。
 男子部には「共進」。
 女子部には「共心」。
  学生部には「共生」と。
  この日、代表者会議の席上、SGI会長は語った。
 「シンガポールの皆さまは、世界一仲の良い、麗しい人間共和の団結で前進していただきたい」
  「いかに荒れ狂う怒涛の中にあっても、断じて一人一人を守り抜かんとするリーダーの『透徹した信心』、そして中心者と心を一つにして、共々に励ましあっていく『異体同心の団結』があれば、必ず活路は開ける。いな、より大いなる前進へと転ずることができる」
 「先生と共に、師子王の心で!」――SGI会長の第1回の訪問以降、青年部はこれを合言葉に、大きく社会に打って出ていくのである。



8、池田華陽会御書30編に学ぶ 法華証明抄 ㊦
師の慈愛を胸に強盛な信心で前進
     (作業中)



【社会の情勢】
 

◆ iPS、世界初の移植 目の難病患う70代女性に、臨床研究で安全性検証 理研など 
◆  100歳以上5万8820人に 過去最多を更新、女性が87%
◆ 待機児童 なお2万1000人 高止まり続く
◆ 高卒求人 6年ぶり高水準 厚労省
◆  非正規の正社員移行 ピークは「25~34歳」 労働経済白書


2014/9/14(日)の聖教

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2014/9/14(日)の聖教


1、池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲 明日は敬老の日 喜び多き「健康人生」を

  私は
 「生涯青春」という言葉が好きである。
 いわゆる若さとは、
 決して年齢によって
 決まるものではない。
 自分のもつ目標に向かって、
 たくましく生き抜く
 情熱の炎によって
  決まると信じているからだ。
 どんな高齢になっても
 希望を失わず、
 心の若々しい人は
 「生涯青春」である。

      ☆☆☆

 「体の成長」には
 限界があるだろう。
 しかし、「心の成長」には
 限りがない。
 心はどこまでも
 大きく、深くなれる。
  強く、賢くなれる。
 豊かに、優しくなれる。

       ☆☆☆

  昔から
 「一笑一若」「一怒一老」という。
 笑いは健康の源である。
 すべてを良いほうへと考え
 動かしていけば、
 人生は朗らかた。
 「喜び多き人生」こそ
 「健康人生」である。

       ☆☆☆

  長寿社会とは、
 競争よりも協調が
 効率よりも ゆとりが
 物の豊かさよりも 心の豊かさが
 求められる時代である。
 自分が「してもらう」のではなく、
 わずかでもいい、
 自分には「何ができるのか」を
 考える時代である。

       ☆☆☆

  人は、どんな逆境もバネとして
 「成長」できる。
 しかも、自分が苦労した分だけ
 他者の「成長」にも
 尽くせるようになる。
 命ある限り、
 皆と励まし合いながら
 成長を続けて、
 心に多くの宝を積んでいくことが、
 幸福な人生の年輪とはいえまいか。

 2007年9月、東京・八王子市の郊外。大都会の東京にも、ここまで足を延ばせば、豊かな水田の広がる場所がある。
 田には稲穂が垂れ、実りの季節を迎えていた。つがいだろうか、2羽の白鷺が、舞い降りてきた。池田名誉会長がシャッターを切った。春から夏へ、雨や風、猛暑をしのぎ、秋を迎えた田園風景には、堂々たる風格と優美さがある。人生の幾春秋を勝ち越え、円熟期に達した人もまた、同じであろう。
 学会では、その姿で信仰の輝きを示す年配の友を「多宝会」、「宝寿会」(東京)、「錦宝会」(関西)と呼び、たたえてきた。その先頭に立ってきたのは名誉会長である。
 明日は「敬老の日」。全ての人生の大先輩に、最大の尊敬と感謝をささげたい。



2、婦人部ヤングミセス 首都圏トップランナー大会から 名誉会長がメッセージ

  広布の太陽と輝く婦人部ヤング・ミセスの友。今月から10月にかけて、各地でトップランナー大会を開催し、希望の語らいを朗らかに広げる。ここでは9日に行われた首都圏大会での横島中央委員長のあいさつと活動体験の要旨を紹介。また、同大会に寄せられた池田名誉会長のメッセージを掲載する。



名誉会長がメッセージ

  ヤング・ミセスの皆さんの尊い健闘を、妻と「けなげだね」「うれしいね」と語り合いながら、一つ一つ、伺っております。本当によく頑張ってくれています。
 日蓮大聖人は女性の門下に仰せになりました。
 「口に妙法を呼び奉れば我が身の仏性も呼ばれて必ず顕れ給ふ、梵王・帝釈の仏性はよばれて我らを守り給ふ、仏菩薩の仏性よばれて悦び給ふ」(557㌻)と。
 皆さんの題目の音声から、全ては始まります。
 トップランナーとは、どんな時も、妙法とは共に、前へ踏み出す「勇気の太陽」です。
 トップランナーとは、どんな人も、妙法の光で照らす「励ましの太陽」です。
 トップランナーとは、どんな境遇からも、妙法の力で幸福の楽土を広げていく「勝利の太陽」です。
 わが師・戸田城聖先生は言われました。
 「生活のなか、家庭の中で、信心をやりきっていけば、妙法の大功徳を、わが人生で証明していける。自身の仏性の生命で、全ての眷属を包んでいけるんだよ」と。」
  さあ、朗々と祈り、張りきった命で、躍進の先頭を、ヤング・ミセスがはつらつと行進していってください。
  皆さんと私の命は、いつも題目で結ばれています。これからも、大切な大切な一人一人に、妻と共に一生懸命、題目を送り続けてまいります。
 どうか、健康第一で! 賢く工夫して睡眠をとり、夏の疲れが出ないよう、気をつけてください。
  世界一の花のヤング・ミセス、万歳!  希望あれ! 和楽あれ! 勝利あれ!



3、わが友に贈る

 今こそ「地涌」の
 使命を果たす時!
 縁した友を
 一人も残らず幸福に。
 希望の大哲学を語れ!



4、名字の言  きょうは9月の「未来部の日」。この秋も、「未来からの使者」と共に、大人も負けずに成長したい。

  先日、ある未来部担当者のもとに、冊子が届いた。「日中子ども書画展――日中青少年書画音楽交流大会」。日中協会、東京中国文化センターなどが主催し、この夏に行われたイベントの記録である▼冊子には、日本と中国の子どもたちの書、絵画などの作品が並ぶ。東京での記念式典で、見事な歌声を日本語と中国語で披露した「富士少年希望少女合唱団」の写真も載っていた。説明文には「創価学会池田名誉会長の提案により、1966年5月5日に結成され、再来年で結成50周年の佳節を迎えます」と▼「富士希望」の愛称で親しまれる同合唱団はじめ、各地の合唱団メンバーは、さまざまな機会に、内外を問わず、歌声を披露してきた。この夏も読書、勉強、クラブ活動に汗を流しながら一歩も二歩も成長した▼全国の未来っ子たちが、日頃から心に刻む言葉がある。池田名誉会長から贈られた七つの指針だ。①健康でいこう②本を読もう③常識を忘れないでいこう④決して焦らないでいこう⑤友人をたくさんつくろう勇まず自らが福運をつけよう⑦親孝行しよう▼あらためて読むと、一つ一つが簡単なようで難しい。きょうは9月の「未来部の日」。この秋も、「未来からの使者」と共に、大人も負けずに成長したい。(満)



5、寸鉄
 

★  「世界広布新時代 躍進の年」へ! 192カ国・地域の友と新たな挑戦を開始
      ◇
★ 東京・北区の日。輝く創価の北極星よ! 師弟一体の勝利の光で未来を照らせ
      ◇
★ 釈尊は「歓び溢れ、自分から話しかける人」仏典。友好は爽やかな挨拶から
      ◇
★ 100歳以上の高齢者が過去最多。豊富な経験と知恵は宝。充実の幸齢社会を
      ◇
★ 健康増進普及月間。適度な睡眠・食事・運動を。信心しているからこそ賢く


6、社説 生命の世紀開く「慈悲の医学」 あす、ドクター部の日

  先日、目の難病で視力が低下した高齢女性に対し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞が移植され、世界初の手術として話題となった。今後、視力回復の効果だけでなく、移植した細胞が根付くかどうか、がんになる危険性はないかなど、4年の歳月をかけて検証される。再生医療研究は新たな段階に入ったという。
 医療技術の発展は、生命尊重の時代に向け、新たな希望の光をもたらす。もちろん、社会からの期待は高まろう。
 池田名誉会長は長年、「21世紀は生命の世紀」と一貫して訴え、生命尊厳の思潮を世界に広げてきた。人間主義の哲学を高く掲げ、幸福の土台を建設しゆく創価の運動に、多くの学会員が連なった。中でも「生命の世紀の開拓者に」を合言葉に、仏法を根本とする「慈悲の医学」の体現者として日々奮闘するのが、ドクター部の友である。
 あす15日は、「ドクター部の日」。同部は、1971年(昭和46年)に発足した。75年9月15日、第3回総会が開催され、名誉会長が出席した。それが、記念日の淵源である。
 ドクター部員の一人はかつて難病「潰瘍性大腸炎」を克服した。治療に苦しむ中、「病気が不幸なのではなく、病気に負けてしまう弱い心が不幸なのだ」との学会指導に出合い、心の闇から解放されたという。
 既に放射線技師だった彼は、“同じ病気に苦しむ人を励ましたい”と、あらためて強く誓った。なればこそ今、「診察室の中で怖い顔はできません。どんな患者さんも不安を抱えて病院に来てますから。少しでも安心して帰ってもらいたい。だから、患者さんの前では、いつも笑顔です」と語る。
 医療を施す側の言葉一つ、目の動き一つで、患者は落胆したり、希望を抱いたりと、敏感に反応する。医療に携わり、多くの患者と向き合うことは、そのまま“生老病死の苦しみ”という人生の根本課題に取り組むことにも通ずる。それだけに、ドクター部の使命は深い。
 御書には「一切衆生の異の苦を受くるは悉く是れ日蓮一人の苦なるべし」(758ページ)と仰せだ。あらゆる苦悩を御自身の苦しみとされ、万人に幸福への道を開かれた蓮祖の大慈大悲の心は、医療の根本に据えるべき精神に違いない。
 “妙法の医師”の陣列は今や世界に広がる。青年医師の活躍も目覚ましい。“慈愛の医学”の体現者・ドクター部の友に、心からエールを送りたい。



7、今日の発心 華果成就御書、900 ㌻
 

御書 よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず(華果成就御書、900ページ・編1098ページ)

通解 よい弟子をもつならば師弟はともに成仏し、悪い弟子を養うならば師弟はともに地獄に堕ちるといわれている。師匠と弟子の心が違えば何事も成就することはできない。 . 

【師弟を根本に税理士試験合格】

 よい弟子を持つかどうかで師弟の仏果が決まると、師弟不二の精神を貫く大切さを教えられています。

 税理士試験を1カ月後に控えたある日、交通事故を起こしてしまいました。一時は目の前が真っ暗になりましたが、その時、励まし続けてくださる師の期待が胸に込み上げてきました。
 “池田先生に何としても勝利を届けたい”。御本尊に向かい、今再びの決意を固め、猛勉強を開始。その年、7年越しの合格を勝ち取ることができたのです。
 その後、税理士事務所を開設。多忙の中、この御文を拝しては“師と共に”と決意し、学会活動にも挑戦してきました。
 本年4月には、長年、母と共に祈り続けてきた父の入会が実現。さらに、先月の創価青年大会では、鼓笛隊として、最高の妙音を奏でることができました。
 8・24「北陸青年部の日」30周年の佳節を迎えた今、「石川に 天使の人あり 鼓笛隊」との先生の指針を胸に、師弟共戦の“鼓笛姉妹”の連帯を築いていきます。
石川総県鼓笛部長 袋 恵美子



【社会の情勢】
 

◆ 太陽光、風力で水素製造 環境省がモデル事業開始へ
◆  デング熱拡大止まらず 来年以降も流行の恐れ続く
◆ 妊婦マーク 男性6割知らず 育児支援策認知度低く 内閣府調査室
◆ 小中学校の統廃合後押し 教員増や校舎改修など 文科省
◆  認定こども園 新制度で補助減額を懸念

2014/9/15(月)の聖教

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2014/9/15(月)の聖教


1、四国で新時代第1回全国男子部幹部会 池田大作名誉会長が祝福のメッセージ

広布の大使命に生き抜け

 「新時代第1回全国男子部幹部会」が14日午後、香川・高松市の四国池田文化会館で堂々と行われた。これには原田会長、棚野総合青年部長、橋元青年部長、竹岡男子部長をはじめ全国各方面の男子部長らが、四国4県から駆けつけた友と出席した。池田大作名誉会長はメッセージを贈り、心から祝福。師弟一体で世界広布を成し遂げゆく大使命を深く強く自覚しながら、新たな船出を開始しようと呼び掛けた。

 「創価の歴史に不滅の/正義の反転攻勢の出発は/常に四国であった」
 池田名誉会長の長編詩「四国合衆国の讃歌」の一節が、暗転した会場の前方スクリーンに映し出される。
 続いて、四国広布の歩みを紹介する映像へ――。
 1978年(昭和53年)。名誉会長は年頭の愛媛・香川訪問に始まり、この年、3度にわたり四国へ飛んだ。
 なぜか。「21世紀に至る、新しい四国の発展の源流をつくりたい」(小説『新・人間革命』)と固く心に決めていたからである。
 時あたかも第1次宗門事件の渦中。学会を覆う闇はあまりに深かった。
 79年4月24日、第3代会長辞任。学会が最も大変な時に真っ先に立ち上がったのは、師の薫陶を受けた四国の友だった。
 4県の同志1000人が客船「さんふらわあ7」号に乗り、名誉会長がいる神奈川文化会館へ渡航したのは、80年1月。師を求め抜く弟子の熱誠に応えるように、翌81年11月、名誉会長は徳島、さらに香川の四国研修道場を訪れる。
 「四国男子部の決意を込めた歌を」と有志が作成した歌詞案に、名誉会長は20回を超える推敲を重ねた。
 そして誕生したのが師弟共戦の「紅の歌」だった。 

 ♪ああ紅の 朝明けて 魁光りぬ 丈夫は…

  烈風の暗夜を照らし晴らす旭日は、世界に先駆け、四国の天地から昇ったのだ。
 四国創価班・牙城会の大学校生大会の意義も込めて行われた「新時代第1回全国男子部幹部会」。
 四国池田文化会館に駆けつけた友は2000人。皆、師と共に四国広布の礎を築いた父母たちの、子や孫の世代に当たる。
 大会テーマは「出港は今! 師弟の航路を突き進め――志国の後継よ! 正義の万波を世界まで」。会場の舞台に、次代を担う若き友が続々と躍り出た。
 このほど結成された音楽隊「創価愛媛勇将太鼓団」が勇壮なバチさばきを披露。



【池田大作名誉会長が祝福のメッセージ】
 

志国の後継よ 出港は今!師弟の航路を突き進め!!
我らは人類を希望と幸福に導く大船!
平和革命の大思想を語れ

   世界広布新時代の歴史に永遠に輝きわたるであろう男子部の新出発、誠におめでとう!
  本門の男子部が、いよいよ立ち上がった。
これほど頼もしい決起はない。
  なかんずく、魁(さきがけ)光る四国男子部の見事なる拡大戦を、心から労い、讃えたい。
  香川、高知、愛媛、徳島の各県各地から勇んで集ってくれた諸君、熱血の名演技を見せてくれた出演者の諸君、陰で一切を支えてくれている役員の諸君、本当にありがとう!
  私はいずこにもまして苦労を分かち合い、戦い抜いてきた、最も信頼する四国広布の父母たちと一緒に、後継の君たちに万雷の大拍手を贈りたいのであります。
  日蓮大聖人は、「此の経を一文一旬なりとも聴聞して神にそめん人は生死の大海を渡るべき船なるべし」(1448ページ)と仰せになられました。
  この現実の世界は、「生老病死」という苦悩が襲いかかる荒海です。
  その波濤を越えて、大勢の人々を乗せ、希望と幸福と平和へ導いていく大船こそ、若くして妙法を持った君たちなのです。
  ゆえに、悩める友のなかに分け入って、この生命尊厳の大哲学を語り、青年世代を強く正しく大きくリードしていってください。
  わが恩師・戸田城聖先生は、ここ四国の天地が近代日本の革命児を生んだ誉れの歴史を通しながら、「新時代の平和革命の大思想」こそ日運大聖人の仏法であると宣言されました。
  今いる場所から、自分も友も地域社会も幸福へと変えていく、青春の勝利の大航路を、思う存分、切り開いていってくれ給え!
  君たちと私は、この世で共に世界広布を成し遂げゆくことを誓い合って踊り出てきた師弟である。この大使命をいやまして深く強く自覚しながら、新たな創価学会の発達顕本の船出をしよう!
  正義の四国男子部、万歳!紅燃ゆる男子部に躍進あれ!追撃の手をゆるめるな!



2、今週のことば

 広布の最前線で奮闘する
 ブロック長・白ゆり長を
 皆で最大に応援しよう!
 わが地域に人材輝く
 「永遠の都」を!



3、名字の言  、「心の成長には限りがない」と池田名誉会長は語る。

  厳しさに耐え、ひとすじの道を貫き続けた人には、いぶし銀のような輝きがあり、言葉に味わいがある▼小野二郎氏は、オバマ米大統領が立ち寄った東京・銀座の店で腕を振るう、88歳のすし職人。予約の時間に合わせてご飯を炊き分け、出来上がった瞬間に、一番おいしく味わえるように仕上げる。「止まったらそこで終わり。自分がこの仕事を終わるまでは、一生修業」と氏。妥協なき挑戦が、最高の味をつくる(『江戸前の流儀』小松正之監修、中経出版)▼90歳を超えて活躍した、チェロの巨匠パブロ・カザルス。「引退という言葉は今も将来も、私には縁がないし、私にはそんなことは思いも寄らぬ考えである」と言った(『パブロ・カザルス 喜びと悲しみ』吉田秀和・郷司敬吾訳、朝日新聞社)▼現実には、年を重ねれば体力の衰えなど、老いの苦悩に直面するもの。だが、「心の成長には限りがない」と池田名誉会長は語る。色心(身心)は不二であるゆえに、体が衰えてくる老境こそ、心の健康から体の健康を導く生き方が大切になるだろう▼その原動力が、たゆまぬ信行学の実践。御書に「日夜朝暮に又懈らず磨くべし」(384ページ)と仰せの通りである。生き生きと、心に宝を積みゆく日々を。きょうは「敬老の日」。(敬)



4、寸鉄

★  四国で全国男子部幹部会広布の新時代を共々に! 「志の国」で後継が総立ち
      ◇
★ 東北婦人部の日。心の絆強く希望広げる対話を! 不屈の前進に世界が喝采
      ◇
★ 「南無妙法蓮華経の大音声を出だして」。何があろうと題目!これ幸の直道
      ◇
★ 赤子は教わるだけでなく教えたがる欲求も―研究力は内在。育み伸ばそう
      ◇
★ きょう敬老の日。創価城築いた多宝の友に感謝! 生涯青春の姿は我らの鑑



5、座談会  世界広布新時代の旭日(77) 聖教の拡大は下種の拡大

紙面刷新に大きな反響
無冠の友、新聞長に深く感謝

 竹岡男子部長 先日の話です。聖教新聞社に、学会員ではない方から、感動した声で電話がありました。都内に住む、その男性の方は聖教新聞のテレビCMを見て、心を打たれ、電話をくれたのです。

 橋元青年部長 私も伺いました。「さわやかで、とても良いCMですね。何が言いたいのか分からないCMが多い中で、真面目さ、真剣さが伝わってきて感動しました。以前も聖教新聞を購読したことがありますが、また来月から読んでみようと思います」との声ですね。

 杉本婦人部長 私も、言われたことがあります。「いろいろなことがあり、落ち込んでいた時、ふと、テレビから流れるCMに引き込まれたんです。“そうだ! 人は、人のために生きることが幸せなんだ!”と、心がよみがえった瞬間、テレビの画面に『聖教新聞』の文字が流れ、感動しました」と。

 正木理事長 「言葉と、生きていく」をテーマに、活字文化の発展に貢献しゆく誓いを込めた聖教新聞のCMに、大きな共感を寄せてくださり、心から感謝いたします。

 原田会長 おかげさまで、多くの方から反響の声を頂いております。

 今後も、未来に生きゆく青年や、現実の苦悩と格闘する人々に、勇気と希望、そして生きる力を送る「人間の機関紙」として全力を尽くしていきます。

読者の声を“形”に

 吉井女子部長 さて、聖教新聞の紙面が刷新されてから、約4カ月がたちました。

 杉本 はじめは、1面の「わが友に贈る」の位置なども変わり、「あれ、どこにいったんだろう?」と驚かれた方もいましたが、今では、「切り抜きしやすくなった」などの声を多く頂いています。

 吉井 42年ぶりに一新した題字にも、「新時代へ飛翔する、若々しいさわやかな文字ですね」との感想が寄せられています。

 杉本 実は今回、題字の位置も変更され、新聞を四つ折りにした際、「聖教新聞」の文字が、正面にくるようになっています。これは「無冠の友」の皆さまをはじめ、読者の方からの声を形にしたものです。

 竹岡 ほかにも、1面の日付の数字が大きくなっています。これも読者の声によります。

 橋元 12面が毎日、カラーとなり、「女性」「若者」「世界」「環境」などをテーマにした多彩な紙面も展開されています。

   竹岡 たとえば、世界の識者にインタビューをする企画「オピニオン」にも大きな反響が寄せられていますね。

 杉本 「WomaninAction輝く女性」と題した、世界で活躍する女性へのインタビュー記事も好評です。

 吉井 世界中で「女性の社会進出」への期待が高まる中、この企画には、各分野の第一線で活躍する女性が登場。その生き方や信念を通し、女性が自分らしく輝くためのアドバイスが存分に描かれています。

 竹岡 それから、土曜日付には「スタートライン」や「ターニングポイント」「あすなび」など若者向けの紙面も充実しています。

 原田 また、人生の根源的な苦悩といわれる「生老病死」に対して、日蓮大聖人の仏法をたもった創価学会員がいかにして立ち向かっているかを描く連載「生老病死を見つめて」も非常に好評です。

 正木 そして、創価新報で30年以上にわたり、連載した漫画「花の三丁目地区」。その続編となる「続・花の三丁目地区 はなさん」が毎月1回、第4土曜日付7面で始まりました。地区部長となった主人公・矢島マコトの、笑いあり、涙ありの活躍には、皆が大きな期待を寄せています。

被災者に寄り添

 原田 私は11日付2面の聖教新聞を読んでいて、思ったことがあります。

 吉井 東日本大震災から3年半の思いを「28人」の友が語った記事ですね。

 原田 そうです。そこで、ある女子部員が「全国の皆さんも被災地に足を運ぶことは無理でも、被災地を知る努力はしてほしい。忘れられることが一番悲しい。『寄り添うこと』は『忘れないこと』から始まります」と言われていたのですが、まさに28人の思いを綴った、この紙面こそが被災地を忘れない学会の姿勢を示したものです。

 杉本 聖教新聞には、ほかにも、「健康」「教育」「暮らし」「幸齢社会」「介護」、そして「信仰体験」など、あげればキリがないほど、たくさんの人気の企画があります。

 正木 だからこそ、自信をもって、友人に聖教の魅力を語っていきたい。PR版(2014年秋季号)を存分に活用しながら、聖教の“いいところ”を伝えていきたいと思います。

 原田 こうした聖教の発展も、日々支えてくださる無冠の友、新聞長をはじめとした皆さまの尽力があってこそです。あらためて、心から御礼と感謝を申し上げます。

 橋元 池田先生は、「仏法の真髄中の真髄を、現代の世界に展開しゆく聖教の拡大は、それ自体、大折伏に通ずる。功徳も計り知れない」と言われています。

 正木 御書には「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」(856ページ)とあります。

 原田 「聖教の拡大が下種の拡大」――皆が、この精神を胸に、聖教新聞の購読推進に、明るく愉快に挑戦していきましょう。



6、社説  高齢世代が輝く「光齢」社会を “平均寿命世界一”の時代

  シニア向け宿泊予約サービスを提供する会社が先ごろ、50代以上の男女を対象にアンケートを実施した。
 あなたが「年を取った」と感じる瞬間は、との問いに対して最も多かったのは、男性が「字が見えないとき」。女性は「鏡で顔を見たとき」だった。
 では、何歳からを「老人」と思うか。回答を見ると、全体の61%が「70歳」。ところが、その70代以上の40%近くの人が「80歳」以上と答えている(「ゆこゆこ」調べ)。
 日本人の4人に1人が65歳以上というが、“自分はまだ若い”と考えている人が実に多いということだろう。
 きょう「敬老の日」を前に、厚生労働省は、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の5万8820人に上ると発表した。昨年よりも4423人の増加。339人だった1971年(昭和46年)から44年連続で過去最多を更新し続けている。
 老いはネガティブ(否定的)でなく、ポジティブ(肯定的)なもの――老年行動学が専門の佐藤眞一・大阪大学大学院教授は、本紙「幸齢社会」のページのインタビューで、このような捉え方を紹介している。
 年齢には、1年に1歳ずつ増える「暦年齢(実年齢)」と、自分が自分を何歳と思うかという「主観年齢」がある。子どものころは暦年齢より主観年齢が高いが、大人になると主観年齢の方が低くなる。それは、人が「ポジティブに生きるために必要不可欠な心理」なのだ、と。
 「舞台の上で“金色”に輝きたい、そう思って」――80歳から演劇を始め、88歳の今も“看板女優”として、国内外から注目される高齢者劇団「さいたまゴールド・シアター」で活躍を続ける重本惠津子さんの言葉を思い出す。「日本では高齢者や老年をシルバーと表現していますが、本当はゴールド(黄金)なのです」
 年齢を重ねるということは、苦楽にわたる経験を重ねること。その中で培われる包容力や知恵は、人生の年輪を増すごとに輝きを増し、自身と周囲を照らす。誰もが「黄金」の存在なのだ。御書には「一日の命は三千界の財にもすぎて候なり」(986ページ)と。今を生きる命そのものが、かけがえのない尊さを抱いている。
 日本の男女合わせた平均寿命は世界一である。これから高齢化・超高齢化を迎える国々がわが国の今後を注視している。
 「敬老」の二字の通り、高齢世代が人間として輝く「光齢」社会を築きたい。



7、今日の発心 諸法実相抄、1360 ㌻
 

御書 剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし、ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし(諸法実相抄、1360ページ・編549ページ)

通解 まして広宣流布の時は、日本中が一同に南無妙法蓮華経と唱えることは大地を的とするように確かなことである。ともかくも、法華経に名を立て、身を任せていきなさい。. 

【唱題を根本にわが家の和楽を実現】

 広宣流布は必ず実現すると宣言され、信心根本の姿勢を教えられています。

 幼いころ、私には悩みがありました。それは、両親の争いが絶えなかったことです。つらい毎日のなか、高等部の人材グループの集いで出合ったのが、この御文でした。佐渡流罪中の日蓮大聖人の大宣言に触れ、心から感動したことを鮮明に覚えています。
 また、全国の高等部員の成長を祈り、見守ってくださる池田先生の真心を知り、どんな苦境にも負けないと誓いました。
 師匠の期待に応えたいと唱題に挑戦するなか、やがて和楽の家庭を築くことができたのです。高校を卒業して間もなく、初めての弘教も実りました。
 婦人部になってからも苦難がありましたが、若き日の誓いを忘れず、信心で全てを乗り越えてきました。
 学会創立100周年を開く、わが区の未来部、青年部の成長を祈り、支えながら、拡大に打って出てまいります。
東京・板橋太陽区総合婦人部長 相原 恭子



8、世界の体験プラザ イギリスSGI クレア・オブライアンさん
 ユーモアあふれる青春小説が好評  “いかに強く生きるか”を主題に
  (作業中)



【社会の情勢】 

◆ 65歳以上 最多3296万人 8人に1人は75歳以上 総務省推計
◆  PL法対象外が121件 2005年以降の製品リコール
◆ 子ども虐待防止を議論 名古屋で国際会議
◆ 10年超の火災保険 来週にも新規停止 自然災害頻発で大手各社

2014/9/16(火)の聖教

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2014/9/16(火)の聖教

無冠の友の皆様いつもありがとうございます。

2014/9/17(水)の聖教

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2014/9/17(水)の聖教


1、東京富士美術館でロイヤル・アカデミー展が開幕

東 京富士美術館(八王子市)の特別展「華麗なる英国美術の殿堂 ロイヤル・アカデミー展」が16日、盛大に開幕した(主催=東京富士美術館、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、東京新聞)。ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツのクリストファー・ル・ブラン会長らが祝福に駆け付けた開幕式典には、5カ国の大使館関係者をはじめ、各界の来賓400人が列席。テープカットなどの後、特別鑑賞会が開かれた。一般公開は、きょうから11月24日まで行われる。

             

東京大学名誉教授 高階秀爾氏(美術評論家)
時代を表現した多彩な作品群

 イギリス絵画の魅力は、画家の〝現実的な目線〟です。主題と時代が色濃く出ている。それまでの絵画とは一線を画しています。
 イギリス文学のように、イギリス絵画にも物語性がある。
 例えば、チャールズ・シムズの「クリオと子どもたち」は第1次世界大戦当時の作品です。女神が手にする巻物には、血を象徴する赤が塗られている。
 細部に目をやると、一見、見過ごしてしまいそうなところに、何らかの意義を込めている。それが興味深い。
 アカデミーで育った人を中心とした展示ですから、出品しているのはハイクラスの画家たち。アカデミーで認めてもらうための大事な作品なので、どれも全力を注いでいる。これが大きな特色です。
 ターナーやラファエル前派の展覧会はありましたが、これだけの規模でイギリス絵画を俯瞰したのは初めてでしょう。日本では非常に貴重な展示会です。イギリスのアカデミーでは普段、並べていない作品もあります。
 東京富士美術館には何度も来ています。常設展も実に見応えがあります。ラ・トゥールやシャルダンなどが展示されており、アカデミー展と併せて観ることで、絵画の歴史への理解が一層深まるに違いありません。(談)



2、少年少女部結成49周年記念大会 名誉会長がメッセージ 「夢に向かって勇気で進め」

  少年少女部の結成49周年記念大会が15日、首都圏と関西で行われた。これには、池田名誉会長が祝福のメッセージを贈り、「大きな夢を持とう!」「夢に向かって努力しよう!」と訴えるとともに、「夢も粘り強くつらぬき通せば、いつの日か、かなえることができます」「私と一緒に、『勇気の道』『正義の道』を、元気いっぱいに学び進もう!」と呼び掛けた。




3、わが友に贈る


 「納得」の語らいから
 「決意」は生まれる。
 一人一人の声に
 真摯に耳を傾け
 真心光る励ましを!



4、名字の言  国民の祝日をはじめ、企業や団体が制定した記念日など、2400以上の記念日が存在するという

   1年365日には多くの記念日がある。「敬老の日」や「秋分の日」といった国民の祝日をはじめ、企業や団体が制定した記念日など、2400以上の記念日が存在するという(日本記念日協会調べ)▼家族の誕生日や結婚記念日など、個人的な記念日も年齢を重ねるごとに増えていく。記念日には、思い出を節目とし、いつまでも大切にしたいとの思いが詰まっている▼未入会の母親に、昨年夏から対話を重ねてきた東京の男子部員。いつしか朝晩の勤行が2人の日課となり、学会の集いにも共に参加するようになった。この夏、母から「9月4日に入会したい」との一言が。その日は、息子である男子部員の31歳の誕生日だった▼迎えた入会記念勤行会。男子部員が、自分を産み、育んでくれたことへの感謝を語ると、母は笑顔で「私こそ感謝です。きょうを原点に、また家族で頑張っていこうね」と。壮年・男子部の参加者全員で「母」の歌を合唱し、会場は温かい拍手に包まれた▼御書に「今生人界の思出」(467㌻)という言葉がある。友の幸福を祈り、語り、行動したことは、生涯の宝の思い出になるとの仰せだ。広布に駆けた一日一日は、掛け替えのない〝栄光の記念日〟となり、時とともに輝きを増すに違いない。(険)



5、寸鉄
 

★  東京富士美でロイヤル・アカデミー展。英国美術の精華を堪能。心薫る秋
      ◇
★ 鳥取・島根の日。山光に輝く誓いの師弟城!自分自身が地域を照らす太陽に
      ◇
★ 世界を導くものは思想だ―詩人。本紙は人間主義を発信!無冠の友に深謝
      ◇
★ 高校生求人倍率6年ぶりに1倍超え。就職活動の友よ執念でチャンスつかめ
      ◇
★ iPS細胞使った再生医療進展。難病治療の希望。今こそ生命倫理の確立も



6、第7回本部幹部会で紹介された名誉会長の指針 苦労こそ宝!「負けない自分」をつくれ

真実の指導者は人の苦しみの分かる人

 「全国青年幹部会」「全国学生部大会」「SGI青年研修会」の意義を込めた「世界広布新時代第7回本部幹部会」の席上、「第90回本部幹部会」(1995年6月)  での池田名誉会長のスピーチが紹介された。世界広布の躍進を誓う友の指針として掲載する。

常勝将軍 諸葛孔明の「自己教育」
若き日の辛酸が 知識を智慧へと鍛えた

  一、きょうは、とくに学生部・青年部の諸君も集われている。
 21世紀を頼む、大切な大切な諸君のために、語っておきたい。
 また本日は本部幹部会であり、皆、元気旺盛に集ってこられて、私は本当にうれしい。

求めて苦労を

 一、戸田先生は、よく言われた。
  「私は、なぜ会長になったのか。それは、私は妻を亡くしました。愛する娘も亡くしました。そして、人生の苦労を、とことん、なめつくしました。だから会長になったのです」と。
  苦労をし抜いたからこそ、会長の資格がある。これが戸田先生の哲学であった。
 学会の役職は名誉職ではない。すべて責任職である。ここに学会の役職の伝統がある。
  創価学会は、苦しんでいる人、悩んでいる人を救うためにある。
 ゆえに学会のリーダーは、人々の苦しみ、会員の心を、だれよりもわかる人でなければならない。そうでなければ、仏法の指導者の資格はない。学会の真実の幹部ではない。
 苦労してこそ、「信心」も深まるのである。
 私自身のことになるが、信頼する諸君のために、あえて語り残しておきたい。
 小泉隆理事長(故人)は言われていた。
 「創価学会のために、若き日から一番、苦労されたのは、だれが何と言おうと池田先生である。一番苦労された先生が会長になるのが当然である」と。
 これが小泉理事長の一貫した信念であった。「事実」を厳然と知っていたからである。

 一、よく語り合った松下幸之助氏の言葉が、今でも耳朶から離れない。
 「池田先生、やっぱり、若い時の苦労は、買ってでもせな、あきまへんなぁ」と。
 今の時代は、皆、苦労から逃げようとしている。苦労することを、時代遅れのように思っている。また苦労するのが損のように勘違いしている。
  そうではない。苦労は全部ね自分のためである。
  甘えようと思えば、いくらでも甘えられる“鍛錬なき時代”である。
 こういう時代だからこそ、自分から求めて「苦労しよう」と自覚した人が得をする。何ものにも「負けない」自分へと、鍛錬し抜いた人が勝つ。
 その貴重なる「自己教育」の世界はどこにあるのか――。
 ここにある。創価学会にある。ここにこそ、人生を最高に勝利させる「道」がある。

流浪の青春

  一、諸葛孔明(181年~234年)  は『三国志』の華である。
 青年部の諸君に、その生い立ちを通して話しておきたい。
 諸葛孔明の大活躍は有名だが、彼の青年時代――「自己教育」の時代は、あまり知られていない。
  孔明は、どうやって自分をつくったのか。後年の大活躍の原因は、どこにあったのか。孔明の生い立ちには諸説があるので、それらを勘案して語りたい。

 一、孔明は10歳くらいで母を亡くした。
 少年には大変なショックであった。この世から光が消えたような――。
 父は後妻を迎える。父は、ある軍の丞(じょう・副知事)であった。その父も、孔明が12歳くらいで死んだ。
 孔明は、こうして幼くして母を失い、父を亡くした。
 特別の財産があるわけでもない。残されたのは、父の後妻である継母、そして孔明の兄、姉、弟であった。
  どう生きるべきか――一家は途方に暮れた。
 相談の結果、叔父の諸葛玄を頼ることになった。
 一家は徐州の故郷を捨て根叔父の澄む荊州へ向かった。
  南へ、南へ――。中国は広い。移動の途中、少年は多くの流民と出会った。
  世は乱世である。後漢末期で王朝は衰え、群雄が覇を競っていた。戦乱によって殺された人々。焼かれ、破壊された町々。流浪する難民も数え切れないほどだった。
  少年は、民衆の惨状をまのあたりにした。
 「何ということか。人間は幸福になるために生まれてきたのではないか? なのに、どうして人間は、こんなにも不幸なのか?」
 「国はどうしてこんなにも乱れているのか?」
 少年は悩んだに違いない。そして、乱れた世を救う“何か”を求めていった――。

  一、やっと叔父の家に着いた。しかし、ここにも落ち着くことはできなかった。
 叔父が、さらに南の揚州の太守(知事)に任命されたからである。
 また移転――孔明は兄とも別れ、さらに南へ、叔父とともに移っていった。

  一、このように広い中国の各地を転々としながら、生命の危険を乗り越え、風雨と闘い、空腹を耐え、その中で孔明は勉強したのである。
 豊かな自宅の、きれいな机で、悠々と学んだのではない。それでは、あの「常勝将軍・孔明」は絶対できなかったであろう。
 孔明の学問は、“生きた学問”であった。私も、そうである。
 苦しむ民衆と交わり、語り、庶民の心の機微も学んだ。自分の生命を守る知恵も身につけた。精神を練った。肉体を鍛えた。
 渡り歩く各地の風土・地理・人情・風俗を調べ、鋭い目で観察し、自分のものとして行った。
  また各地の様子から指導者の善し悪しを見抜いた。「我れ以外、皆我が師」――作家・吉川栄治氏の言葉の通りであった。
 その中で、彼は「書物」を学んだ。書物の教えを、体験を通して、一つ一つ身につけていった。「知識」を「知恵」に変えていった。ここが偉大である。
 こうして苦労が全部、孔明の成長の“こやし”となったのである。

不敗の誓い

  一、孔明は、叔父とともに、叔父の任地・揚州に着いた。しかし、そこには思いもかけぬ事件が待っていた。他の実力者から任命された別の知事がやってきたのだ。
 「私こそ本当の知事だ」「いや私こそ」・・・。そのころ国の命令系統は乱れ、こうした混乱が少なくなかった。
 “二人の知事”が争うことになった。戦争が始まった。実力で決着をつける以外になかった。
  しかし――叔父は敗れ、追放されてしまった。孔明は敗戦の惨めさを骨身に染みて知った。
 彼は敗れた兵隊たちとともに、命からがら逃げまわった。叔父も逃走中に殺されたという説もある。
 「よし!」。孔明は誓った。血涙にまみれて、わが身に言い聞かせた。
 「二度と負けてはならない。絶対に勝たねばならない。負ければ、これ以上の不幸はない」
  「人生は勝負」である。「仏法も勝負」である。釈尊も日蓮大聖人も「断じて勝て」と仰せである。

 一、孔明はふたたび流浪の身になった。その時、17歳といわれる。
 荊州に戻り、その後、10年間、自分を鍛えに鍛え、「一剣」を磨きに磨いた。「不敗」「常勝」の知恵と力を養った。
 立ち上がる“その時”を目指して、苦労し、勉強し、あらゆるものを吸収した。
  “その時”が訪れた。27歳、主君となる劉備玄徳と出会う。ここかに『三国志』の、あの大活躍が始まるのである。
 ちょうど青年部の諸君の年代である。
 結論すれば、不世出の天才・孔明の師匠は、だれであったか――。
 それは「苦労」という二文字にあったといえよう。

自分の力で

 一、ゆえに青年は、できあがった環境に安住してはならない。
 青年は、「自分の力」で、「自分の苦労」で、「自分の行動」で、「新しい歴史」をつくっていくべきである。
 私は、その思いで歴史をつくってきた。広宣流布の大いなる歴史を、世界中に残してきた。ただ一人、大難を受けながら。
 後は諸君である。諸君も諸君の立場で道を開いていくべきである。腹を決めて苦労し抜いて、偉い人になってもらいたい。
 諸君は妙法を持っている。苦労が全部、生きないわけがない。

 一、大切な皆さん方である。お体を大切にして、健康で、長寿であっていただきたい。
 そして創価学会らしく、仲良く、勢い良く、朗らかな前進をしてまいりましょう!
 きょうは本当にありがとう。



7、社説  聖教新聞の魅力を大いに語ろう 「PR版」秋季号を活用

 聖教新聞の魅力をオールカラー8ページに凝縮した「PR版」秋季号が、このほど完成した。
 1面には池田名誉会長の写真と言葉が織り成す「光の言葉 幸福の曲」。青空に映える沖縄研修道場「世界平和の碑」が目に飛び込んでくる。
 黙々と友を励まし、友情を広げることが、「暴力なき社会」を創る尊き実践――との名誉会長のメッセージが綴られる。
 本年5月、本紙は大幅な紙面刷新を行った。題字を一新し、1面のレイアウトを変えたことにより、新聞を折ったままでも読むことが可能に。各面も検討を重ね、より読みやすく、美しく、活用しやすい紙面になるよう心掛けている。
 友人読者からも「レイアウトが工夫され、忙しくて記事が読めない朝も見出しと写真を目にするだけで元気が出てきます」「ずっと手元に置いておきたい」などの声を頂戴している。
 2・3面では二つの信仰体験を紹介。進行性筋ジストロフィーと闘う宮城県の兄弟と、米ブロードウェーで活躍する女優の姿、さらに、人間の根源的な苦悩に迫り、考察したルポ「生老病死を見つめて」を通し、偉大な〝信の力〟と人間の可能性に迫る。
 4・5面には、毎日の生活を豊かにする連載「暮らしのアンテナ」「幸齢社会」などを掲載。続く6・7面では哲学者の小川仁志さん、指揮者の西本智実さんが登場する。裏表紙の8面では、世界遺産の写真家・周剣生氏の美麗な作品が楽しめる。
 日々の友との語らいの中で、PR版を活用していただければ幸いである。
 東北のあるメンバーは、これまでのPR版を手にしたことが入会のきっかけだったという。
 人間関係に苦しんでいたある日、職場の同僚からPR版を渡された。読み進めるうち、悩みを解決するヒントが載っていることに気付いた。翌日、その同僚に感謝と感想を伝えた。自分を気遣ってくれる同僚を心から信頼し、一昨年に入会。「あの時、声を掛けてくれて本当によかった」と振り返る。
 ある壮年部員は、「多彩な内容となり、紙面に幅が出たことにより、さまざまな悩みに応じた記事を活用することができます」と語ってくれた。
 本紙の配達、購読推進に尽力してくださる皆さまに感謝するとともに、人々に勇気と希望を送る「人間の機関紙」を目指し、より一層の努力で紙面制作に挑んでいきたい。



8、今日の発心 三三蔵祈雨事、1468 ㌻
 

御書 夫れ木をうえ候には大風吹き候へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず(三三蔵祈雨事、1468㌻・編759㌻)

通解 植えた木であっても、強い支柱で支えれば、大風が吹いても倒れない。. 

【〝凱旋〟の誇りに燃え歴史築く】

 信心の善知識という強い「支え」があれば、必ず試練を乗り越えられると教えられた一節です。

 1979年(昭和54年)2月、湘南文化会館で初めて池田先生にお会いしました。ピアノを弾いて励ましてくださる師の姿に、生涯不退転を誓いました。
 女子部時代は、白蓮グループで薫陶を受け、なかでも、横浜アリーナで行われた「創立60周年記念大文化祭」に向けて折伏に挑み、弘教を実らせたことは金の思い出です。悩みに押しつぶされそうな時も、同志の方々に包まれ、励まされながら奮い立ち、広布の庭で学会活動に励んできました。
 結婚後、3人の子どもに恵まれ、子育て、夫の転勤、父の病気と、一歩も引くことなく祈り、乗り越えることができました。
 91年10月10日の「小田原記念音楽祭」の席上、先生は「今後は、われらこそ『凱旋県』との誇りで前進してはいかがだろうか!」と提案してくださいました。これが「神奈川凱旋総県」誕生の淵源です。今、この地で広布に前進できることに感謝でいっぱいです。
 今秋、神奈川池田記念講堂が完成します。凱旋の誇りを胸に、友好と信頼を広げ、師弟勝利の歴史を築いてまいります。
神奈川凱旋総県婦人部長 菊池兆紅



【社会の情勢】
 

◆ 政労使会議、再開を指示 新たな働き方の議論 首相
◆  関東北部で震度5弱
◆ 調査捕鯨団再開へ会議 新計画の透明性を高める IWC会議
◆ EU連合協定を批准 ウクライナ加盟に一歩
◆  イラク政府に軍事支援 対イスラム国協議で合意
◆ エボラ熱 米兵3000人動員へ 封じ込めへ大規模支援

2014/9/18(木)の聖教

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2014/9/18(木)の聖教


1、SGI派遣団ロシア連邦サハ共和国へ ニコラエフ初代大統領と会見

初代大統領 人類の平和と幸福目指す会長の思想と行動に共鳴

 【ヤクーツク15日】ロシア連邦サハ共和国を訪れている大場SGI(創価学会インタナショナル)理事長らSGI派遣団が15日午前、首都ヤクーツクのヤクーツク空港で、同共和国のミハイル・ニコラエフ初代大統領と約30分間にわたり会見。豊かな資源に恵まれた同国の可能性や、日本との文化・教育交流について語り合った。



2、わが友に贈る

 向こう三軒両隣
 身近な所から友情と
 信頼の絆を広げよう!
 日々の祈りと行動で
 わが地域を幸の楽土に!



3、名字の言  真剣に友の幸福を願う心は、必ず相手に通じる。

  「患者さんに同情はしません」。腕が立つと評判の医師の口から、意外な言葉を耳にした。続けて彼は言った。「僕は一緒に闘います」▼患者が苦しむ表情に、当然、心は痛む。だが“何としても元気になってほしい”と願うからこそ、最善の治療に全力を挙げるという。「同情」程度の中途半端な気持ちではなく、同じ関わるなら、本当に相手のためになるよう、力を尽くすことだ▼ある壮年部員の話。中学生の時に参加した座談会で、目標を発表した。「自信はないんですけど……」との言葉に、すかさず、年配の婦人部員が呼び掛けた。「この信心に真っすぐ生きれば、おめさんは何だってできる! 自信満々でいこう!」▼真剣かつ愛情こもる一言に発奮した壮年は、夢だった小学校の教師となった。「あの日の、信心の確信みなぎる、おばあちゃんの迫力、慈愛が、今も私の背中を押し続けてくれています」。あの時の一言は、謙遜だったかもしれない。それでも婦人は、言葉の奥に潜む弱気の心を見抜き、あえて直言したのだろう▼友との語らいに配慮は大切。だが、安易に相手と話を合わせるだけでは、新たな価値は生まれない。真剣に友の幸福を願う心は、必ず相手に通じる。真剣勝負の励ましに、きょうも歩こう。(城)



4、寸鉄
 

★  各地で活発に座談会。信仰体験が皆に喜び送る。確信と共感に満つ集いを
      ◇
★ 富山婦人部が対話月間。女性の朗らかな語らいでわが郷土に幸の花は満開
      ◇
★ 学会の教学研鑽は「剣豪の修行」の如し。蓮祖の大慈大悲を心肝に染めよ
      ◇
★ 苦労して獲得したからこそ私は歓喜する―文豪。忍耐の日々は栄光への道
      ◇
★ 行楽の秋には交通事故が多し。余裕のある計画を。帰宅の瞬間まで油断禁物



5、座談会 世界広布新時代の旭日(78) 23日を中心に秋季彼岸勤行法要

真心の祈りこそが追善回向に
小事が大事絶対無事故の日々を

 吉井女子部長 23日の秋分の日を中心に、「秋季彼岸勤行法要」が県・分県・圏の中心会館等で行われます。

 杉本婦人部長 法要では、亡くなられた全同志と、各家の先祖代々の三世にわたる福徳・安穏を、共々に祈念してまいります。

 原田会長 日蓮大聖人は、御書の中で、追善回向をする家族を励まされています。

 「故人は法華経の行者であったので、即身成仏は疑いありません。だから、そのように嘆いてばかりいることはありません。しかし、また、嘆かれることは凡夫として当然です。ただし、これは聖人の身の上にもあるのです。釈尊が御入滅された時、もろもろの偉大な弟子で覚りを得ている方々が嘆かれたのは、凡夫の振る舞いを示されたのでしょう。是非とも、追善供養を心の及ぶ限り、励まれるのがよいでしょう」(1506ページ、通解)と。

 杉本 そもそも、仏教では、煩悩の迷いに満ちた現実世界を「此岸(こちらの岸の世界)」といい、それに対し、あらゆる苦悩を越えた悟りの世界を「彼岸(向こう岸の世界)」と、たとえてきました。

 橋元青年部長 つまり、「彼岸」とは、成仏の境涯のことをいいます。大聖人の仏法において、成仏の境涯を得るには、妙法への信心・修行に、たゆまず励んでいく以外にありません。

 正木理事長 だからこそ、まず大切なのは、自身の信心です。先の御書でも大聖人は、最後まで信心を貫いた「法華経の行者」の「即身成仏は間違いない」と断言され、「それほど嘆かれることはない」とまで念を押されているのです。

 杉本 一方で、愛する人を亡くし、嘆くのは人間として当然です。ゆえに、大聖人は「心ゆくまで追善回向に励まれるのがよいでしょう」と仰せです。

 原田 故人を追善する側が、御本尊を深く信じて広宣流布に励む。その功徳・善根を故人に送ることが、真の回向です。だから、たとえ、故人が信心をしていなかった場合でも、追善回向する側が強盛な信心に励めば、その功徳を回らし向けていくことができます。

 橋元 この大聖人の仏法の本義に照らしても、「坊主が拝まなければ、地獄におちる」とか「塔婆を立てなければ、追善供養にならない」などという日顕宗の脅しは、御書のどこにも書かれておらず、仏法や大聖人の教えとは全く無縁であることは明白です。

 竹岡男子部長 我々は、邪義で人をだます日顕宗の悪を断じて許さず、正義の言論で鉄ついを下していきます。

広がる希望の哲学

 原田 池田先生は、「過去がどうかではない。『今』で決まる。先祖がどうかではない。『自分』がどうかで決まる。目覚めた『一人』が、太陽となって、一家、一族を妙法の光で照らしていけばよいのである」と言われています。学会の法要は、私たちが新たな決意で信心に励む出発の場でもあります。

 吉井 こうした、温かな人間主義を基軸とした創価の思想は今、“希望の哲学”として世界中で待望されています。

 竹岡 それは、SGI(創価学会インタナショナル)の地球規模の広がりにも象徴されていますね。

 吉井 アメリカ実践哲学協会のマリノフ会長は言われています。「人間は価値ある強き存在であると最大に評価し、たたえる創価の思想は、人々の心に実に新鮮に響くのです。しかも、その価値を実感し実現する場は、彼岸の(世俗的な=編集部注)宗教にありがちな“いつか”“どこか”ではなく、“今”“ここ”でと訴える現実変革の思想であることにも、人々は共感するのです」

 杉本 世界宗教として、さらなる飛翔を遂げる学会をたたえ、期待する世界の識者は本当に多いですね。

 原田 人間主義の仏法は今や、世界192カ国・地域へ広がり、未曽有の時代を迎えています。私どもは、いよいよの決意で誇らかに前進しましょう。

「ゆずり合う心」で

 正木 ここで、無事故について確認しておきます。

 橋元 11日付の聖教新聞6面にも、秋の全国交通安全運動(21日~30日まで)にあわせ、“わが家の交通安全”への取り組みとして、5人の方の実践の様子が掲載されていました。

 竹岡 私も読みましたが、「小学3年生の娘が自転車に乗る際は、ヘルメットを着用させるよう努めていること」や、「時間にゆとりを持って、ゆずり合う心で自動車を運転していること」などが紹介されており、いずれも大事な話ばかりでした。

 吉井 いまだに、子どもや高齢者をはじめとした、痛ましい事故の話は後を絶ちません。

 正木 だからこそ、この時期、①「夕暮れや夜間になったら、歩行者と自転車運転者は、反射材を着用し、自転車の前照灯は必ず点灯すること」を心掛けていきたい。

 橋元 それから、②「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用」も、これを機に徹底していきましょう。

 正木 そして、③「飲酒運転の根絶」です。お酒を飲んで車を運転することはもちろん厳禁ですが、周囲でそのような行為に及ぼうとしている人がいたら、しっかりと注意し、やめさせなければなりません。

 原田 御聖訓には「さきざき申すがごとく・さきざきよりも百千万億倍・御用心あるべし」(御書1169ページ)と仰せです。用心に用心を重ね、「小事を大事」と、捉えていくのが、仏法者の生き方です。皆が笑顔で無事故の日々を過ごしていきましょう。



6、社説 わが地域に幸福の花咲かせる 今秋の「総会」に向けて
 

  学会の支部・地区などでは、楽しい、にぎやかな総会が、10月を中心に各地で開催される。友人・知人らを誘い、地域に開かれた集いとしたい。
 創価学会の目指す「広宣流布」とは、「民衆の平和と幸福の実現」を意味する。それには、もちろん、近隣同士が互いを知り合い、日常的に助け合うことも必要である。
 近年、地域のつながりが希薄になったと指摘される。とりわけ、若い世代は、他者との交流を避け、自分から“心の壁”を生みがちだという。そうした時代だからこそ、心と心をつなぐ創価の連帯は、ますます重要性を帯びるにちがいない。
 各地の総会でも、一人一人が心通わせる対話の好機と捉えていきたい。
 広島・世羅町の津田地区では現在、毎月の座談会に、15人程度の友人が参加する。緑豊かな山間地域であり、学会への理解が浅いころは、友人に声を掛けても、誰も座談会に集ってもらえなかった。だが、「いつか必ず会場を友人で埋め尽くし、にぎやかな座談会を開こう」と皆で誓い、祈り続けた。
 地域行事に参加したり、町会役員を引き受けたりと、何事にも積極的に取り組んだ。その責任感と誠実な人柄は次第に、地域の方々との信頼の絆を育んでいった。いつしか、友人が一人また一人と、座談会に参加。その友人たちが「面白い」「元気が出る」との感想を周囲の人に語ってくれ、地域内に評判が広がったのだ。
 また、兵庫の婦人部員は、朝の聖教新聞の配達を終えると、その足で「公共の花壇」の手入れ作業に向かう。長年にわたり、地域ボランティアの美化活動を続けたことに対し、県や市民団体などから感謝状が贈られた。彼女は、民生・児童委員としても地域に貢献している。地道な地域活動は“信頼の花”を咲き薫らせ、友人・知人が本紙を購読してくれるようになったという。
 誠意の行動は、他者の心を潤し、ひいては地域社会を“心のネットワーク”で包みゆく。
 池田名誉会長はかつて、地域友好のための3指針を示した。第1に「地域の『安穏』と『繁栄』を祈ること」。第2に「礼儀正しく良識豊かに」。そして第3に「励まし合い、助け合う麗しき連帯を!」である。
 近隣友好こそ、わが地域の幸福と和楽の土台――その確信のもと、日々、地域の発展と友人の幸せを真剣に祈りながら、真心の対話を広げたい。



7、今日の発心  経王殿御返事、1124㌻
 

御書 つるぎなんども・すすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼に・かなぼうたるべし(経王殿御返事、1124ページ・編569ページ)

通解 剣なども、進まない人のためには何の役にも立たない。法華経(御本尊)の剣は、信心の強い人が用いてこそ、役に立つ。まさに鬼に金棒である。 . 

【子の病を通し信心の功力教わる】

 潔い、勇気ある信心にこそ御本尊の功力は現れる、と仰せです。

 1952年(昭和27年)に母と共に入会。以来、母と学会活動に歩いた日々は良き思い出です。
 その後、本紙取次店主(現在の販売店主)をしていた母のあとを引き継ぎ、38年9カ月にわたって携わらせていただきました。
 地域男子部長時代には、東京会(東京各区の代表の集い)の会合の席上、皆を激励される池田先生に接し、師と共にと誓いました。
 結婚後は3人の子どもに恵まれましたが、次男が生後半年の時に川崎病を発症。医師から「ゼロ歳児なので、死亡率も高く、危険です」と告げられました。目の前が真っ暗になるなか、この御文を思い起こし、〝信心で乗り越えよう〟と唱題を重ね、折伏に歩きました。その結果でしょうか。次男の症状は消え、無事に退院することができたのです。
 現在、子どもたちは広布の第一線で活動に励んでいます。
 今この時に、報恩感謝の思いで全てに勝利していきます。
東京・村山総区副総区長 野崎 雄二



【社会の情勢】
 

◆ ウナギ保護で初合意 養殖用の稚魚2割削減 日中韓台
◆  認知症保護者 徘徊などで保護されたひとの写真付き台帳開示へ 大阪府警 
◆ 8月訪日客が最多 111万人 円安・羽田増便寄与

2014/9/19(金)の聖教

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2014/9/19(金)の聖教


1、ロシア連邦サハ共和国 ヤクーツク教育カレッジから池田SGI会長に名誉教授称号

ロシア連邦サハ共和国 創立100周年の教員養成の学府
コプィロヴァ学長が出席し授与式
民衆を導く平和の闘士 慈愛輝く教育者の模範 学長

 【ヤクーツク16日】ロシア連邦サハ共和国の「S・F・ゴーゴレフ記念ヤクーツク教育カレッジ」から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号が授与された。世界平和への多大な貢献を讃えるもの。授与式は16日、首都ヤクーツク市の同カレッジで行われた創立100周年の記念式典の席上、挙行され、クラヴジヤ・コプィロヴァ学長、学生・教職員らが出席。代理である大場SGI理事長に「名誉教授」の証書と記念のバッジが託され、SGI会長の謝辞が代読された。(2・3面に関連記事)

 黄金色に染まった木々の葉が、そよ風に揺れていた。
 この日は、ヤクーツク教育カレッジの100周年の創立記念日。
 会場前方のスクリーンには、SGI会長の事績を紹介する映像が次々と映し出される。
 平和の実現を目指すSGIの発足。創価一貫教育システムや文化・芸術・学術機関の設立。世界の識者との数々の対談集――。
 ナレーターの声に、ひときわ力がこもる。
 「人間それ自体が最高の価値であり、人類は運命を共にする存在であるという哲学。そして、暴力と戦争なき世界という理想。これが池田会長の根幹をなす思想です。
 平和建設は今、世界の各地で焦眉の課題となっています。ゆえに、きょう、世界平和への多大な貢献を讃え、池田会長を『名誉教授』としてわが大学に迎えることは非常に意義深いことです。池田会長こそ、『平和の鐘』を打ち鳴らす人物なのです!」



2、ヤクーツク教育カレッジから名誉教授称号 SGI会長の謝辞

励ましの太陽 知性の大樹
教育こそ生命を輝かせる源
ワシリエフスキー初代学長「教師は心の養育者」
永久凍土に根を張るシベリアの木々 いかなる試練にも粘り強く

 一、今、私の命には、ヤクートの誇る劇作家ソフロノフ先生の一節が、清冽な雪解けの如く響いてまいります。
  「さあ、最初に目を覚ました人々よ さあ、誰よりも早く起きたあなたよ 叫ぶのだ。大声で歌うがいい 皆を起こすのだ。春の日を呼ぼう!」と。
 この言葉の通り、1914年の9月16日、貴サハ共和国で最初の「教育者育成の学舎」として誕生し、向学の青年の英知の眼を開き、民衆の幸福と平和の春を広げてこられたのが、貴ヤクーツク教育カレッジであられます。
 そして、今日ここに、栄光の凱歌の100周年を威風も堂々と勝ち飾られました。
 人間教育に人生を捧げてきた一人として、私は、このユーラシア大陸に輝き光る貴カレッジの大佳節を、帰国をはじめ世界192カ国・地域の宝友たちと、嵐のような大拍手をもって祝賀申し上げたいのであります。誠に誠に、おめでとうございます!(拍手)
  本日、余りにも意義深き「創立の日」に、誠に過分なる「名誉教授」の称号を賜りました。
 校章に描かれた「太陽に向かい、階段を上り行く探求者」の英姿を胸に刻みつつ、貴カレッジの名誉ある一員として、先生方と共々に、全人類的価値の創造へ、新たな一歩を踏み出させていただきます。
 心より、厚く御礼を申し上げます(大拍手)。

若き学才を伸し 偉大な志を育てる

 一、100年前の9月16日のその日、「闇を切り裂く松明」と謳われた鮮烈な貴校の開学式で、ワシリエフスキー初代学長は宣言なされました。
 「教師は、心の養育者であれ」
 「教師は、学生が才能を埋めてしまうことなく、可能な限り伸ばせるように努めよ」
 「教師は、学生が情熱を傾けるべき志の方向性について心を砕け」
 この三つの誠に明快なる指針であります。
 この確固たる理念のもと、貴カレッジは「知識」とともに「心」を育み、若き「学才」を遺憾なく伸されて、偉大な「志」の逸材を陸続と育成してこられました。
 私は、貴カレッジの崇高なる100年の歴史と伝統に学び、これからの100年に赫々と受け継いでいくべき「人間教育の指標」を3点にわたって、認めさせていただきたいのであります。

自他共の幸福開く 人間の力を信じよ

  一、その第一は、「生命の可能性を信じ照らしゆく、励ましの太陽たれ!」ということであります。
  貴校の誉れある一期生であり、民衆と苦楽を共にされた大政治家アンモソフ先生は洞察されました。
 「教育は、人間生命の根本的な改革者である。教育は、人間を生まれ変わらせるものである」と。
 まさしく、正しき教育こそ、人間が人間として、真に人間らしく、生命を光輝あらしめる源であり、一生涯、自他共に生き生きと蘇生せしめていく力でありましょう。
 その教育に臨むに当たって、最も大事な心構えは何でしょうか。私は、コブィロヴァ学長先生の信条に賛同いたします。
  それは、教師が学生一人一人に「あなたはこの世界でかけがえのない存在だ」と信じて接することであります。
 そして一人一人が、「自分の力で人生を切り開き、周りの人たちをも幸福にできる人間になる」ように、励まし、リードしていくことであります。
 教え子たちを心から慈しまれ、その通りに薫陶なされている学長先生の実践は、5年前にご訪問をいただいた、わが創価大学の教職員にも深い感銘を残されました。偉大なサハ共和国の教育の母に、私たちは最大の敬意と感謝を捧げたいのであります(大拍手)。
 「創価教育」の創始者である牧口常三郎先生は、第2次世界大戦中、軍国主義に抗し、生命尊厳の信念に殉じました。
 本年は、この平和の闘士の獄死より70年。私たちは、「教育は、子どもたち、学生たちを、一人ももれなく幸福にするためにある」との先師の志を貫いてまいりました・
  貴カレッジと共有する、この揺るぎない原点に立って、教育ルネサンスの励ましの陽光を、いやまして世界の若人たちに送っていきたいと思うのであります。

不撓不屈の忍耐で 比類なき功績残す

 一、第二の指標は、「いかなる試練にも屈しない、勇敢なる知性の大樹たれ!」であります。
  100年前の開学式には、はるか遠方の農村から歩きに歩き通して駆け付けた向学の青年もいたという歴史を、私は涙の出る思いで伺いました。
  貴校の草創期に苦学を重ねられたゴーゴレフ先生は、卒業後、革命、新国家の樹立など最も困難な時代に、教育大臣として重責を担い立たれました。
 そして貴校で鍛え上げられた不撓不屈の忍耐力で、「義務教育の導入」や「ヤクート語教育の定着」をはじめ、比類なき功績を残しいかれた足跡は、よく知られております
  貴共和国をはじめ、シベリアの大地には、「地球の肺」と呼ばれるが如く、人類の命を守ってくれている大森林(タイガ)が広がっています。
 その中には、永久凍土地帯で根を下方に伸ばせない分、主に側方に伸し、樹高の3倍から5倍もの根を張り巡らせる木々があるといいます。
  それは、いかに過酷な環境でも、そこで粘り強く根を張り、大樹となって勝ち栄えゆく、サハに漲る生命力の象徴といってよいでありましょう。
  貴校の1期生であられる大文化人オユンスキー先生の名句に、「私の心は堅固である。知性は勇敢である」とあります。
 前途に幾多の試練が待ち受ける時代だからこそ、教育の真髄の底力で、「堅固の心」と「勇敢な知性」を併せ持った人材の大樹を、さらに林立させていかねばなりません。

新たな100年へ 世界市民の潮流を

  一、第三に、「人類の心と心を結ぶ平和と共生の大河たれ!」と申し上げたい。
  オユンスキー先生によって編纂された貴共和国の英雄叙事詩「オロンホ」には、「人は、屈辱を受けるために、この世に生まれるのではない」「我は、世界のあらゆる人々を守るために、ここにやってきたのだ!」とあります。
 私も1974年9月、東西冷戦の渦中に、シベリアの上空を飛んで、ロシアとの友好の第一歩をしるしました。
  その折、歓迎してくださった方々に私は申し上げました。
 「シベリアの美しい冬に、人々が窓からもれる部屋の明かりに心の温かさを覚えるように、私どももまた、社会体制が違うとはいえ、人々の心の灯を大切にしてまいることを、お約束します」と。
 うれしいことに、40年の歳月を経て、今、この友情の「心の日」は、教育交流を通し、若き世代に、いよいよ明々と継承されております。
 貴共和国の素晴らしい国家には、「我らがレナ川は伸び伸びと流れゆく 生命の水を満々と湛え 調和と力を運びゆく 全ての民族に平和を与えんと」とあります。きょうより新たな100年へ、この広大無辺なる前進の息吹で、世界市民教育という平和と共生への「生命の大動脈」を、共に、共々に、滔々と流れ通わせていこうではありませんか!(大拍手)
 結びに、英邁なるコブィロヴァ学長先生はじめ、ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 貴ヤクーツク教育カレッジに永遠の勝利あれ! 貴サハ共和国に無窮の栄光あれ!
 マフタール!(ヤクート語で「ありがとうございました」)  (大拍手)



3、わが友に贈る

 交通事故を起こすな!
 携帯電話の使用など
 「ながら運転」は厳禁。
 夕暮れ時や夜間は
 周囲に一層の注意を!



4、名字の言  福岡・大牟田市が目指すのは“安心して徘徊できる町”

  大阪大学大学院教授の志水宏吉氏(教育学博士)が、昭和と平成に実施された全国学力テストの結果を分析している▼学力の差は、かつては「都鄙格差」に由来した。端的に言えば、都会の子の学力は田舎の子よりも高く、都市の経済・文化的水準の高さが密接に関連していた▼一方、平成のテスト結果からは“子どもと家庭や近隣社会、学校とのつながりが豊かな地域では、概して学力が高い”との仮説が浮かび上がった。格差克服の手だてとして、氏は、地域あげての「つながりの再構築」を提唱する(『「つながり格差」が学力格差を生む』亜紀書房)▼人と人のつながりは、まちづくりにも力を発揮する。福岡・大牟田市が目指すのは“安心して徘徊できる町”。認知症患者の行方不明者が社会問題化しているが、同市では十数年前から地域住民が一体となり、徘徊する人を見守り、支える取り組みを行う。全国からの視察も相次いでいるという▼子どもの教育、超高齢社会への対応、さらには災害対策も、インフラ整備の発想だけでは限界がある。“人のつながり”への視点が欠かせない。それが、時代の共通認識になってきた。創価の励まし運動は、その基盤をつくる力だ。“対話の秋”――地域に新しい友情の輪を広げたい。(馨)



5、寸鉄
 

★  サハ共和国の教育大学から名誉教授証。「会長は平和の鐘を打ち鳴らす方」
      ◇
★ 「言わずんばある可からず」。満々たる折伏精神こそ。青年よ打って出よ
      ◇
★ 正しい努力が成功を収めなかった例はない―哲人 最後は地道な人が勝つ!
      ◇
★ 妊婦マーク、男性の6割「知らない」と。細かな気遣いも立派な子育て支援
      ◇
★ 高齢者の消費者トラブルが急増と。家族・地域の絆強めよ。声掛け絶やさず



6、社説  明日「彼岸の入り」 地域に根ざす学会の墓地公園

  あす20日は「彼岸の入り」。26日の「彼岸の明け」まで「秋季彼岸」の期間である。
 創価学会では、彼岸の中日にあたる「秋分の日(23日)」を中心に、「秋季彼岸勤行法要」が各地で厳粛に営まれる。
 近親の物故者への追善とともに、広布の途上で逝かれた全ての方々、また、東日本大震災で犠牲になった方々への追善を行う。今夏の災害で被害を受けた方々の安穏や復興も祈念する。
 この期間、学会の墓地公園や納骨堂は、多くの来訪者でにぎわう。とくに、墓地公園は「公園」との名称にふさわしく、豊かな自然と人間が調和する「憩いの場」ともなる。
 造園デザイナーの井上剛宏氏は、学会の墓地公園について、「仏教の永遠の生命観に立脚し、『恒久性』『平等性』『明るさ』をコンセプトに、『平和』と『調和』を象徴した地域に開かれた明るい自然公園風の園内は、四季折々に草花が咲き、小鳥がさえずり、緑豊かな静寂に満ち、ひとときの安らぎと平和をもたらす空間」(隔月誌「ランドスケープデザイン」マルモ出版)と語った。
 全国13カ所の墓地公園は、いずれも日蓮仏法の生命観を表現した場所である。
 関西池田記念墓地公園(兵庫・丹波市)では、1990年(平成2年)の開園以来、毎年、来園者や地域の方々が参加する「水とみどりの写真展」を開催している。また、地域の老人会は、ゲートボールの会場として使用。地元の小学生が写生に訪れたり、学校の課外授業や遠足コースに利用されたりと、地域の人々に親しまれている。
 そうした運営の仕方には、共感の声が数多く寄せられ、中には“墓地革命”と評する識者もいる。
 2016年春、関西では、新たな墓地公園「滋賀メモリアルパーク」(仮称)が開園の予定だ。建設地の大津市大石曽束町の名士は「近隣の人たちが散歩などをしながら、ゆっくりとした時間を過ごせる場所にしていただければ」と期待を寄せる。
 池田名誉会長はかつて、墓地公園に訪れる方々への、自身の思いを綴った。
 「“これは自分の庭である”との気持ちで散策し、気宇広大な思い出を刻んでください。先祖への追善回向とともに、自らも蘇生して帰ってください」と(小説『新・人間革命』「厚田」の章)。
 来園した一人一人が、故人への追善とともに、新たな一歩を踏み出す機会としたい。



7、今日の発心  一生成仏抄 384㌻
 

御書 深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり(一生成仏抄、384ページ・編22ページ)

通解 深く信心を起こし、日夜朝暮に怠らずわが心を磨くべきである。どのように磨くべきか。ただ南無妙法蓮華経と唱えることが磨くことになる。. 

【父から学んだ信心を後継の友へ】

 信心の実践で、心を磨いていくように、と教えられています。

 父は、何事にも実直で多くを語らない人でした。しかし、その背中から学んだ信心は、今、わが家に受け継がれています。この一節は、子どものころ、毎朝、家族と拝した御文です。
 1994年(平成6年)11月23日、世界広布の“前奏曲”ともいえる“5万人の第九”を池田先生の前で演奏。私も、そこに役員として参加しました。その時、父は大病を患うも、更賜寿命し、見守ってくれていたのです。行事の成功を聞いた父は安心して霊山へ。今、思い起こすと、父は、第九の歌詞にあるように、嵐に打ち勝ち、魂の凱歌を奏でてくれていたのだと思えてなりません。
 今秋、九州各地で「アジア創価青年大会」が行われます。そこで新時代の“第九”が披露される予定です。新宝城「粕屋平和会館」の開館を間近にひかえるなか、今、父となった私も、後継の人材育成を真剣に祈り、福岡大勝県の同志と共に、師弟勝利の大道を前進してまいります。
福岡大勝県長 堀江 俊司



【社会の情勢】
 

◆ 量的緩和を来月終了 ゼロ金利は据え置き 米FRB
◆  三大都市圏 住宅地も上昇 リーマン以来六年ぶり 基準地価
◆ 女子中学生2割増加「親は利用把握を」 交流サイト被害 警察庁
◆ スコットランド住民投票 独立の是非 きょう判明

2014/9/20(土)の聖教

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2014/9/20(土)の聖教


沖縄の世界エイサー大会 音楽隊 創大クラブが入賞

 力強い演舞を披露した創価沖縄かりゆし太鼓は「銅太鼓賞」と「アロハスピリッツ賞」、大嶺義宗さんがソロの演舞で「銅賞」を受賞。弾ける笑顔で観客を魅了したイチャリバチョーデーズは「特別賞」を獲得した。 



2、創立者夫妻 修学旅行の関西小6年生を激励

父母(ちちはは)によろしく 皆に会えてうれしい

 創価学園創立者の池田名誉会長は17日夕、修学旅行中の関西創価小学校6年生を東京・新宿区内で激励した。
 喜びの出会いは、突然、訪れた。
 「こんにちは!」
 秋空を上っていく元気なあいさつ。創立者夫妻が車で関西小の児童101人のもとへ。並んだ児童は口々に決意や感謝を述べた。
 「親孝行します!」
 「クラブで日本一になります!」
 「いつも見守ってくださって、ありがとうございます!」
 笑顔の子、目を腫らす子、言葉にならない子もいる。皆、勉強や読書、クラブ、習い事、家の手伝い、電車通学を頑張ってきた。
  5年前の入学式で創立者が呼び掛けた三つの約束――①思いやりの心をもとう ②よい本と友だちになろう ③負けない心をもとう――を守ろうと、挑戦を重ねてきた。
 そして今、目の前に創立者がいる。――関西の父母たちと一緒に6年間、願い続けてきた瞬間だった。
 「世界で活躍するリーダーになります!」
 「正義の道を歩みます!」
 スクールカラーの三色旗を振り、愛する学園生の声に耳を傾ける創立者。一人一人の瞳を、じっと見つめる。うん、うん、とうなずく。創立者夫人もほほ笑む。
 創立者は言葉を贈った。
 「皆さんに会えてうれしかったです。皆さんに、くれぐれもよろしく。お父さん、お母さんにもねくれぐれもよろしく」
 続けて同区内で行われた「大樹の集い」。
 その最中にも、創立者は伝言を寄せた。
 皆の成長を祈り、関西創価学園寮歌「我らの城」や関西の歌などのCDを聞き、歌ったとの知らせ――。“慈父”の真心に、児童の目元には、きらりと光るものがあった。(以下略)
 



3、わが友に贈る

 「苦労」は全部
 「財産」として
 生きるのが仏法だ。
 青年よ不屈の心で
 わが勝利史を綴れ!



4、名字の言 池田SGI会長は呼び掛けた。〝人間を信じて対話を重ねていく。迂遠のようであっても、これほど確かな、平和への王道はない〟と。

  SGI青年平和大会などに参加するため、海外15カ国の同志が今月7日に広島を訪れた折のこと。少年少女部の歓迎合唱に応えて、欧州からの参加者が7束の千羽鶴を手渡した▼第1次世界大戦の勃発から100年の本年。その主戦場となった欧州の友が、平和のシンボルとして千羽鶴を作り、広島を訪れるメンバーに託したのだ。皆、鶴を折るのは初めての経験。インターネットなどで作り方を学んだという。試行錯誤の末に完成した真心の結晶だ▼広島への参加者の中には、東欧クロアチアの女子部員もいた。彼女も、折り鶴の一羽一羽に不戦への強い決意を託した。10代のころ、同国で内戦が起こり、友人たちが犠牲になった経験を持つ▼その後、彼女は入会。当時、同国のメンバーは一握りだったが、昨年、SGIの支部が結成された。戦渦を乗り越えた国土に今、仏法の人間主義の花が開き始めている▼「平和」とは「一人を大切にする心」に帰着する。その心を表す行動が、平和への確かな一歩となる。大会に寄せたメッセージで、池田SGI会長は呼び掛けた。〝人間を信じて対話を重ねていく。迂遠のようであっても、これほど確かな、平和への王道はない〟と。きょうも、自分にできる「一歩」を進めたい。(蹴)



5、寸鉄

★  会長の平和旅は未来を生きる者への教訓―元大臣 君よ 開拓の大情熱を継げ
      ◇
★ 「中部婦人部の日」。堅塁の母は強く朗らか。師弟の絆輝く福徳の花園を!
      ◇
★ 仏法は「本因妙」。広宣の友は今、ここから飛躍。戦う人生に栄冠は燦然!
      ◇
★ 今冬、雪で倒壊のハウス再建進まず。野菜は高騰。自然は待たず。対策急げ
      ◇
★ 高齢者が運転する自転車事故多し。「車が止まってくれる」は誤信。油断大敵



6、名誉会長と共に 新時代を開く 【34】常楽我浄の生命の花園へ

  秋の彼岸を迎える。美しい自然に包まれた全国の墓地公園・納骨堂、また主要会館で秋季彼岸勤行法要が厳粛に営まれる。
  信心を貫き通して亡くなったならば、どうなるか。御書に照らして、その境涯は、見渡す限り黄金の幸福の光に満ちあふれ、無上の喜びに輝く世界である。
  日蓮大聖人は仰せである。
 「南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待ってごらんなさい・・・天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる」(1386㌻、通解)
 妙法の人の歩みは、御聖訓の通りの大福徳に包まれゆくことを深く確信していただきたい。「生も歓喜」「死も歓喜」の生命と輝くことは、絶対に間違いない。三世永遠にわたって自由自在の境涯となるのである。

                                  *   *

題目の音声は、十方世界に届かないところはない。我らの真心の唱題は、故人にも響いていく、戸田先生は語られた。
 「題目の力は偉大である。苦しい業を感ずる生命を、あたかも花園に遊ぶがごとき、安らかな夢のごとき状態に変化させるのである」
 妙法は大宇宙の根源の力だ。それを弘める功徳は、故人をも包む。広宣流布の戦う心こそ、仏の心であり創価の心だ。
 全ては自他共の幸福のための戦いだ。苦労がないことが幸福なのではない。どんな悩みにも負けないことが幸福なのだ。
 忍耐ある人は負けない。
 朗らかな人は負けない。
 荘厳な夕日の次の日は晴天になるように、今世も、真っ赤な夕日のごとく、わが生命を燃やし尽くして、所願満足の人生を、共々に生きて生きて生き抜こう!
  学会の創立記念日へ、聡明な信心即生活で健康勝利の日々をと祈っています。



7、地平線を越えて SGI会長との心の絆 シンガポール ㊦ 
 勇気を胸に幸福の大道を歩みゆけ
   (作業中)



8、教学 23日を中心に秋季彼岸勤行法要  家族を亡くした門下への日蓮大聖人の励まし

(作業中)



9、池田名誉会長が贈る 勝利の人間学 第60回 新たな決意で生き生きと

 青年は、常に新たな出発だ! 共に生き生きと躍進だ! この勢いが青年の生命だ。
 日蓮仏法は「本因妙」の仏法である。
 今この時に、妙法を唱え、現在そして未来の勝利の「因」を直ちに刻むことができる。
  ゆえに過去に囚(とら)われる必要はない。現状に安住してもならない。常に「これから」だ。
  新たな決意で「これから」を創り開くのだ。
  師弟の誓いに生き抜く青春に、停滞はない。       
  みずみずしい求道の息吹が、惰性や慢心(まんしん)を打ち破るからだ。
  誓いは貫いてこそ、誓いである。そこから、尽きることのない「躍進」の力が生まれる。

広布の大願に「仏力」が

 日蓮大聖人は、青年門下に「我が弟子等・大願ををこせ」(156ページ)と叫ばれた。
  広宣流布こそ、御本仏の誓願である。
  この仏と同じ誓願に立って、祈り、行動する時、わが生命に「仏の勇気」「仏の智慧」「仏の力」が無限に湧いてくる。
  これこそが、不可能を可能にする源泉だ。
  これほど価値ある誇り高い生き方はない。
 自分で決めて、勇んで勝利の道を開くのだ。
 すべてを御本仏が御照覧である。胸を張って、友の幸福のために動くのだ。
 「自発能動」こそ、青年の特権である。

師子の人材城を築こう

 勝利、勝利、また勝利の前進 — これが、学会青年部の誓いである。永遠に勝ち進むためには、何よりも人材の流れを築くのだ。
 今、日本中、世界中で新たな希望に燃えた若人が躍り出ている。この若き地涌の友が、1人ももれなく、正義の師子に、平和の天使に、強く明るく伸び伸びと育ってほしい。

 恩師は、「人間をつくることだ。指導者をつくることだ」と、常々、語っておられた。
 創価家族の温かい励ましの中で、人は育つ。
 一段と、題目を大地に響かせて、地涌の菩薩を呼び出そう! そして、わが地域から、人材拡大のうねりを起こそうではないか!



【社会の情勢】 

◆  スコットランド独立否決  反対55%ね英国分裂を回避
◆  エボラ熱 国際社会の脅威 国連が緊急支援団体派遣
◆  三陸水産業、学生がPR
◆  小中一貫「成果あり」87% 初の実態調査公表 文科省
◆  法科大学院5段階に 評価ごとに補助金額が決定
◆ 日中韓、金融協力を再開 財務相会議で共同声明採択


2014/9/21(日)の聖教

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2014/9/21(日)の聖教

1、池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲 「内なる宇宙」の力は無限

 春の彼岸から昼が、
 秋の彼岸から夜が、
 日一日と長くなっていく。
  地球の一年の運行の節目である。
  大宇宙を貫く
  妙法とともに生きる私たちは、
  この日を「生命の元旦」
  「三世の勝利への出発」
  との思いで進んでまいりたい。

  万有流転 ---
  大宇宙の運行は
  瞬時たりとも止まることはない。
  万物は
  間断なき前進から生まれ出ずる。
  前進こそが
  宇宙を貫く黄金則なのだ。

  あの美しい 満天の星のごとく
  勇気に溢れ 希望に溢れ
  勝利に溢れゆく
  栄光にふさわしき
  人間王者の威厳に満ち満ちて
  常楽我浄の王宮の扉を開き
  笑みを湛えながら
  わが人生の流転を進みゆくのだ。

  だれもが、
  宇宙の無限の力を秘めた
  「小宇宙」である。
  だから、あの「太陽」も
  自分の中にある。
  自分の中に 輝く「銀河」もある。
  星々をわたりゆく無数の光が、
  この胸の中にある。
  「内なる宇宙」も無限である。
  だから、私は言っておきたい。
  どんな悩みがあっても、
  君は負けるな!
  どんな障害があっても、
  夢をあきらめるな!
  自分の中の「太陽」を
  輝かせて生き抜こう!

  1996年(平成8年)6月24日、池田名誉会長はキューバを初訪問した。首都ハバナから望むメキシコ湾は、沈みゆく太陽によって、黄金色に染め上げられていた。
  当時、キューバとアメリカは緊張状態にあった。だが、そんな小さな地球上の争いを見下ろすかのように、大宇宙は生命のリズムを、間断なく刻み続けていた。
 9月23日は「秋分の日」。太陽が真東から上り、真西に沈む。昼夜の時間がほぼ同じとなり、これから季節は冬へと向かっていく。
 仏法は「我即宇宙」「宇宙即我」と説く。一人一人が、かけがえのない宇宙の要素であり、わが生命に宇宙を抱いている。「小我」を破って、「大我」に生きて生き抜いていきたい。偉大なる法、偉大なる師匠とともに----。

2、台湾 澎湖県県政府議会から池田SGI会長に感謝状

  台湾の澎湖県政府と同県議会から、池田SGI会長の平和・文化・教育への功績を讃えて、それぞれ感謝状が贈られた。

 台湾西部に位置し、風光明媚な観光地として知られる澎湖諸島。
 毎年、多くの人々が訪れるこの美しき天地で、台湾SGIの友は「良き市民たれ」とのSGI会長の指針を胸に、地域の灯台として生き生きと社会貢献に取り組んできた。
 現在、同諸島の澎湖島では、台湾SGIと同県政府が共催し、絵画展「生命・郷音――洪根深現代画展」を開催(10月15日まで)している。
 これは、同島出身の著名な芸術家である洪根深氏の作品を扱ったもので、「社会の底流に光をあて、善なる方向へと導く感動的な作品」(県政府の劉丁乾秘書長)などの声が寄せられている。
 さらに、今回の展示会にあわせて、県内の約30カ所の小中学校で”移動美術館”を実施し、地域の子どもたちに芸術と触れ合う機会を提供した。
 同展は8月30日、同県馬公市の澎湖生活博物館でオープン。同日の開幕式には県政府の劉秘書長、曾慧香文化局長、澎湖科技大学の王瑩瑋学長らが出席した。席上、SGI会長に対する県政府の「感謝状」が台湾SGIの代表に託され、祝福の拍手が送られた。
 あいさつに立った洪根深氏は、台湾SGIと県政府の協力に謝意を述べつつ、「無形の文化、芸術が持つ力は実に巨大なものです。私は(文化運動を進めてきた)池田大作先生の精神、また、そのリーダーシップと運動に対して深い敬意と尊崇の念を抱いております」と語った。
 一方、前日の29日には、SGI会長の長年にわたる平和・文化・教育運動を讃え、同県議会から「澎湖の光 感謝状」が贈られた。
 県庁舎で行われた式典では、劉陳昭玲議長が感謝状を読み上げ、「わが県の発展と社会の繁栄に対する傑出した貢献に心からの敬意を込めて」と授与理由を伝えた。

3、広島の土砂災害から1カ月 婦人部・女子部が復旧作業に尽力

  8月に広島市北部を襲った大規模な土砂災害から1カ月。
 被災地には、現在も多くの土砂やがれきが残り、懸命な復旧作業が続けられている。
 広島創価学会では、8月に結成した壮年・男子部有志の「かたし隊」に続き、このたび、婦人・女子部の有志による「ひまわりグループ」を結成した。主に被災した家屋の清掃活動などを行っていく。
 同グループは19日、安佐南区八木の奥瀧月子さんの自宅へ。土砂で汚れた床下などを清掃した。奥瀧さんは「細かいところまで丁寧に掃除してくださり、本当に助かります。創価家族の支えに感謝し、頑張っていきます」と語った。

4、わが友に贈る

 良き友の存在は
 人生を豊かにし
 喜びを倍加させる。
 皆で励まし支え合い
 自他共の幸福へ前進!

5、名字の言  左右の手のひらを開き、指先を下から上に向ける――「地涌の菩薩」を表す手話である。

  御書講義が始まると、会場の一角で忙しそうに両手を動かし始める人がいた。左右の手のひらを開き、指先を下から上に向ける――「地涌の菩薩」を表す手話である。10本の指は無数の菩薩を意味する。その手話を真剣に見つめてノートをとる、ろうあの受験者たちがいた▼教学部初級試験・青年部教学試験3級に向けた勉強会の一こまである。聴覚に障がいのある人々のグループ「妙音会」の担当者が1時間以上、通訳し続けた▼「自受用報身如来」など、手話で表現しづらい仏法用語も多い。どう伝えるか。さらに今後の勉強会の日程をどうするか。講義後も地元の幹部たちと相談が続いた▼別のある地域では、フィリピン出身の男子部員が挑戦中だ。日本語の会話は得意だが漢字が苦手という。「任用試験は何とか受かったが、3級は難しいです」と苦笑い。英文御書の「開目抄」や「撰時抄」などに線を引いて意味を確かめながら、教材と格闘している。勉強の面倒を見る男子部の部長は「私たちのほうが勉強になります」と語る▼障がいや言葉の壁を超えて仏法を学ぶ。「一人のため」に、皆であれこれ知恵を絞って学び合う。この姿そのものが”信心の勝利者”に他ならないと感じた。試験まであと1週間。全力の応援を続けたい。(寅)

6、寸鉄

★   学会には躍動感と想像力溢れる健全な世界観が―博士。希望の社会へ邁進
      ◇
★ 国連の「国際平和デー」民衆の力で不戦世紀を!192カ国・地域の友が先駆
      ◇
★ 「慈無くして詐り親しむは是れ彼が怨なり」仏典。正義を言い切るのが慈悲
      ◇
★ 何でも相談できる先輩を持て―恩師。善知識は宝。向上と成長の道朗らかに
      ◇
★ 情報漏洩被害、4割超が「メール誤送信」原因と。慣れを排し細心の注意を

7、SGI会長の初訪ソ40周年 ロシアSGI結成20周年 極東支部が躍進!(作業中)

8、社説  23日は少年少女部の日 子どもの「生きる力」を育もう

  「『ありのまま』に悩み、祈り、また胸をはって挑戦していく――そうすることで、自分の心がみがかれる。心の中の宝物が光っていく。きみの、あなたの『いいところ』が、必ず見えてくるのです」――池田名誉会長は「少年少女きぼう新聞」今月号の連載で語り掛けた。
 明後23日は、「少年少女部」の結成記念日。1965年(昭和40年)のこの日、同部は高・中等部に続いて誕生した。高・中・少の未来部は、名誉会長の”手作りの組織”である。
 当時、未来部を結成した趣旨について、名誉会長は「大勢の先輩、よき相談相手が周囲にいれば、安心して自分の人生行路を決めていくことができる。若芽が未来に、スクスクと伸びゆくための応援をしていくこと」と述べている。
 確かに、実際の人生行路は、平坦ではないだろう。「子どもの貧困」が社会問題となっている昨今では、過酷な現実のただ中に、どれほど多くの子どもたちが立ちすくんでいるか計り知れない。
 だからこそ、現代の子どもたちには、何があってもたくましく「生き抜く力」を身に付けてほしい。また、そのために惜しみなく支援するのが、大人の責務であろう。

 ”人類の教育者”ペスタロッチの研究で著名な黒澤英典・武蔵大学名誉教授がかつて、本紙「文化」欄で語った視点は示唆に富む。氏の調査によれば、子どもたちの「居場所」づくりではなく、彼らが主人公として必要とされる場所=「要場所」づくりに取り組んでいる地域では、子どもの「生きる力」を育む地域の教育力が明らかに上がった、という。
 実際、未来部でも高・中・少合同の部員会を行う際、年長の高等部員を中心に、子どもたちが主体的に企画・運営している地域には、人材育成の力強い流れが生まれている。先の論考とも符合しており、興味深い。
 相手の限りない可能性を信じ抜き、生命を触発する温かい関わりを粘り強く続ける「学会精神」は、あらゆる人材育成の根幹に通じるのだ。老いも若きも、だれもが、それぞれの持ち味と知恵を存分に発揮し、どうすれば子どもたち一人一人が「生き抜く力」を自ら育んでいけるかと考え、新たな挑戦を起こしたい。
 本年新設された各地の未来本部長、また未来部長を中心に、わが地域における”新しい未来部育成の歴史”を築きゆく、実り多い秋としたい。

9、今日の発心 四条金吾殿御返事、1192 ㌻ 

御書 ただ心こそ大切なれ(四条金吾殿御返事、1192ページ・編1219ページ)

通解 ただ心こそ大切である。. 

【変毒為薬し使命の道を前進】

 強盛に大信力を出す、その信心の一念がなにより大切である、と教えられています。

 1987年(昭和62年)の中部総会の席上、池田先生は「皆さま方は、心の『不定』の人ではなく、使命の道に『心定めた』人であっていただきたい」と指導されました。この時、”師と共に使命の道を”と誓ったことは、生涯忘れません。
 生死にかかわる母の事故や父、義父の病など、さまざまな宿業の嵐に遭いましたが、同志の励ましに支えられ、乗り越えてきました。
 しかし、今度は自身の病が判明し、目の前が真っ暗に。「心が負けたらいけないよ」との先輩の激励に奮い立ち、この御文と師との原点を思い起こしながら奮闘しました。諸天にも守られ、今では、発病前よりも元気になり、悩みを抱える同志に心から寄り添えるようになりました。この病気がたくさんのことを教えてくれたのだと、感謝でいっぱいです。
 2人の息子も世界広布へと羽ばたき、後継の道を走っています。
 本年は、高熱を押して先生が参加された中部幹部会(会場・刈谷市体育館)から45年。”今こそ、先生・奥様に恩返しを”との思いで、三河創価県の同志と共に、創立100周年を目指し、幸福拡大の人生を歩んでまいります。
愛知・三河創価県婦人部長 清水陽子

【社会の情勢】 

◆ 世界経済の現状点検 成長目標めぐり議論 G20財務総会議
◆  生物多様性の認知度低下 「聞いたことない」過半数
◆ 安保理が非難声明 対イスラム国で結集要請
◆ 広島土砂災害1か月 追悼行事 犠牲者の冥福祈る

2014/9/22(月)の聖教

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2014/9/22(月)の聖教


1、創価教育同窓の集い 創立者・池田名誉会長が祝福のメッセージ

  伝統の「創価教育同窓の集い」が21日、東京・八王子市の創大記念講堂で盛大に開催された。これには、創立者の池田名誉会長が万感のメッセージ(2面に全文)を寄せ、誉れの同窓生たちの凱旋を祝福。「世界一の友情の大連帯、万歳!」と呼び掛けた。韓国の名門・国立済州大学元総長の趙文富博士一行が来賓として出席。席上、創立者が長年にわたって親交を結んできた趙博士が記念講演を行った。

          

 爽やかな秋晴れの創価大学のキャンパス。
 全国、世界各地から、同窓生たちが青春の誓いを胸に喜々として集った。
 友情の連帯光る「創価教育同窓の集い」。
 冒頭に紹介されたメッセージに続き、集いの途中、創立者・池田名誉会長は真心の伝言を寄せた。
 「今、皆さんの晴れやかな創価教育同窓の集いに思いをはせ、素晴らしい青空を見ながら、会場の様子をお聞きしながら、学生歌を何度も聞いています」「きょうは、よく集まってくれました。うれしい。ありがとう」
 万雷の拍手が轟く創大記念講堂。参加者の瞳には、新たな船出への決意が光った。その〝父子の絆〟を温かく見つめる国立済州大学元総長の趙文富博士。
 趙博士と創立者は7度の出会いを刻む。その語らいは2冊の対談集に結実している。
 記念講演で趙博士は、こう呼び掛けた。
 「人生の価値を教えてくれた創立者・池田先生への感謝の念は尽きません」
 「池田先生のもとで学んだ皆さんは、最も価値のある生き方を知っています。これほど、幸せなことはありません。どうか、誇り高き人生を歩んでください」
 集いには、創友会(創大)、通教創友会(同)、短大白鳥会(創価女子短大)、鳳友会(東京・創価学園)、蛍会(関西創価学園女子)、金星会(同男子)、創陽会(札幌創価幼稚園)、創宝会(アメリカ創大=SUA)、創誓会(SUA大学院)の友らが参加。
 創大の馬場学長、田代理事長のあいさつに続き、2人のメンバーが活動報告した。
 パイロットとして活躍する岡田望さん(鳳友会・創友会27期)は「この先、どんな困難にも負けず、使命の空へ大きな翼を広げ、羽ばたいていきます」と力強く語った。
 税理士の袋恵美子さん(創友会28期)は「今後も〝わが母校は創価〟との誇りも高く、悩める人に寄り添い、なくてはならない税理士に成長していきたい」と述べた。
 創友会賞の授与の後、寺西創友会委員長があいさつ。原田創大最高顧問は「〝大学の真価は卒業生で決まる〟との創立者の指針を胸に、一人一人が使命の舞台で堂々たる勝利の劇を」と望んだ。
 同日、創大1期~7期の女子寮出身の代表者「11・5グループ」、創大女子寮出身者「創大香峯会」、女子短大出身者「短大白鳥会」等の大会が行われた。



2、創立者のメッセージ  21世紀の命運を担いたて 30代の苦闘が人生の土台築く


  一、大学という「人材の港」が、ひときわ輝き光るのは、現実社会の波濤を越えて舞い戻ってきた、誉れの卒業生たちの凱旋を迎える時であります。
 万難を排して、日本中、世界中から、よくぞ集ってくれました。私は、立派に成長した一人一人を、諸手を挙げて迎え入れ、それでれの尊い貴い奮闘に耳を傾け、労い、讃嘆したい思いでいっぱいであります。皆、本当にありがとう!
 本日は、私たちの宝の友人である、韓国の名門・済州大学の趙文富元総長ご夫妻、また趙誠倫教授ご夫妻がお越しくださいました。
 学園や大学に在学中、趙文富先生にお会いした人も少なくありません。さらに済州大学での研修などで、ご夫妻に父母のように温かく歓待していただいた友もいるでしょう。
 我らの創価家族の集いに、これほど懐かしく、これほど嬉しいお客様はおられません。皆で、万雷の大拍手をもって大歓迎しようではありませんか!(大拍手)
 一、きょうは、愛する皆さんと一緒に、目覚ましく大発展しゆく母校を散策しながら、ゆったりと懇談するような思いで、3点、エールを贈らせていただきます。

根の深き木は

 第一に「いよいよ深く勝利の根を張れ!」ということであります。趙先生との対談では、朝鮮王朝の大指導者・世宗大王についても語り合いました。この大王のもとで作られたハングルの詩歌(「龍飛御天歌」)の名句に、こう詠われております。
 「根の深き木は 風に動かず/花かぐはしく実たわわなり/源の深き水は ひでりに乾かず/川をなし海にいたるなり」と。
 今、社会も世界も、目まぐるしく揺れ動いています。変化は激しい。こういう時代だからこそ、大事なことは、心を定めて、揺るぎない信念の根を張ることであり、たゆまず学び、尽きることのない智慧の源を湛えることではないでしょうか。
 今、東京富士美術館(八王子市)では、英国の「ロイヤル・アカデミー展」が開催されています。
 このアカデミーの初代レノルズ会長は、青年芸術家たちに“自分自身の感覚に頼って始める人は、開始早々、研究に行き詰まってしまいます”と戒めていました。
 そして偉大な巨匠の実践によって確立された創造の道を、まず謙虚に学んでいくことを推奨したのです(相澤照明「ジョシュア・レノルズ卿の講話集 翻訳と注解 第1講話」、『佐賀大学文化教育学部研究論文集』10(1)所収、佐賀大学文化教育学部刊参照)。これは万般において、若き世代が心に留むべき原則でありましょう。
 ここに集った皆さんは、多くが30代半ば。私より50歳も若い。いよいよ、これからが勝負です。21世紀の命運を、その双肩に担い立っていくリーダーたちです。
 一、私が創価学会の第3代会長に就任したのは、32歳でした。もともと医者から、30歳まで生きられないと言われていた病弱な体でしたし、学会の会長職は、師匠である戸田城聖先生も7年にして逝去された激務です。
 ですから、就任の日に妻は「きょうは、わが家のお葬式」と言いました。
 以来、一日また一日、一年また一年、いつ倒れても悔いを残さないという決心で祈り抜き、戦い抜きました。巡り来る記念の5月3日を、妻は「ああ命があったのか」との思いで迎えていました。
 妻が初めて赤飯を用意してくれたのは、就任8周年の5月の3日です。全身全霊で生き切った悪戦苦闘の連続の30代に、私たちは今日の発展の因を刻みました。
 創価学園、創価大学の創立への布石をしたのも、この年代です。
 どうか、若き後継の皆さんも、何があろうと、焦らず嘆かず惑わず、じっくり悠然と粘り強く、勝利の根を深く張り、栄光への源を満々と湛えていってください。

他者のために生命を燃やせ

 一、第2に申し上げたいことは、 「いよいよ明るく友情の橋を架けよ!」ということです。
 韓国と日本には、世界史から見ても注目すべき、深い平和友好の歴史があります。
 いにしえの数多(あまた)の文化の伝来はもとより、江戸時代、来日した朝鮮通信使からも、日本は多くを学びました。ある朝鮮通信使は帰国後、日本の友に書き送っております。
 “あなたとは国が異なり、遠く万里を離れ、山海が隔てています。しかし、私たちは、心は通い合っています”(松田甲著『日鮮史話』原書房刊参照)と。
 誠に友情はいかなる差異も越え、いかなる激流も越えて、人間の心と心を結び、高めていく普遍の力があります。
 なかんずく、教育の世界における友情ほど、明るく強く、一切を超克していく結合はありません。

虹の橋は永遠!

 一、創価大学は、この友情の力、英知の連帯で人類を結びゆく「平和のフォートレス」です。海外との学術交流の協定も、今、48カ国・地域150大学となっております。
 愚昧な反目や憎悪が渦巻く社会なればこそ、わが卒業生は、誇り高き創価の世界市民として、誠実に毅然と明朗に、友情の虹の橋を幾重にも広げていただきたいのです。
 一、最後に「いよいよ強く希望の光を放て!」と申し上げたい。
 趙先生の若人への激励に「青年は、自分をもとに、他人のために生きようと苦悩した時にこそ、力が湧き、人間として生まれた真の幸福を感じるのである」(『池田大作全集』第112巻、聖教新聞社刊)とあります。
 趙先生ご夫妻は、その通りの崇高な人生を歩み抜いてこられました。奥様も約40年にわたり小学校の先生として、親にも勝る慈愛を教え子に注ぎ続けてこられたのです。
 太陽が自らを燃焼させて万物を育むように、リーダーが試練に挑み、苦難を勝ち越えゆく中にこそ、友を照らし、未来を照らす希望の光が放たれるものでありましょう。
 一、きょうは、1期生をはじめ母校愛深き創価同窓の代表も集ってくれています。
 私は、つい先日も、関西創価小学校の伸びゆく6年生と嬉しい出会いを刻みました。
 今、創価大学のキャンパスには、韓国の美しき国花・無窮花(ムクゲ)が絶え間なく咲き誇っております。
 この無窮花の如く、どこまでも続く人材の花を、平和の花を、そして勝利の花を、共々に咲き薫らせゆくことを、強く朗らかに約し合って、私の御礼と祝福のあいさつとさせていただきます。
 世界一の友情の大連帯、万歳! お元気で!(大拍手)



3、秋の彼岸にぎわう墓園

  彼岸の入り(20日)を迎え、創価学会の墓地公園・納骨堂では、多くの墓参者が厳粛に勤行・唱題を行い、広布に生きゆく同志や家族、先祖の三世永遠にわたる安穏と福徳を深く祈念している。
 みちのく池田記念墓地公園(岩手・奥州市)には、東日本大震災の被災地をはじめ、関東などからも多くの人が足を運んだ。
 山形・鶴岡市の加賀山恵子さんは20日、一家10人で母と弟の墓参に。「母のひ孫が4人に増えたことを報告しました。生涯にわたって純真な信心を貫いた母を模範に、一家全員で広布に尽くしていくことを誓いました」
 一方、福岡市西区の松田ノリ子さんは21日、親子四代で九州池田記念墓地公園(大分・日田市)を訪れた。「広布草創から奮闘した亡き父母に孫やひ孫の成長を報告する思いで、毎年、家族全員で来園しています。私も、生涯青春の心意気で頑張ります」と語った。



4、今週のことば

 尊き求道の教学試験だ。
 「行学の二道を
 はげみ候べし」
 共に学び 共に成長を!
 皆が信心の勝利者に!



5、名字の言   人生は早い。だからこそ、一日一日を大切に生きたい。

 日本人男性の平均寿命が、女性に続き、初めて80歳を超えた。日本人の4人に1人が65歳以上という時代。老境をどう価値的に過ごすか。長寿社会の一番の焦点だろう▼没後300年となる福岡藩の学者・貝原益軒はつづる。「老後は、わかき時より月日の早き事、十ばいなれば、一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年とし、喜楽して、あだに、日をくらすべからず」(養生訓)。人生は早い。だからこそ、一日一日を大切に生きたい▼益軒ゆかりの福岡市に〝86歳の青年〟と評判の壮健な壮年がいる。1965年(昭和40年)1月、池田名誉会長の小説『人間革命』の連載が本紙で始まって以来、欠かさず切り抜いて日々、熟読。小説『新・人間革命』に引き継がれ、切り抜きの数は6933枚に▼その一枚一枚をめくりつつ、「この言葉に希望をもらった」「この一節で腹が決まったばい」と話が尽きない。事業の挫折、大病、家庭の問題……。いくつもの風雪を信心で乗り越えた確信を語っていた。「池田先生と一緒に歩めば、どんな苦労も見事に〝宝〟に変わるとよ」▼人生の年輪に、どれだけ心の宝を刻み残していけるか。壮年のまばゆい笑顔が、その「道」を照らし、教えるようだった。〝師弟に生き抜く人生に悔いなし〟と。(実)



6、寸鉄

★  創価同窓生が晴れやかに母校へ。創立者と共に栄光の大道を!誓いは不変
      ◇
★ 東京・青梅総区の日。広布の理想郷をわが天地に!師弟の原点胸に人材育成
      ◇
★ 倒れるのは再起する為、躓くのはよりよく戦う為―詩人。不屈が我らの魂
      ◇
★ 地区協議会は地域の幸福 拡大への会議。目標・課題を明確に。心一つに出発
      ◇
★ 車の運転中に眠気で危険感じた―8割と。時間と心に余裕を。絶対無事故



7、創大讃歌 創立者と築く学城 第6回 文武両道の青春 次の勝利へ心を鍛える
 

   秋空に球音が響く。
 今月中旬、創価大学のワールドグランド。秋季リーグ戦に臨む硬式野球部(寺嶋寛大主将、文学部4年)の選手たちが練習に励む。土で汚れたユニホーム。あちらこちらから大きな声。鋭いまなざしで白球を追い掛けていた。
  グランド前の城久坂。落ちた枯葉を、通りかかった野球部員が拾う。ゴミ一つない。いつ誰が来ても、気持ちよく野球を見てもらいたい――真心で自然と体が動く。その振る舞いは、大学内、近隣、遠征先でも変わらない。
  1971年(昭和46年)、硬式野球同好会(当時)の設立当初、練習に9人が集まることさえ珍しかった。今や春秋40回のリーグ優勝、全国大会出場29回を数えるまでに発展。その源には創立者から学んだ「人間野球」の伝統がある。

                                      ☆☆☆

 「いい顔しているね」
 85年(昭和60年)3月21日。A棟ロビーで野球部と記念撮影に臨んだ創立者。贈られた同部の帽子を手に語った。
 「陰で野球部を支えている人間がいることを忘れてはならないよ」
 2日後のグランド。
 「見に来たよ。練習を続けなさい」
  部員は驚いた。そこにはジャンパー姿の創立者。新しいユニホームとスパイクをプレゼントされた。それを身に着けた選手たちはリーグ戦で優勝する。
  勝利を報告しに来た選手を創立者は出迎えた。
  「勝っても負けても、広い心をもって、悠々とやっていくように」
  だが、以降の4年半、リーグ戦を勝ち抜けなかった。厳しい練習を繰り返す。でも勝てない。なぜだ・・・。
 創立者は見守っていた。何度も伝言を贈る。記念撮影もした。自らカレーを振る舞ったこともある。
 「若い時は、うんと苦労しなさい」「今はしっかりとクラブ活動を通して、心身共に鍛え、苦労していきなさい」
  監督には――。
 「心で選手にぶつかっていきなさい。勝負事だから勝ち負けはある。私はそんなことを言っているのではないる大切なのは人材だ。野球を通して人間を鍛えていくんだ」
 89年(平成元年)4月2日、選手たちが決意を込めて名前を記した色紙に、創立者は筆を執った。

  「心で勝て
        次に技で勝て
      故に
        練習は実戦
        実戦は練習」

  まず「心」で勝つんだ!“野球人間”ではなく“人間野球”だ! 日常生活から磨き直した野球部員。翌年、創部以来初のリーグ戦春秋連覇を成し遂げた。
 巣立っていった部員たちは今、球界をはじめ、財界、教育界など、幅広い分野で活躍している。
  今春、同部は6期連続でリーグ戦を制し、全国大会でも9度目のベスト4。惜しくも準決勝で敗れた直後、創立者から伝言が届いた。
 「次に勝つために、次を目指して頑張ってください。よく頑張ってくれて、うれしい」
 次に勝つ。そのために挑戦する。野球も、人生も。

源が大事なんだ

 「やあ、待たせたね」
 大学構内の小高い丘に、創立者の声が響く。
 1976年(昭和51年)  6月26日。創立者の眼前には、畑が広がっていた。
 「よくできたね。本当によくやった」
 その言葉に、白い歯をこぼす中国人留学生と創大生がいた。
  ――国交正常化後、創大は新中国から初の国費留学生を受け入れた。当時の中国で学生は、勉学のかたわら農作業にいそしんでいた。そこで創大でも中国研究会の学生と留学生が共同で畑を耕していた。創立者が訪れたのは、初収穫の野菜を届けた翌日だった。
 畑には、大きなパネルが用意されていたる創立者はその場で筆を握り「日中友誼農場」と認めた。
 「滔々と流れる大河も、もとは細い川なんだ。はじめから大河というのではない。源遠ければ流れ流し。源が大事なんだよ」
 「今までが第1章で、君たちの時代から第2章が始まっていく。そして、皆さんの子どもたちが、21世紀に第3章を担っていく。留学生は、帰国したら中国の指導者です。創大生は、日本の指導者です!」
 同年11月5日。第1回の「月見乃宴」が、構内の「万葉の家」で行われた。
 あいにくの小雨。顔を曇らせる学生たち。
 「月は見えないが、皆さんの清らかなる心の月を見る方が尊いし、ずっとうれしい」と創立者。
  農場でとれた野菜などを食べながら、中国人留学生や中国研究会の学生たちと懇談した。
 学生が「決断力をつけるにはどうすれば?」と質問。
 「私は答えない」「自分の力でやって苦労する中で、少しずつ力がついてくる。自分でやらなきゃできない。私は、応えようと思えば応えられる。しかし、それは観念だ。実践が、尊いんだ」
  また創立者は折に触れ、学生たちに、日中友好の真髄を語ってきた。
  「『友好』『友好』といっても、『あの人は今ごろ家族だんらんでご飯を食べているのかな』とかね中国にいる相手の日常生活を思う中に、本当の友好があるんだよ」
 そして留学生のために、寮生活の環境を整えたり、さまざまな品を送ったり、真心を尽くしてきた。
  その創立者との思い出を胸に、留学生から、駐日中国大使をはじめ多彩な人材が誕生した。中国研究会の出身者も、大学教授、商社の社長や役員などとして、日中間の架け橋となっている。

                                     ☆☆☆

  今月8日、中国研究会は、中国・南開大学の「周恩来・池田大作研究会」の指導教師と交流会を開いた。
  46年前、創立者が「日中国交正常化提言」を発表したこの日。「創立者と先輩たちが残された日中友好の魂を、未来へと受け継ぎたい」と部長の斎藤良美さん(法学部3年)は語る。
  折しも当日は中秋の名月。交流会の後、居合わせた留学生が月餅を振る舞った。両国の文化や風習の違いなどを、楽しそうに語り合う。

もっと力強く!

 「創価大学吹奏楽部、金賞!」
 結果発表に歓声が響く。
 2000年9月3日、東京都吹奏楽コンクール。同部が初めての全国大会出場を勝ち取った瞬間だった。
 翌10月の15日。創立者へのインド・ブンデルカンド大学からの名誉学術称号の授与式で、歓迎演奏を行った。
  式典を終え、来賓と退場しようとした創立者は、マイクを握った。
 「吹奏楽団、きょうは、あまりうまくない演奏をありがとう」
  創立者のユーモアに場内は爆笑。部員は胸を突かれた。全国大会への出場を決め、はじめて創立者の前で演奏。失敗してはいけない。うまく演奏しよう。焦りと緊張が音に表れていた。
 創立者は聞き逃さない。
 「お客様がいるのに、弱々しい。もう一度演奏してごらん。大学の歌を」
  さあ堂々と! 学生たちは思いを込めた。突き抜けるような学生歌のファンファーレ。創立者は、ほほ笑んだ。
  「最初からそれをやればよかったんだよ。ピーンと力強くて、聞いている人が“さあ、きょうも頑張ろう”という気持ちになる。創価の音楽というのは、もっと力強くなきゃいけない。いいね。今度は11月だ。創大祭の時だね」
 部内の雰囲気は一変した。楽譜を見つめる表情は真剣。創立者の期待にかなう演奏を追い求めた。
  1週間後、全国大会のステージ。皆は誓った。勇気と希望を送る演奏をしよう――。
  結果は金賞。日本一の栄冠を手にした。
 11月3日。約束の創大祭。記念の集いで、来賓の歓迎演奏を披露した。
 「うまい!」
 誰よりも力強く拍手していたのは創立者だった。
 「この前、少し厳しくいったら、日本一になって帰ってきた。本当に嬉しいね。今日の演奏も立派でしたるありがとう!」
  翌月、創立者は「創価大学パイオニア吹奏楽団」との名を贈った。同楽団はこれまで、全国大会で3度の日本一に輝いている。
 昨日(21日)の都大会でも熱演。堀夢夏楽団長(教育学部3年)は「多くの人に生きる力を奏でていきます」と語る。

                                      ☆☆☆

  夏休みが終わって、後期の授業が始まり、創大は活気にあふれている。
 創大生らしく勝て! 苦闘の中で自分自身に勝て! 励まし合いながら友情の連帯で勝て!
  この創立者の期待の如く、“文武両道”の創大生は、自身とクラブの勝利へ汗を流す。



8、座談会  世界広布新時代の旭日(79) 座談会こそ後継者育成の舞台

全国で活躍する未来本部長
情熱と信頼で人材を育もう!

 沼倉女性未来本部長 未来本部長に就任して約3カ月。未来部員たちと接する中で、大きく変わった点があります。

 門田少女部長 どんな点ですか?

 沼倉 当初は〝池田先生のことを伝えなければ!〟〝学会のことを教えなければ!〟とばかり思っていました。ところが8月の「未来部夏季研修会」で、未来部員たちが、求道の心をたぎらせて信心を学ぶ姿に思ったんです。〝私の方こそ未来部員から、信心を学ばせてもらえるんだ〟と。

 青野少年部長 たしかに「まるで3日間、池田先生と一緒にいたようでした」などと語る未来部員の信心の志には、私たちも驚きました。

 沼倉 一人一人の未来部員を心から尊敬し、信頼する――今では、これが私のモットーになっています。

 門田 ある少女部員は、毎月の「少年少女きぼう新聞」を楽しみにしています。お友だちにも、この感動を伝えたいと、勇気を出して、新聞を渡したそうです。すると、そのお友だちは新聞を読んでくれ、池田先生の連載「希望の虹」が、とっても良かったよと感想を伝えてくれたそうです。

 橋元青年部長 未来部員の純粋な信心は、私たちへの最大のエールになりますね。

 原田会長 全国で未来本部長制が始まっています。壮年・婦人部にとっても、万代にわたる基盤を築くための極めて重要な活動です。

体験を率直に語る

 橋元 支部や本部の未来本部長に就任された壮年・婦人部のリーダーの方から、よく聞かれることがあります。〝どのようにして未来部員と関わったらいいでしょうか〟と。

 石黒未来本部長 私は、こう答えるようにしています。どれだけ時代が変化しても、絶対に変わらないものがあります。壮年・婦人部のリーダーの皆さんは、どうか、変に気兼ねすることなく、率直に自身の信仰体験や、信心への確信を語り抜いていただきたい、と。

 原田 子どもは、真っすぐな心で大人を見ています。大人の真剣で情熱的な思いは必ず、子どもに伝わります。

 橋元 池田先生は次のようにも言われています。「集まってきてくれている子どもたちは、聞いたことなどはみんな忘れてしまうかもしれない。しかし、みなで集まったということだけは覚えている。だから、集まるということは大事なのです」

 原田 子どもたちにとって、会合などでの楽しい思い出は、いくつになっても忘れないものです。それは私たち自身の経験からもいえます。だから、どうか、自信をもって、真剣勝負で一回一回の会合等に臨んでいただきたい。

 石黒 また、未来部員のことを覚えていてあげることも大切です。私は、「記憶力は記録力」だと思っています。かつて、少年部長をしていた時、お会いしたメンバーのことは、逐一、記録を取っていました。〝いつ、どこで、誰と、どんな話をしたか〟と。そうしたメンバーが、大人になった今、連絡をくれた際に、ノートを見返しながら、語り合えることは私の財産になっています。

仏に連なる「聖業」

 原田 池田先生は、8月1日付の「随筆 民衆凱歌の大行進」で、「伸びゆけ未来部!」と題して、数々の大事な指針を示されました。その中では、未来部育成における三つの柱も紹介されています。

 青野 はい。その第一が「座談会こそ後継者育成の舞台」です。

 石黒 座談会を通じて、素晴らしい取り組みをされている支部の女性未来本部長の話を聞いたことがあります。

 門田 聖教新聞PR版秋季号にも掲載されている「創価家族の種まき絵本」を使った取り組みですね。

 石黒 そうです。この企画は、御書の一節や池田先生の指針をもとにした創作物語です。カラフルな8コマからなる紙面を切り抜いていくと〝小さな絵本〟になります。

 門田 それを座談会の前に組み立て、「ぜひ読んでみて、感想を座談会で聞かせてね」と言いながら、全少年少女部員のお宅を訪問しているそうですね。

 沼倉 さらに、参加できない中・高等部員のもとにも、こまめに訪れ、〝近況を座談会で伝えたいから、最近、頑張っていることなどを教えて〟と激励に回っているそうです。

 原田 そうした内容が盛り込まれた座談会は、さぞ、創価家族のぬくもりにあふれた集いになったことでしょう。

 石黒 その後、未来部員に会った際、〝おじさん、おばさんも応援しているからね〟と皆も声が掛けやすく、メンバーにとっても、自分も創価家族の一員なんだとの思いが育つきっかけになると思います。

 沼倉 彼女も、就任当初は、孫ほど年の離れた未来部員に、何をしてあげられるか悩んだそうです。しかし、毎回、未来部員の保護者の方々とも相談しながら、子どもの近況を知り、さまざまな企画を考えている姿こそ、未来本部長の鑑であると思います。

 青野 先生は、他にも、第二の柱として、「未来部は皆わが息子・わが娘」を挙げられ、さらに、三つ目の柱として「郷土愛を育む」とも言われています。

 原田 日蓮大聖人は、仏の願いについて、「未来に法華経を弘めて未来の一切の仏子にあたえんと・おぼしめす」(御書236㌻)と仰せです。23日には「少年少女部結成記念日」を迎えます。未来部の育成は、仏に連なる聖業であると深く胸に刻みながら、皆で一丸となって、一層、力を注いでまいりましょう。



9、社説  交通事故防止へ油断なく 安全が最優先 身の回りを再点検

 「お気を付けて、お帰りください」。会合終了後、役員の青年から声を掛けられる。
 駐輪場や駐車場で、婦人同士が「気を付けて」「無事故でね」と声を掛け合う。
 学会の会館や地域の広布の会場で日常的に見られる光景だ。
 池田名誉会長は、「何事であれ、『安全』は最優先の課題である。『人命』にかかわることには、いささかたりとも油断があってはならない」と語る。
 御書には「かまへて・かまへて御用心候べし」(1133㌻)と仰せだ。
 尊き生命を守るため、用心を重ね勝ち取っていく「無事故」こそ、学会の伝統であり、広布の勝利の土台である。
 21日から「秋の全国交通安全運動」が始まった。今回は「子どもと高齢者の交通事故防止」が運動の基本になっている。
 子どもの交通事故の特徴として「道路横断中」「自宅付近」「自転車の事故」などが挙げられる。事故の主な原因を見ると、自転車では「交差点での安全確認が不十分なこと」「一時停止しなかったこと」。歩行中では「飛び出し」である。
 子どもは、興味をひかれるものがあると、夢中になってしまい、周囲の状況が分からなくなる場合が多い。危険なことの判断もできなくなってしまう。この点に注意し、日頃から保護者が繰り返し注意を喚起していくことが大切だ。
 本年上半期、交通事故死者の過半数が65歳以上の高齢者だった。歩行中の事故が最も多く、高齢者側の主な事故原因は、横断歩道外横断や横断禁止場所横断、信号無視という。
 加齢に伴い、身体機能が低下していることを念頭に置こう。遠回りになっても安全最優先で、無理のない行動を心掛けたい。自転車や自動車を運転する際も、「いつもそうやっているから」という過信を排し、事故防止に努めたい。
 同運動では、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(特に、反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶が重点ポイントになっている。
 「小事が大事」と肝に銘じ、事故を未然に防ぐ心掛けを重ねていきたい。交差点など地域に危険が潜む箇所はないか、自転車や自動車のメンテナンスは大丈夫か――まずは身の回りの再点検から始めよう。強き祈りで絶対無事故の前進を続けたい。



10、今日の発心  種種御振舞御書、912㌻
  

御書 一丈のほりを・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか(種種御振舞御書、912㌻・編949㌻)

通解 一丈の堀を越えられない者が、どうして十丈・二十丈もの堀を越えることができるだろうか。. 

【報恩感謝の思いで拡大に勝利】

 祈雨の勝負に敗れた極楽寺良観を〝雨さえ降らせられない(一丈の堀を越えられない)者が、成仏という大事を成す(十丈・二十丈の堀を越える)ことはできない〟と破折されています。

 幼少のころ、父が転落事故に。後遺症に悩む父のためにと家族で学会に入会しました。以来、懸命に唱題する母を見て育ちました。
 その後、6期生として入学した創価中学では創立者・池田先生との原点を刻み、学生部時代には、この御文を胸に勉学と学会活動に挑戦し抜きました。
 歯科大学を卒業後、妙法の歯科医師を目指し、歯科医院を開業。1992年(平成4年)、関西指導に来られた先生に大激励していただいたのです。さらに後日、患者さんとの接し方について伝言まで頂きました。生涯、師匠・学会と共に、と誓いました。
 それから、私の心臓病、妻の病など、試練がわが家を襲いましたが、宿命との戦いに真っ向から挑み、祈りを根本に乗り越えることができました。
 わが県が「播磨大勝県」と命名されてから、9月10日で10年を迎えました。報恩感謝の思いで広布拡大に取り組んでまいります。
兵庫・播磨大勝県長 藤原国弘



11、世界の体験プラザ ブラジルSGI ロナウド・ソノダさん 
世界屈指の航空機メーカーで活躍 
祈りと情熱で困難を克服 師の指針胸に長年の夢を実現
  (作業中)

【社会の情勢】 

◆ 公明党「次の10年」へ出発! 統一選断固勝ち抜く 全国大会 
◆  台風16号が接近
◆ G20が閉幕 成長へ財政出動も
◆ ガニ新大統領に アフガニスタン

2014/9/23(火)の聖教

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2014/9/23(火)の聖教


1、来月 北海道で法華経展

写本資料・仏教芸術など
人類の英知の結晶150点

 「法華経――平和と共生のメッセージ」展(主催=東洋哲学研究所、創価学会)の北海道展が10月5日、札幌市の北海道池田講堂で開幕する(11月3日まで)。
 古来、“諸経の王”としてたたえられてきた「法華経」。“あらゆる人間は、尊貴なる仏と成ることができる”との教えは、時空を超えて、人々に希望を与え続けてきた。その法華経の魅力を余すことなく伝える同展が今回、北海道で初めて開催される。
 これまで、香港、インド、イギリス、マレーシアなど海外10カ国・地域を巡回。国内では東京、神戸、福岡に続き4都市目となる。
 展示数は150点。今回、マハトマ・ガンジーの道場での祈りの言葉をまとめた「祈りの冊子」が初公開される。これには、南無妙法蓮華経の題目が、インドのタミル文字などで音写され記されている。
 その他に、多様な10言語に翻訳された法華経の写本や木版本(複製)、壮大なスケールを誇る「敦煌莫高窟の壁画」など、法華経をめぐる二千数百年のドラマが、視覚的に分かりやすく紹介される。
 同展にはこれまで、各界の学識者から、期待と共感の声が寄せられている。
 「“法華経展”が表現するものは、異なる宗教の人々が理解し合うための大変に優れた哲学」(マレーシア・マラヤ大学のアワン副総長補)
 「法華経は『共生』と『平和』、そして『人々の調和』という普遍的価値を、我々人類が復興させゆくことに大きく寄与しうる」(ブラジル・サンパウロ州立カンピーナス大学のモハメッド・ハビビ学部長)
 同展の開催は、現代社会にあって、生命尊重の極理である法華経の精神に触れる絶好の機会となろう。

       

 【会期】10月5日(日)から11月3日(月・祝)まで。月曜日は休館。ただし、10月13日と11月3日は開館。
 【会場】北海道池田講堂(札幌市厚別区上野幌1条1丁目1の1)
 【開館時間】午前10時から午後8時半まで(入場は午後8時まで)。
 ※入場無料。



2、わが友に贈る

 「強盛の信心
 弥弥悦びをなすべし」
 苦難は向上の力だ!
 日々 自身の壁を破り
 張り切って進もう!



3、名字の言 タンポポも雑草の一種だ。「踏まれても 踏まれても なお咲く タンポポの笑顔かな」――池田名誉会長

  稲の収穫シーズン。南関東の農村地域を訪れた折、黄金色に染まる一面の穂波の中に、数本の、ひときわ高い雑草を見つけた。そこだけ残った理由は分からないが、たくましく立つ姿に感心した▼一口に「雑草」というが、それぞれに、きちんと品種名がある。人間が使う土地に生え、農業生産に直接、間接に損害を与えるので、人間の都合で「雑草」と呼ばれるだけだ▼その共通の特性は、成長が早く、速やかに開花できる、長期にわたって種子生産ができる、不良環境下でも種子を生産する、などがある(稲垣栄洋『雑草は踏まれても諦めない』中公新書ラクレから)。冬を越す多年生雑草の場合、人間が耕す深さより下の土壌に休眠している芽もある。雑草には、栽培種とは比較にならない「生き抜く強さ」がある▼タンポポも雑草の一種だ。「踏まれても 踏まれても なお咲く タンポポの笑顔かな」――池田名誉会長は、この句を好んで同志に贈ってきた。長編詩「雑草」には「秋霜にも慄えず 不撓の意志と 天性のしなやかな反発力をもって かれは愉快に生きぬく」と▼〝雑草の心〟とは、逆境をはね返す“不屈の心”、最後まで戦い抜く“諦めない心”。無名の庶民が信仰を胸に築き上げてきた“創価の心”である。(由)



4、寸鉄

★ 彼岸で賑わう学会の墓地公園。同志の絆は三世に。誓い新たに勝利の旅路を
      ◇
★ 少年少女部「結成記念日」人材育成は創価家族の励ましで!慈愛の輪の中へ
      ◇
★ 婦人部・女子部の「10帰運動」を応援。打合せは価値的に。幹部から時間革命
      ◇
★ 視覚障がい者の4割がトラブル経験と。他者の痛み感じぬ社会を皆で変革
      ◇
★ 自転車活用の街づくりへ議論が各地で。環境との調和もたらす知恵に期待



5、随筆 民衆凱歌の大行進 【12】 「行学の二道」を励みゆけ

「御書」を拝し「境涯」を開こう!
苦難は誉れ 透徹した信心の眼《まなこ》を磨け

教学試験を通し自他共に大成長を!

 この生命
  御書と共に
    勝ち開け
  変毒為薬の
   宝剣かかげて

 若き日、師・戸田城聖先生と湘南電車(東海道本線)に乗っていた時のことである。車中でも、先生は御書の講義をしてくださっていた。
 ちょうど車窓から太平洋の眺望が開けた。
 先生は「あの太平洋のような大境涯の信心で、この御書を拝することだ。そうでなければ、凡夫が御本仏のお心に近づくことはできないのだ」と語られた。
 「御書」を開くことは「境涯」を開くことだ。御書を拝して、広大無辺なる御本仏のお心に迫り、自らの小さな殻を打ち破る戦いをするのだ。
 先日、新時代の第1回を飾る全国男子部幹部会が、四国で開催された。
 四国では、婦人部と女子部一体のサンフラワー大会も行われている。
 四国出身の哲人・中江兆民は、「哲学なき人民は、なにをしても深い意味がなく、浅薄さをまぬがれない」と叫んだ。
 生命尊厳の大哲学を掲げた地涌の友の総決起を、“志国(しこく)”の先哲たちも、さぞかし喜ぶことであろうと、私は確信する。

        

 大聖人は仰せである。
 「日蓮は日本国のはしら(柱)なり」(312㌻)、また「日蓮は一閻浮提第一の聖人なり」(974㌻)と。
 人びとを不幸に陥れる思想の乱れを正し、人類を救済しゆく世界の柱。その確信と情熱が、御書には満ち溢れている。
 困難に打ち勝つ哲学!
 人生を生き抜く智慧!
 正と邪を見抜く英知!
 人類を結びゆく熱願!
 新時代を照らす希望!
 御書を学ぶことは、大聖人の大精神を、わが生命に響かせゆくことだ。
 今月28日には「教学部初級試験・青年部教学試験3級」が行われる。また11月には「教学部任用試験」が予定されている。
 受験者の皆さんにとって、忙しい中、試練の挑戦であろう。しかし、だからこそ、その求道の功徳は、どれほど大きいことか。
 大聖人は、法華経について質問された女性門下を、「御尋ね候事ありがたき大善根にて候」(同1402㌻)と、最大に讃嘆されている。
 温かく教え、励まし、共に研鑽される先輩方にも感謝したい。その労苦は、三世に崩れざる「心の財」を積む栄光の汗となる。
 役員に当たってくださる皆さんも、お世話になりますが、一切無事故の運営を、どうか、よろしくお願いします。

如説修行の師弟

 大聖人が「竜の口の法難」に遭われ、発迹顕本なされた天地・神奈川の鎌倉に立つSGI(創価学会インタナショナル)教学会館は、今年で開館15周年を迎えた。
 海外からも多くのメンバーがこの会館を訪れ、地元の同志が温かく歓迎してくださっている。
 大聖人は法難を振り返り、述べておられる。
 「仏になる道は必ず身命をすつるほどの事ありてこそ仏にはなり候らめ」(891㌻)
 命にも及ぶほどの大難と戦い、断固と打ち勝ってこそ、仏の境涯を開くことができる、と。
 横暴な軍部政府の弾圧によって投獄された初代会長・牧口常三郎先生は、法華経を如説修行された大聖人の仰せを、身をもって読まれた。
 本年11月には、牧口先生の殉教から70年の節目を迎える。
 獄中からご家族にあてた手紙に、こうある。
 「ただ経文を以て信仰して居るので安心してゐる」「何の不安もない。必ず『変毒為薬(毒を変じて薬と為す)』となると存じます」、さらに「三障四魔ガ紛起スルノハ当然デ、経文通リデス」と。
 ここには恐れや悲壮感など微塵もない。
 牧口先生と共に正義の獄中闘争を貫かれた戸田先生も、後に語られた。
 「法華経の意味をかすかながらも身読することができました。なんたるしあわせでございましょうか」
 御本仏の仰せの如く!
 御聖訓のままに!
 お二人の師弟の死身弘法の大闘争があったからこそ、大聖人の御精神は現代に蘇った。この創価の誉れの原点を、断じて忘れてはならない。
 御書を拝していけばいくほど、創価学会こそが大聖人直結の仏勅の団体であると、深く理解することができる。私たちにとっての不惜身命とは、この学会と共に、師弟の誓いを胸に、どこまでも生き抜くことだ。

「信」の一字で

 戸田先生は、御書を拝する姿勢について、「信の一字をもって、一切をつらぬいていることを、知らなくてはならない」と教えてくださった。
 そして「民衆救済の大確信と、燃ゆるがごとき大聖人の情熱が、その根底をなしていることを、読みとらなくては、また無意味になることを知らなくてはならない」と。
 絶対なる「信」をもって学ぶ。そして民衆救済の大確信のままに、自らも広宣流布に走る。
 この「信」と「行」をもって拝した時、「信心の火が、いやがうえにも、燃えあがる」とも、先生は言われていた。
 ここに、自らの絶望を希望に変え、宿命を使命に転じゆく光がある。
 大聖人は、千差万別の悩みに苦しむ門下それでれに渾身の激励を綴ってくださっている。
 だからこそ、御書を自らの身に当てて拝していきたい。大聖人から直接賜ったお手紙と捉え、実践していくのだ。
 ──あるシンガポールの壮年部員は、交通事故で下半身不随となった。その後も、結核、足の大やけど・・・次々と起こる宿命の嵐。打ちのめされそうな心を支えたのは、次の一節だったという。
 「必ず三障四魔と申す障(さわり)いできたれば賢者はよろこび愚者は退く」(1091㌻)
 この難は、私の信心を試しているのだ! そう確信した創価の賢者は今、「自分の姿で仏法の力を証明する」との誇りに燃え、自他共の幸福の道を、雄々しく歩んでくれている。
 御書を心肝に染めた人は強い。その胸には嵐に揺るがぬ柱が立つ。いかなる障魔をも見破り、断ち切っていける。それが。真剣勝負の研鑽で磨いた信仰の利剣なのだ。

        

 今月、新出発の“関西家族”が御聖訓を命に刻みながら、「折伏」「人材」そして「団結」を合言葉に、今再びの大前進を開始している。
 あの昭和31年の「大阪の戦い」の渦中、私は関西の友と、常に御書を拝して勝ち進んだ。
 「各各なにをか なげ(歎)かせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まい(舞)をも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立ってをど(踊)りぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど(踊)りてこそい(出)で給いしか」(1300㌻)
 ある時は、この「大悪大善御書」の一節を通し、同志に呼び掛けた。
 「不可能を可能にする戦いを信心で勝ち取り、世間をアッと言わせようではないか」
 「御書根本」とは、わが大関西に脈々と流れ通う「常勝の鉄則」である。
 大阪の激戦の中、一人の女子部の友に、「決して忘れてはいけないよ」と贈った御文がある。
 それは、「我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然(じねん)に仏界にいたるべし」「つたな(拙)き者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし」(234㌻)との「開目抄」の一節であった。
 「まことの信心」は、苦難の時に試される。
 「まことの師弟」は、一人の時に試される。
 その後、彼女は使命の宝土ブラジルヘ移り住んだ。婦人部のリーダーとして、この御文を抱きしめながら、生涯、戦い抜き、南米広布の盤石なる礎を築いてくれた。
 御書に照らし、妙法に生き抜き、結ばれた絆は三世永遠である。
 彼岸に当たり、亡くなられた全功労者の方々、また、わが同志の先祖代々の諸精霊の追善回向を、私は懇ろに行わせていただいている。

        

 仏法研鑽の波は、世界に大きく広がっている。
 中南米は4月と8月、欧州は7月、北米・オセアニアは8月に教学研修会を開催。今月はSGI青年研修会のため、海外50カ国・地域から250人の若きリーダーが意気高く集った。
 さらにアジアの各国・各地域で教学の研修会が活発に行われ、アフリカ各地でも地道な教学運動が続けられている。
 また教学試験は、近年、世界の50前後の国々や地域で実施されている。男女青年部をはじめ皆、仏法の人間主義の智慧を求めて真剣だ。

平和と幸福の道

 “宗教革命とは、人類の幸福への直道なり。
 そのためには、自らが、この大哲理をば実践し、会得しゆくことだ”
 私が若き日の日記に記した信条である。
 人類の平和と幸福の大道を開くため、「異体同心」の法理を学び、実践する創価の世界市民は、時代の激流の中で、調和と共生の模範を地球社会に示しているのだ。
 この創価の大運動に、インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長は、期待を寄せてくださった。
 人類が何千年もの間、抱き続けてきた夢──その夢の中から生まれ、今、聞こえてくる歌声。それが創価学会なのです」
 我らには、「慈悲と哲理」の地涌の誇りがある。
 さあ、御書を幡こう!
 君よ、貴女(あなた)よ、「行学の二道」を励みゆけ!
 今日も、共に最高峰の大哲学を学ぶ喜びに燃えて躍進だ! 「世界広布」即「人類平和」の偉大な夢に向かって!

 辛くとも
  今日も御書を
   拝しつつ
  誇りも高く
    笑顔で飾れや

 中江兆民の言葉は「一年有半」飛鳥井雅道訳(『日本の名著36 中江兆民』所収)中央公論社。牧口先生の獄中書簡は一部補足。



6、10月度「御書講義」の参考 日女御ぜ御返事(御本尊相貌抄) 全衆生が「本有の尊形」と輝く
(作業中)



7、青年部のページ 学生部特集 海外学術講演40周年 先駆の使命を果たす時は今!
(作業中)
 



【社会の情勢】 

◆ CО2排出 今年も過去最高へ 90年比65%の増加 専門家予想
◆  13年新設企業5・8%増 リーマン後4年連続プラス
◆ 外国人客対応を強化 化粧品、食品、免税扱い 小売り各社
◆ 地方公立大、魅力向上へ 総務・文科省

ヤクーツク教育カレッジから名誉教授称号 SGI会長の謝辞

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ヤクーツク教育カレッジから名誉教授称号 SGI会長の謝辞  2014/9/19

励ましの太陽 知性の大樹
教育こそ生命を輝かせる源
ワシリエフスキー初代学長「教師は心の養育者」
永久凍土に根を張るシベリアの木々 いかなる試練にも粘り強く

 一、今、私の命には、ヤクートの誇る劇作家ソフロノフ先生の一節が、清冽な雪解けの如く響いてまいります。
  「さあ、最初に目を覚ました人々よ さあ、誰よりも早く起きたあなたよ 叫ぶのだ。大声で歌うがいい 皆を起こすのだ。春の日を呼ぼう!」と。
 この言葉の通り、1914年の9月16日、貴サハ共和国で最初の「教育者育成の学舎」として誕生し、向学の青年の英知の眼を開き、民衆の幸福と平和の春を広げてこられたのが、貴ヤクーツク教育カレッジであられます。
 そして、今日ここに、栄光の凱歌の100周年を威風も堂々と勝ち飾られました。
 人間教育に人生を捧げてきた一人として、私は、このユーラシア大陸に輝き光る貴カレッジの大佳節を、帰国をはじめ世界192カ国・地域の宝友たちと、嵐のような大拍手をもって祝賀申し上げたいのであります。誠に誠に、おめでとうございます!(拍手)
  本日、余りにも意義深き「創立の日」に、誠に過分なる「名誉教授」の称号を賜りました。
 校章に描かれた「太陽に向かい、階段を上り行く探求者」の英姿を胸に刻みつつ、貴カレッジの名誉ある一員として、先生方と共々に、全人類的価値の創造へ、新たな一歩を踏み出させていただきます。
 心より、厚く御礼を申し上げます(大拍手)。

若き学才を伸し 偉大な志を育てる

 一、100年前の9月16日のその日、「闇を切り裂く松明」と謳われた鮮烈な貴校の開学式で、ワシリエフスキー初代学長は宣言なされました。
 「教師は、心の養育者であれ」
 「教師は、学生が才能を埋めてしまうことなく、可能な限り伸ばせるように努めよ」
 「教師は、学生が情熱を傾けるべき志の方向性について心を砕け」
 この三つの誠に明快なる指針であります。
 この確固たる理念のもと、貴カレッジは「知識」とともに「心」を育み、若き「学才」を遺憾なく伸されて、偉大な「志」の逸材を陸続と育成してこられました。
 私は、貴カレッジの崇高なる100年の歴史と伝統に学び、これからの100年に赫々と受け継いでいくべき「人間教育の指標」を3点にわたって、認めさせていただきたいのであります。

自他共の幸福開く 人間の力を信じよ

  一、その第一は、「生命の可能性を信じ照らしゆく、励ましの太陽たれ!」ということであります。
  貴校の誉れある一期生であり、民衆と苦楽を共にされた大政治家アンモソフ先生は洞察されました。
 「教育は、人間生命の根本的な改革者である。教育は、人間を生まれ変わらせるものである」と。
 まさしく、正しき教育こそ、人間が人間として、真に人間らしく、生命を光輝あらしめる源であり、一生涯、自他共に生き生きと蘇生せしめていく力でありましょう。
 その教育に臨むに当たって、最も大事な心構えは何でしょうか。私は、コブィロヴァ学長先生の信条に賛同いたします。
  それは、教師が学生一人一人に「あなたはこの世界でかけがえのない存在だ」と信じて接することであります。
 そして一人一人が、「自分の力で人生を切り開き、周りの人たちをも幸福にできる人間になる」ように、励まし、リードしていくことであります。
 教え子たちを心から慈しまれ、その通りに薫陶なされている学長先生の実践は、5年前にご訪問をいただいた、わが創価大学の教職員にも深い感銘を残されました。偉大なサハ共和国の教育の母に、私たちは最大の敬意と感謝を捧げたいのであります(大拍手)。
 「創価教育」の創始者である牧口常三郎先生は、第2次世界大戦中、軍国主義に抗し、生命尊厳の信念に殉じました。
 本年は、この平和の闘士の獄死より70年。私たちは、「教育は、子どもたち、学生たちを、一人ももれなく幸福にするためにある」との先師の志を貫いてまいりました・
  貴カレッジと共有する、この揺るぎない原点に立って、教育ルネサンスの励ましの陽光を、いやまして世界の若人たちに送っていきたいと思うのであります。

不撓不屈の忍耐で 比類なき功績残す

 一、第二の指標は、「いかなる試練にも屈しない、勇敢なる知性の大樹たれ!」であります。
  100年前の開学式には、はるか遠方の農村から歩きに歩き通して駆け付けた向学の青年もいたという歴史を、私は涙の出る思いで伺いました。
  貴校の草創期に苦学を重ねられたゴーゴレフ先生は、卒業後、革命、新国家の樹立など最も困難な時代に、教育大臣として重責を担い立たれました。
 そして貴校で鍛え上げられた不撓不屈の忍耐力で、「義務教育の導入」や「ヤクート語教育の定着」をはじめ、比類なき功績を残しいかれた足跡は、よく知られております
  貴共和国をはじめ、シベリアの大地には、「地球の肺」と呼ばれるが如く、人類の命を守ってくれている大森林(タイガ)が広がっています。
 その中には、永久凍土地帯で根を下方に伸ばせない分、主に側方に伸し、樹高の3倍から5倍もの根を張り巡らせる木々があるといいます。
  それは、いかに過酷な環境でも、そこで粘り強く根を張り、大樹となって勝ち栄えゆく、サハに漲る生命力の象徴といってよいでありましょう。
  貴校の1期生であられる大文化人オユンスキー先生の名句に、「私の心は堅固である。知性は勇敢である」とあります。
 前途に幾多の試練が待ち受ける時代だからこそ、教育の真髄の底力で、「堅固の心」と「勇敢な知性」を併せ持った人材の大樹を、さらに林立させていかねばなりません。

新たな100年へ 世界市民の潮流を

  一、第三に、「人類の心と心を結ぶ平和と共生の大河たれ!」と申し上げたい。
  オユンスキー先生によって編纂された貴共和国の英雄叙事詩「オロンホ」には、「人は、屈辱を受けるために、この世に生まれるのではない」「我は、世界のあらゆる人々を守るために、ここにやってきたのだ!」とあります。
 私も1974年9月、東西冷戦の渦中に、シベリアの上空を飛んで、ロシアとの友好の第一歩をしるしました。
  その折、歓迎してくださった方々に私は申し上げました。
 「シベリアの美しい冬に、人々が窓からもれる部屋の明かりに心の温かさを覚えるように、私どももまた、社会体制が違うとはいえ、人々の心の灯を大切にしてまいることを、お約束します」と。
 うれしいことに、40年の歳月を経て、今、この友情の「心の日」は、教育交流を通し、若き世代に、いよいよ明々と継承されております。
 貴共和国の素晴らしい国家には、「我らがレナ川は伸び伸びと流れゆく 生命の水を満々と湛え 調和と力を運びゆく 全ての民族に平和を与えんと」とあります。きょうより新たな100年へ、この広大無辺なる前進の息吹で、世界市民教育という平和と共生への「生命の大動脈」を、共に、共々に、滔々と流れ通わせていこうではありませんか!(大拍手)
 結びに、英邁なるコブィロヴァ学長先生はじめ、ご列席の皆さま方のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 貴ヤクーツク教育カレッジに永遠の勝利あれ! 貴サハ共和国に無窮の栄光あれ!
 マフタール!(ヤクート語で「ありがとうございました」)  (大拍手)

2014/9/24(水)の聖教

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2014/9/24(水)の聖教


1、全国で秋季彼岸勤行法要 広布の人生こそ最高の追善

  創価学会秋季彼岸勤行法要が「秋分の日」の23日を中心に、全国の主要会館、墓地公園などで営まれた。
 池田大作名誉会長は23日、総本部の創価学会恩師記念会館(東京・新宿区)で勤行・唱題を厳粛に。広宣流布の途上で亡くなられた全国、全世界の同志をはじめ、家族、先祖、全ての方々の三世永遠にわたる安穏と福徳を祈念した。
 原田会長は同日、東京・杉並区の杉並文化会館での法要に出席。
 日蓮大聖人が、最愛の息子を亡くした門下に送った「大地はささば・はづるとも・日月は地に堕ち給うとも・しをはみちひぬ世はありとも・花はなつにならずとも・南無妙法蓮華経と申す女人の・をもう子に・あわずという事はなし」(御書1576ページ)の御聖訓を拝し、「妙法に生きる人は生死を超えて使命の庭で再会していける。三世を超えて励まし合い、常に勝利していくことができる。これが創価家族の永遠の絆である」と語った。
 さらに、私たちが勝利の人生を生き抜くことが故人の勝利の証しであり、最高の追善になると強調。本日から新たな決意で広布の大道を歩んでいこうと励ました。
 一方、東日本大震災の被災地である宮城・岩手・福島をはじめ、東北の各会館や墓地公園でも勤行法要が行われた。このうち宮城・岩沼文化会館には同日、宮城勇舞県の友らが集い、全犠牲者の冥福と被災地の復興を祈念した。
 同県では今、新たな同志が続々と誕生。本年1月に入会した杉本襁子さんは、「今回、初めて学会の勤行法要に参加しました。きょうを人生の新たなスタートにします」と語った。
 関西池田記念墓地公園(兵庫・丹波市)は同日、多くの墓参者でにぎわった。
 神戸市北区から訪れた藤原満代さんは24年前、名誉会長が出席した同墓地公園の開園記念式典に、鼓笛隊の一員として参加した。「師弟の原点を刻んだ思い出の場所です。墓参に来るたび、新しい気持ちで頑張ることができます。子どもたちを後継の人材に育てていきます」と語った。



2、御書とともに Ⅱ 名誉会長が指針を贈る 病は信心を深めるチャンス

御文 まことやらむ・いえの内に・わづらひの候なるは・よも鬼神のそゐ(所為)には候はじ、十らせち(羅刹)女(にょ)の信心のぶんざい(分際)を御心みぞ候らむ(上野殿御返事 1544㌻)

通解 あなたの家の内に病人があるということはまことであろうか。もしねそうだとしても、よもや鬼神のせいではないだろう。十羅刹女があなたの信心のほどを試されているのであろう。

【同志への指針】

  家族の病気や介護など、現実の生活はさまざまな困難や心労との戦いであるる不安や心配も絶えない。
 しかし、仏法の眼で捉えれば、必ず深い意味がある。一つ一つ、永遠に幸福になるための信心の試練である。
 「大難」即「成仏」──。絶対に変毒為薬できるのだ。一切を幸福へと転じゆく強盛な信心で、ご一家の福徳の大境涯を開いていただきたい。



3、わが友に贈る

 後輩を育てるには
 まず一緒に動く。
 成長をたたえる。
 温かな心と心の触発で
 地域に不滅の人材城を!



4、名字の言  「仕事は忙しい人に頼め」とは、ビジネスの鉄則。

  「仕事は忙しい人に頼め」とは、ビジネスの鉄則の一つ。多忙なのは、周囲の評価が高い証拠だし、時間の活用にたけているので、暇な人よりかえって反応が早く、的確だからだ。「最もいそがしい人こそ最も暇が多い」という英語のことわざもある▼若き日の池田名誉会長の足跡をたどると、あらためて、その超人的な活動量に驚く。しかも病弱の身でありながら――。29歳の時、東京・葛飾の総ブロック長に。学会の重責を幾つも兼務し、仕事も多忙な中、個人指導に歩き、会合で語り、その傍ら「男子青年部の歩み」の執筆までした。画板を携え、机代わりに原稿を書いた▼どんな場所でも創造はできる。インドネシアの国民作家プラムディヤは、政治犯として流刑された島で、昼は強制労働に従事し、夜は同房の仲間たちに物語を聞かせたという。いわば、頭の中で小説を書き続けたのだ。自由もなく、書く手段もない。そういう制約の中でも、生きた証しを残していける▼同じ1日24時間でも、無為に過ごすこともあれば、3日、1年、果ては一生分の価値を生み出すことも可能である▼秋分を越えると、年末へ向けて、時が駆け足で進んでいく。だからこそ、祈り、智慧を出して、朗らかに「時間革命」に取り組みたい。(会)



5、寸鉄

★  会長の哲学は弱き立場の人に幸福への力与える―博士。民衆が輝く世紀へ
      ◇
★ 「白ゆり長」誕生から10周年。百合は希望の象徴。対話の花園をわが地域に
      ◇
★ 「笑うから楽しい」と心理学者。太陽の笑顔の人に。朗らかな人生に福徳燦然
      ◇
★ 米で国連気候変動サミット。交渉から行動へ。人類の未来のために今こそ
      ◇
★ 生活者の声すくい上げる公明を信頼―学長。原点確かに次の50年へ飛躍を



6、世界広布の鼓動 南アフリカ ムプマランガ州
 パイオニアの誇り胸に美しき大地を駆ける

  走る、走る。
  エンジンをうならせて、ひたすら走る。
 農村地帯を疾駆し、山を越え、川を渡り、赤茶けた大地を、地平線に向かって走り続ける。
 ここは、南アフリカ共和国の北東部に位置するムプマランガ州。
 車のハンドルを握るのは、南アフリカSGIで同州のリーダーを務めるメーガン・グッドウィンさん。同州における広宣流布の「一粒種」の女性だ。
 この地域の広宣流布は、まだ始まったばかり。
 彼女は言う。
 「広大な地域にメンバーが点在しているんです。一人に会うために、100㌔の道のりを車で走ることも、めずらしくありません」

                                    ☆★☆

  ムプマランガ州は大自然の美しさで、その名を知られている。
 週内には野生動物の保護区であるクルーガー国立公園や、世界有数の大きさを誇る峡谷のブライデ・リバー・キャニオンを擁し、外国からも多くの観光客が訪れる。
 グッドウィンさんは言う。
 「現在、ムプマランガ州には、SGIの二つのグループがあり、それぞれ日曜日に座談会や御書の勉強会を開催しています。30人以上のメンバーが活動しており、その半分以上が青年です。新しいメンバーも、着実に誕生していますよ」
 南アフリカ最大の都市ヨハネスブルクの郊外に住んでいた彼女が、SGIの一員となったのは1990年。
  当時、黒人への差別を制度化した「アパルトヘイト(人種隔離政策)」が撤廃向けて動きが進んでいた。そうした中、南アフリカを訪れたイギリスSGIのリーダーから、「アパルトヘイトが終わるよう皆で祈っていきましょう」と激励されたことが忘れられない、という。
 91年、ついにアパルトヘイトが撤廃。94年には、全人種参加による発の民主的な選挙が行われ、ネルソン・マンデラ氏が大統領に選出された。
 ヨハネスブルクでの会合に参加しながら地道に信心を続けてきたグッドウィンさんが、ムプマランガ州に移り住んだのは2003年のこと。しばらく離れて住んでいた父親が、この地で農場を買っていたのだ。
 彼女は幼少期のある体験から、心に深い葛藤を抱えていた。人間関係がうまく築けず、仕事も長く続かなかった。
 「そうした自分を変えたい。そして、まだ自分以外は誰もメンバーがいないムプマランガ州に地涌の同志を誕生させたい。その思いで毎日、真剣に唱題しました」
 そんな中、農場の仕事の関係で知り合った壮年、ジェームス・ウシンガさんに弘教が実る。
 彼はやがて自分の村に戻った。そこで妻や子どもたちを仏法に導く。対話に励み、多くの友人たちも、信心を実践するようになった。
 同じころ、グッドウィンさんは大学でギター講師の職を得る。車を購入して、100㌔離れたこの村まで通い、メンバーを激励した。
 「ウシンガさんの自宅に皆で集まって唱題を重ねました。そこから、弘教の波が大きく広がっていったのです」
 グッドウィンさんは学会活動に取り組む中で、公立高校で働くことになり、経済的にも安定。不仲だった両親との関係も改善された。
 何より、自分の尊厳を信じ、自身の人生に価値を見いだせるようになった。「数年間で、私の人生は急速に変わりました」と彼女は振り返る。

                                    ☆★☆

  アパルトヘイトの撤廃から20年以上がたった。社会の状況は、どう変わったのだろうか。率直に訪ねると、彼女はこう語ってくれた。
 「人々は、他の人種の人たちの権利にいっそう注意を払うようになったと思います。人種間の溝も、以前よりは埋まってきました。しかし一方で失業率は高く、犯罪が多いのも現状です」
 でも、だからこそ──と彼女は言う。
 「日蓮仏法は、あらゆる人の生命が最高に尊いと教えています。この国に住む多くの人々は長い間、尊厳を踏みにじられてきました。この歴史のゆえに、人々は自分の価値を認めることができず、同時に他者の生命を軽んずる傾向があるのだと感じます。
 仏法の実践によつて、私たちは自分の生命がどれほど偉大で、尊貴であるかを知ることができます。より多くの人が仏法の思想を理解し、実践するならば、アフリカは真の平和と繁栄を享受する大陸になると思います。
 この国の広宣流布のパイオニアとなれたことは、私にとって無常の誇りです」

                                    ☆★☆

「私たちは人生という乗り物の“乗客”ではなく、“操縦士”になれるんです」

  ムプマランガ州で男子部のリーダーを務めるのは、メンジ・ツォテツィさん。
  彼が信心を始めたのは2002年のことだ。友人に誘われて、会合に参加したのがきっかけだった。ヨハネスブルクの近くに住んでいたが、11年に仕事の関係でムプマランガへ移った。
 彼の信心の最大の原点は、12年9月、日本でのSGI青年研修会に参加したことだ。
 この時、池田SGI会長は東京・信濃町の聖教新聞本社前で、アフリカ10カ国から訪れた17人のメンバーを激励した。ツォテツィさんは、その中の一人だった。
 「池田先生は車の窓から、私たちにエールを送ってくださいました。先生の姿には師子王のような風格がありました。その毅然とした瞳を見た時に、私は、どんな困難があっても生涯、信心を貫いていこう、わが使命に生き抜いていこうと誓いました。
 そして、多忙な先生が時間をこじあけて私たちに会ってくださったように、私も決してわずかな時間も無駄にはしない。広布のため、強固な男子部を築くために、寸暇を惜しんで行動しようと決めたのです」
 南アフリカに戻ってから、真剣に活動に取り組んだ。
 とはいえ、ホテルの従業員としての仕事は多忙。メンバーに会うにも、何十㌔も離れている。その中で毎月の活動のリズムを作ろうとグッドウィンさんらと協議を行い、座談会や勉強会の開催を定例化した。
 ツォテツィさんは、現在は自営業に転身し、ムプマランガ州の広布開拓に全力で走る。
 同州では、多くの人がキリスト教や伝統的な宗教を信じている。仏教といっても、大半の人が知識を持っていないのが実情だ。そして貧困や失業、暴力など、人々が直面する困難は多い。
 その中で、信心の実践を通して自身の心を変革し、生活をも向上させていくSGIメンバーの「実証」は、仏法の偉大さを伝える最大の力となっている。
 「何よりも仏法が素晴らしいのは、それを実践することによって、私たちは人生という乗り物の“乗客”ではなく、“操縦士”になれるということです。自分の人生を切り開く力は、自分の中にあると教えていることです」
 「ムプマランガ」とは「太陽が昇る場所」の意味という。今、この南アフリカの美しき大地を、仏法の人間主義の旭日が、赤々と照らし始めている。



7、社説  教学研鑽を通して躍進 列島にみなぎる人材育成の息吹

  実りの秋。列島各地では今、教学研鑽を通して、新たな地涌の人材育成の息吹が広がり、広布拡大の潮流が起こっている。
 とりわけ中国方面の躍進が目覚ましい。同方面は昨年11月に実施された教学部任用試験に、新しい人材の拡大・育成の観点から先駆的に取り組んだ。
 「学会のことを、もっと話したくて」――昨年の受験を機に発心した山口県・防府栄光圏のある女子地区リーダーは語る。
 勉強を始めた当初は受け身の姿勢だったが、友人との仏法対話を進める中で「もっと分かりやすく信心のことを伝えたい」と研鑽の意欲が湧いたという。
 その気持ちを聞いた婦人部が「すごいね!」と励まし、地区の同志も応援。彼女は今年、既に2人に弘教を実らせ、さらに先日、別の友人と一緒に勤行を始めた。新入会の友は今秋の任用試験の受験を決意している。
 岡山市・常勝南区のある地区では昨年、12人が任用試験の受験を申し込んだ。
 この地区に所属する学生部グループ長は当時、入会から半年余り。仏法対話を続けていた会友の後輩を交え、試験に向けて研鑽に励んだ。合格した彼は、今週末に実施される青年部教学試験3級に臨む。そして、一緒に勉強に取り組んだ後輩は今年2月に入会。晴れて学生部の一員となった。
 新入会の2人の壮年部員も、慣れない仏法用語に悪戦苦闘しつつ、見事に合格を果たした。信心の確信を強め、勇んで学会活動に取り組むなど、行学錬磨のエピソードは尽きない。
 新会員や未来部員など、教学試験を通じて、初めて本格的に御書を拝し、仏法の研鑽に取り組む友も多い。十界論はじめ深遠な哲理を学ぶ感動と喜びが、その人たちの信心の骨格を築く原動力となり、それぞれが使命の舞台で人間革命・宿命転換の実証を示している。これほど頼もしい姿はない。
 法華経「随喜功徳品」には、“法華経を聞いて歓喜した人が次々と教えを語り伝え、50番目に聞いて歓喜した人の功徳でさえ無量無辺である”という「五十展転」の法理が説かれる。御書には「随喜する声を聞いて随喜し」(御書1199ページ)と仰せだ。新しい人材の喜び満ちる声が弾むところ、広布は幾重にも拡大する。新時代の躍進も、ここから始まる。
 万代にわたる広布の未来を開く黄金の秋に――この決意で、新しい人と共に仏法を学び、共に信心の喜びと確信を語り広げる充実の毎日を送りたい。



8、今日の発心  妙一尼御前御消息1253㌻ 

御書 法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる(妙一尼御前御消息、1253ページ・編715ページ)

通解 法華経を信じる人は、冬のようなものである。冬は必ず春となる。. 

【苦境の“冬”を信心で“春”に】

 厳しい冬も暖かい春を迎えるように、信心を貫く人は、必ず勝利するとの御文です。

 私は24歳の時に折伏を受け、入会しました。母に弘教を実らせた直後、父の末期がんが発覚。それをきっかけに家族全員が信心を始めました。しかし、5カ月後に父が他界。家業も倒産し、家を追われ、多額の借金も残りました。そのとき、私を入会に導いてくれた同志が、この御文を通して指導してくれたのです。
 私は弘教に奔走しました。10世帯目が決まった入会7年目には借金を完済。結婚を機に転居した水戸で茨城文化会館落成時には、設営グループの責任者として池田先生をお迎えしました。
 義父の会社を手伝うため、江戸川へ。以来10年間、栄光会(総東京男子部の設営グループ)で薫陶を受け、師弟の道を歩むことを誓いました。その後、建設会社を設立。長年、不登校だった長女は、創価女子短期大学を卒業し、現在は米ニューヨークの大学で学びながら、女子学生部のリーダーとして活動しています。
 2年前に東京国際池田記念講堂が完成した、希望あふれる江戸川で活動できる喜びと誇りを胸に、師匠の期待に応えてまいります。
東京・江戸川黎明区長 海野 晃一



【社会の情勢】 

◆ 温暖化対策でサミット 120カ国以上 国連本部
◆  空き家 子育て世代に貸し出し 国交省方針
◆ 阿蘇世界ジオパーク認定 国内7件目
◆ ビル屋上で土いじり 都会の貸し農園が人気

2014/9/25(木)の聖教

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2014/9/25(木)の聖教


1、台湾の文化の都 湖西郷が池田大作SGI会長を「名誉郷民」に

証書 人間主義の精神で社会の繁栄に貢献

 台湾西部に位置する澎湖県・湖西郷(陳振中郷長)から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉郷民」称号が贈られた。平和・文化・教育への功績を讃えたものである。晴れの授与式は8月28日、同郷役場で開催され、許聖章主任秘書から台湾SGIの代表に「証書」が託された。

 周囲をサンゴ礁に囲まれた澎湖島。同島の湖西郷は、長年の浸食による独特な海岸の景観で知られる。
 美しい自然に加え、歴史を伝える遺跡などが数多く残る“文化の都”で、台湾SGIの友は創価の人間主義の哲学を掲げ、友情と信頼を広げてきた。
 また、教育支援活動「創価歓喜サマーキャンプ」をはじめ、小中学校での美術展や環境展示「希望の種子――持続可能性のビジョンと変革へのステップ」などを開催。SGI会長のリーダーシップのもと、「良き市民」の連帯を愛する地域に築いてきた。
 SGI会長に対する「名誉郷民」の証書には、陳郷長の名で次のように記されている。
 「人間主義の精神を根本に、長年にわたって社会の調和と文化・教育・平和行動を促進し、湖西郷の発展と社会の繁栄に卓越した貢献を果たされた」
 多くの役場関係者らが出席した授与式で、許主任秘書が証書を読み上げると、会場は祝福の拍手に包まれた。



2、欧州「歴史的建造物公開の日」 各国の会館で伝統のオープンデー

ドイツ・ビンゲン市長
SGIの施設は市民の憩いの庭

 欧州SGIが9月、各国で定められた「歴史的建造物公開の日」に合わせて、伝統の「オープンデー」を開催した。これは地域の憩いの場として、会館を広く市民に開放する催しである。
 ドイツのオープンデーは14日、ビンゲン市の「ヴィラ・ザクセン総合文化センター」で行われた。白亜の外観が優雅な同センターは“ライン河畔の白鳥”と呼ばれる。20回目となる今回は、1700人以上が参加した。
 多くの人々が楽しみにしていたのは「緑の丘オーケストラ」の演奏だ。「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス作曲)などの壮麗な旋律が聴衆の心に響く。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍するバイオリン奏者のマレーネ・イトウさんは、「チゴイネルワイゼン」(サラサーテ作曲)の独奏を披露。惜しみない喝采が送られた。
 ドイツSGIのガービー・ヴェスター副婦人部長と俳優のダニエル・フリードリッヒさんのトークショーでは、現実の課題に立ち向かう力となる仏法の確信が語られた。
 ビンゲン市のフェザー市長は「わが市と貴センターは、理想的な協力関係を築いています。こうした行事を多くの市民が楽しみにしており、SGIの施設は誰もが自宅の庭のように気軽に訪れることができる憩いの場です。今後も文化交流を通して、絆を強めていきたい」と語った。
 ロンドン郊外のテムズ河畔の丘に立つイギリスSGIの「タプロー・コート総合文化センター」は本年、開所から25周年を迎えた。
 オープンデー(14日)では、18世紀にタプロー・コートを所有していた初代オークニー伯爵(ジョージ・ハミルトン)の生涯を展示。また、第1次世界大戦勃発から100年の節目に当たり、SGI会長の行動の軌跡をはじめ、SGIの平和・文化・教育運動の模様が紹介された。
 来場者からは次のような声が寄せられた。
 「毎回の開催が待ち遠しいです」「タプロー・コート総合文化センターは地域の誇りです。展示も素晴らしく、感銘を受けました」
 フランスでは、ナント市の「創価アトランティック仏教センター」(20日)、シャルトレット市の「フランス仏教センター」、トレッツ市の「欧州研修道場」、ソー市の「パリ会館」(いずれも21日)で開催。多くの市民が訪れた。



3、わが友に贈る

 新任のリーダーは
 スタートが肝心だ。
 真剣勝負の行動で
 前進への波動を!
 清新の決意で立て!



4、名字の言  言葉のキャッチボールによって、価値を生み出すのが対話の妙。

  テレビドラマに初挑戦することになった落語家の立川談春さんが、共演者にアドバイスを求めた。「落語と違って芝居は、セリフの半分を相手がしゃべってくれますからね」と、そっけない返答▼しばし真意を測りかねたが、やがて納得した。相手の発言をしっかりと受け止め、反応することで演技の幅が広がった――そう独演会で語っていた。言葉のキャッチボールによって、価値を生み出すのが対話の妙だろう▼東京のある男子部員も忘れられない経験をした。かつては「信心は必要ない」と断言していた。だが、2年前に失職。自信を失い、八方ふさがりの時、父に故郷への旅に誘われた。山形の親戚宅に着いた日は座談会。同志に促されるまま、自らの胸中を語った▼すると、一人の年配の婦人が涙を流しながら、「頑張れ、大丈夫だ」と。真っすぐな声が、かたくなな若者の心を動かした。彼は東京に戻ると学会活動を開始し、弘教を実らせる。再就職も勝ち取った。今夏、再び父の故郷を訪れた彼は、老婦人と再会を果たした。「あの時の励ましのおかげです」▼雄弁でなくても、心の底から発せられた言葉は相手の心を変え、人生を変える。そんな対話が展開される場面に出あえることが、学会と共に歩む人生の幸福と思う。(仲)



5、寸鉄
 

★   師に続け!いかなる障害にも揺るぎなく―詩人。これ人間勝利の王道なり
      ◇
★ 佐賀が青年拡大月間を躍進。励ましは力。栄えの国に堂々たる人材城を築け
     ◇
★ うんと苦労してこそ人間は偉大になれる―恩師。幹部は勇んで最前線へ!
     ◇
★ 御書「弥はげませ給うべし懈ることなかれ」。地道な唱題行が人間革命の礎
      ◇
★ アレルギー疾患が増える秋。疲労や乾燥で悪化も。賢明に体調管理、予防を



6、「法華経の智慧」第1巻ロシア語版が ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所から発刊

  9月8日の池田SGI会長のソ連(当時)初訪問40周年を記念して、モスクワ大学出版会から『法華経の智慧』ロシア語版の第1巻が発刊された。ここでは、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所のマルガリータ・ヴォロビヨヴァ=デシャトフスカヤ博士による「前書き」、同書のサンスクリット語に関する監修を行ったサファラリ・ショマフマードフ博士の祝福を紹介する。

SGI会長の初訪問40年
   “諸経の王”の魂広げる創価の師弟の姿に共鳴 ヴォロビヨヴァ博士

 高名な仏教指導者であり、『法華経の智慧』の著者である池田大作SGI会長が初めてソ連の地を踏み、わが街サンクトペテルブルグを訪問されたのは、40年前のことです。
 運命に導かれるように、私が池田会長との出会いを結んだのは、1996年(平成8年)2月でした。
 当時、私の在籍するロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルグ支部(現・ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所)のコレクションから、私はサンスクリット語写本の断簡を収録した本を出版しました。
 その中には法華経の断簡もあり、池田会長が創設された東洋哲学研究所の研究員の方々が関心を寄せてくださったので、訪日の機会に著書を携えて伺ったのです。 
  日本では、同研究所の川田所長らが歓迎してくださいました。その滞在中に、池田会長との会見の機会をいただいたのです。
 緊張を抑えながら、会見の場となった聖教新聞社に向かうと、会長は丁重に私を迎えてくださいました。
 会長の印象はとても若々しく、美しいお姿でした。
 対話のテーマは、おのずと法華経に。
 会長はロシアにおける法華経研究について関心を持たれており、私が研究所で法華経写本の保管に尽力してきたことに対し、感謝の意を表してくださいました。
 また会長は、法華経に説かれる「全人類の成仏」「男女平等」「永遠の生命」などといった重要な理念について、私の意見を求められました。
 会見は非常に有意義なものであり、以来、私は池田会長に対し、深い敬意を抱くようになったのです。
  その後、折あるごとに、会長とお会いし、法華経について論じ合ってきました。
 また、創価大学・国際仏教学高等研究所で日本の研究員の方々と共に活動する機会にも恵まれました。
 ある日、私たちの研究所の来賓として、東洋哲学研究所と創価学会の代表団をお迎えしたことがありました。
 私たちの写本を保管したホールは、1850年に皇帝アレクセイ1世の子息の館として建造された殿堂にあります。代表団の方々は、大変熱心に展示品を鑑賞され、“この素晴らしい写本を広く世界に紹介したい”と話されました。
 そして、1998年()平成10年、東洋哲学研究所との共催による、わが研究所所蔵の法華経写本の展示会「法華経とシルクロード」展が、東京で開催される運びとなったのです。会場の入り口には、長蛇の列ができ、好評を博した展示会は、来館者に大きな印象を与えました。
 その後、オーストリア、ドイツでも、同展が開催されました。
 この行事を通して、池田会長との友情が、一段と深まりました。
 また、わが研究所所蔵の約500葉からなる法華経写本を収録した“ぺトロフスキー本”等の出版も実現していただきました。
 鮮明な写真版として編集された、この繊細で上品な出版物を、私は、会長からの貴重な“贈り物”として、拝受しました。
 池田会長との出会いは、毎回とても有意義でした。
 また、美しく可憐な香峯子夫人のお姿に触れるたび、感銘を受けておりました。
 特に印象深いのは、会長が創価大学の学生たちと交流されている様子です。
 私もそうした場に幾度か同席させていただきましたが、学生たちがいかに、創立者、すなわち自らの師匠を敬愛しているかを目の当たりにしました。
 またある時は、会長から素晴らしい写真集を頂戴しました。
 そこには、会長が各国を訪問した際に撮影された自然の美、会長にとって忘れ得ぬ風景の数々が収められ、友情の証しとして、会長のサインが記されていました。
 私はすでに高齢に達しており、遠出することは困難ですが、日本を訪問させていただいた年月は、わが人生にとって最高の思い出となっています
 池田大作会長のお姿は、永遠に私の心に残るのでありましょう。

仏教的概念を生きた哲学として
      現代に展開した世界に誇る書物      ショマフマードフ博士

  このたび、ロシア語版で発刊された『法華経の智慧』第1巻の中で、池田大作SGI会長は、仏教文化史における法華経の意義を論じられています。
 そして、迅速かつ効果的な問題解決が求められる現代社会において、法華経が果し得る役割について展開されています。
 全6巻本として発刊が予定されている同書は、法華経に説かれた仏教的概念を現代的に解釈した書であり、このようなアプローチは極めて重要です。
 インドから中央アジア、極東に至るまで広大な地域に影響を及ぼし、今もなお、その重要性が失われていない法華経の思想が、現代の人々にも分かりやすく表現されているからです。
 会長は、法華経の各章、概念、語句を一つ一つあげながら、法華経の智慧についての理解を読者と分かち合われています。た、その解釈は、仏教のみならず、世界の思想・哲学全般についての深い見識と幅広い人生経験に裏付けられています。
 経典の冒頭にある「如是我聞」は、仏陀(釈尊)の十大弟子の一人である阿難が、仏陀から直接教えを享受したことを示す句とされています。
  この「如是我聞」について、池田会長は興味深い解釈を提示されています。すなわち「如是我聞」とは、単に耳で聞いた内容だけではなく、いかにして仏の本質に迫れるかであると述べられているのです。
 つまり「是の如きを、我聞きき」という句の「我」とは、もはや何世紀も隔てた遠い存在としての阿難ではなく、まさに法華経の深遠な思想を体得せんとする現代の読者を指すことになるのです。
 会長は、このような解釈を通して、現代に生きる我々も、、阿難が仏陀から直接教えを受けたのと同じように法華経の本質に迫り、その智慧の全てを体得することができると宣言されました。
  そして、いかなる他者をも介することなく、この偉大な経典に、全生命を傾けて触れていくよう呼び掛けられています。
 ここで、『法華経の智慧』における論述形式について、少し述べておきます。
 本書は、池田会長と創価学会教学部の代表者による語らいによって構成されています。
 これまで出版された会長の著作には、英国の卓越した歴史学者アーノルド・トインビー博士との対談集『21世紀への対話』、キルギス出身の著名な作家であるチンギス・アイトマートフ氏との対談集『大いなる魂の詩』等、現代を代表する多くの識者との対談集が含まれています。
 仏教の経典も、阿難や他の弟子らの問いに対する釈尊の答えと説法を対話形式で編纂したものです。
  古代ギリシャの哲人ソクラテスは、対話の名手として著名ですが、真の知恵は、人間一人一人に備わり、その知恵を引き出し、発揮しなければならないと訴えていました。
 そして、何らかの心理を揺るぎない自明の理として宣言するのではなく、対話の相手が内に秘めた心理を自ら生み出せるよう、助けました。
 そのために問答法が用いられ、相手に答えさせることで、未知の概念について、自身の考えを形成させることができたのです。
 本書において、池田会長は、自身の体験や人生の師・戸田城聖氏、日蓮大聖人の人生について語りながら、対談者たちが、問いへの答えを自ら見いだすことができるよう、手を差し伸べています。
 また、自身の法華経観を述べられつつも、相手に押し付けず、対談者自らが、その結論にたどりつけるよう導かれています。
 会長は、対談者自身の心に心理が生まれる精神的体験こそ、生きた哲学であると考えられているのです。
 その意味においても、『法華経の智慧』はまさに、我々が「如是我聞すること」によって始まる書物いえるでしょう。
  なぜなら、本書に書かれている意味を一人一人が「その通りだ」と受け止め、生命に刻みゆくとき、仏陀から教えを受けた阿難と同様、我々読者もまた、法華経の尽きることのない智慧に触れることができるからです。



7、座談会 世界広布新時代の旭日【80】求められる自己の変革 人間革命の時代が到来

日蓮仏法は「希望の哲学」

 正木 小説『新・人間革命』第24巻「人間教育」の章で、池田先生は、大切な指導を綴られています。

 原田 引用しながら、話を進めましょう。はじめに先生は、「仏法には、個人や社会のかかえる、あらゆる問題を解決する原理が説かれている。それを、いかなる角度から、どう語っていくかも、時代によって異なろう」との前提の上で、牧口先生、戸田先生の時代に、何に力点が置かれていたのかを概観されます。

 竹岡 牧口先生は、価値論を立て、「罰」という反価値の現象に苦しまないよう、警鐘を鳴らすことに力を注がれました。

 橋元 それが、牧口先生の時代において、個人や社会がかかえる問題を解決するために、最も必要な方途だったのです。

 吉井 戸田先生は戦後、広く庶民に、仏法の偉大さを知ってもらうため、病苦や経済苦、家庭不和等の克服の道が、仏法にあると訴え、御本尊の「功徳」を強調されました。

 竹岡 では、これからの時代、人々は仏法に何を求め、私たちはどこに力点を置いて仏法を語るべきなのでしょうか。

 正木 池田先生は、こう結論されます。「心を強くし、困難にも前向きに挑戦していく自分をつくる――つまり、人間革命こそ、人びとが、社会が、世界が求める、日蓮仏法、創価学会への期待ではないか!」

 原田 もちろん、経済苦や病苦などを解決していくため、その方途を仏法に求める方も多くいます。とともに、「自己の変革、生き方の転換に、重点が置かれていくにちがいない。つまり、『人間革命の時代』が来ているのだ」――先生は、多くの友と忌憚のない対話を交わす中で、そのように考えられたのです。

 橋元 「自己の変革」「生き方の転換」――まさに、これこそが、今、人々が宗教に求める一番の関心事であることは、私も日々、実感しています。

 吉井 先日、伺ったところ、学会に入会して10年以内で活動に励まれている方の、ほぼ全員が「入会後に自分が変わったと感じる」と答えられたそうです。

 竹岡 「前向きな考えができるようになった」「他人を思いやれるようになった」など「人間性や生き方の変化」を語る方が最も多かったとも聞きました。

幸福を感じる人生

 橋元 近年のある意識調査で、入社間もない社会人で「出世したいと思わない」人が約半数の48・1%に上っているのを見たことがあります。

 吉井 「身の丈にあった自分なりの幸福を実現できれば満足、という若年層が増えている」との分析ですね(毎日コミュニケーションズ調べ)。

 橋元 ここには、多くの若者が、社会での地位や肩書ではなく、“幸福を感じられる人生”“自分が充実する生き方”を追い求めているとの傾向を読み取ることができます。まさしく、「生き方」に重点が置かれる時代になっているわけです。

 正木 特に、東日本大震災を経て、物質的なものが一瞬で崩れ去ることを知った今、「生き方の転換」が求められるのは、時代の趨勢でもあります。

 原田 日蓮大聖人は「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)と仰せです。時代の変化を敏感に捉え、その感覚を吸収し、先取りし、新しい前進の活力としてきたのが、創価学会です。
 信心という根本は決して変わることはありませんが、時代の変化に鋭敏な青年に学びながら、青年と共に、世界広布新時代にふさわしい学会の構築に全力を尽くしていきましょう。

永遠に「青年学会」

 杉本 池田先生はまた、「人間教育」の章の中で、次のようにも指摘されています。「医療の進歩等によって、二十一世紀には、人間の寿命は、ますます延び、高齢化が進むであろう。それにともない、人びとの死への関心は高まり、永遠の生命を説き明かした仏法の死生観が、クローズアップされる時代が来ることは間違いない」

 竹岡 現在、聖教新聞で連載中のルポ「生老病死を見つめて」が反響を呼んでいることからも、深くうなずけるところです。

 原田 いよいよ28日には、「教学部初級試験・青年部教学試験3級」が実施されますが、こうした教学運動を通じて、仏法が、「生老病死」の苦悩の解決の道を教えた、時代の要請に応える「希望の哲学」であることを、あらためて学ぶ機会にしていきたい。

 杉本 この教学運動の柱となるのは、次代を担っていく男女青年部です。

 原田 池田先生は若き日、青年部の室長として、一切の活動の企画を練り、全ての責任を担ってきました。それにより、学会は大前進してきました。

 杉本 「これからも、男女青年部が私の戦いを継承し、室長の自覚で一切を推進していってもらいたい。それが、私の願いです。そうなれば、学会は『青年学会』として、永遠に発展し続けることができるからです」と先生は述べられてもいます。

 正木 「そのために幹部は、青年に会ったら、声をかけ、心から励ましてほしい」とも言われました。

 原田 創価学会は未来永劫に「青年学会」です。全員が青年の心で、青年を励まし、青年と団結しながら、「世界広布新時代 躍進の年」へ、躍り上がって進んでまいりましょう。



8、社説  所持も使用も犯罪 身近に潜む危険ドラッグに注意

 危険ドラッグを使用して意識もうろうとなり、そのまま車を運転して暴走。歩行者を次々にはねるなどの悲劇が相次ぐ。
 警察庁によると、今年上半期の危険ドラッグ関連の摘発件数は昨年に比べ2・5倍に急増。死者は2012年以降で少なくとも41人とされるが、交通事故は含まれないため“氷山の一角”に過ぎない。
 公明党の要請を受けて実施された総務省消防庁の調査でも、救急搬送が過去5年半で約4500人。搬送者ゼロの都道府県は一つもない。大都市特有の問題とされていた薬物汚染が全国に拡大していることが明らかになっている。
 麻薬や覚せい剤、危険ドラッグなどの薬物は遠い世界の話ではなく、日常生活と隣り合わせの場所で使われている。厚生労働省の推計では、危険ドラッグ使用経験者は約40万人に上る。
 やせられる、頭がさえる、集中力が高まるなどの甘言に釣られ、インターネットなどで手軽に購入する例も多い。ハーブやお香、アロマオイルや芳香剤に擬装して販売されるため、手にしたものが危険ドラッグであることを知らない場合もあるという。言うまでもなく、所持も使用も犯罪だ。
 麻薬や覚せい剤の“ゲートウエー(入り口)”ともされる危険ドラッグの広まりは、薬物に興味を示す若者が増えていることの証左ともいえる。「自分だけは大丈夫」「一度ぐらい」と甘く考えて使用し、依存症に陥って抜け出せなくなるのが薬物の恐ろしさ。先にあるのは果てしない苦しみが続く地獄だ。それはソクラテスが喝破した「痒いところを掻き続けながら過ごす一生」そのものであろう。
 人脈を30人たどると世界の誰とでも会える、といわれる。意外に世界は狭く、危険な物がすぐそばに潜む場合もある。
 御書には「悪知識と申すは甘くかたらひ詐り媚び言を巧にして愚癡の人の心を取って善心を破る」(7ページ)と。ゆえに「悪知識を捨てて善友に親近せよ」(同1244ページ)と仰せだ。
 心に隙をつくらないことだ。甘い言葉に乗らないことだ。危険ドラッグにも、絶対に近寄らないことである。正確な知識と常識ある行動が身を守ると知り、誘惑を断固拒否する強さを持とう。
 好奇心旺盛な青少年へのまん延も懸念されている。未来部への注意も促していきたい。
 平和で安全な地域・社会は万人の願いであろう。各人が警戒心を保ち、その構築の先頭に立つ「善友」の存在でありたい。



9、今日の発心  守護国家論 65㌻
 

御書 悪象等は唯能く身を壊りて心を壊る能わず(守護国家論、65ページ・編84ページ)

通解 この悪象などはただよく身を破壊するだけで心を破壊することはできない。. 

【心の財だけは絶対に壊されない】

 妙法を持ち抜いた人の心は、事故や災害等によって崩されることはないと教えられています。

 東日本大震災の発災直後、総宮城男子部長として不眠不休の救援活動にあたっていました。ライフラインが寸断された状況下で、東北文化会館はじめ3県29会館は、数千人の避難者を抱えていました。私たちの心は、自然の猛威にどうすることもできない“あきらめ”の気持ちや、これからどうなってしまうのだろうという不安感でいっぱいでした。
 そんな中、池田先生は2011年(平成23年)3月16日付の聖教新聞にメッセージを寄せてくださいました。「『心の財』だけは絶対に壊されません」「断じて負けるな! 勇気を持て! 希望を持て!」――。東北の同志がどれほど励まされ、奮起したことでしょう。東北の宿命転換は、この瞬間から始まりました。以来、私たちは先生の言葉を抱きしめ、一段と救援活動に取り組んできました。
 震災から3年半、東北6県で行われた創価青年大会には4000人の新たな人材が躍動。出演者による「青葉の誓い2014年会」が結成されました。東北青年部は、今再びの「青葉の誓い」を響かせながら、「最強無敵の人材城」を築いてまいります。
東北青年部長 山根 幹雄



【社会の情勢】
 

◆ 国語世論調査 「チンする」9割に浸透 慣用句の誤用は増加 文化庁
◆  インド探査機 火星軌道入り成功 
◆ 世界初 母親から2歳児へ生体肺移植 岡山大
◆ 来年3月 温室ガス削減目標提出 国連気候サミット 
◆  胃ガン原因 8割がピロリ菌 除菌で発症減 国際研究機関

2014/9/26(金)の聖教

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2014/9/26(金)の聖教


1、世界に広がる仏法研鑽の波 ブラジル インド ニュージーランドで教学試験

最高峰の哲学を学ぶ誇り

 ブラジル、インド、ニュージーランドの各国で21日、教学試験が実施された。「行学の二道」の実践もまた“世界同時進行”! 近年では、50前後の国や地域で教学試験が行われている。今回の海外での教学試験に寄せて、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長はメッセージを贈り、信心錬磨の友を心から賞讃。「いよいよ世界が仏法を求めています。この不思議な時を先駆しようと、最高峰の生命哲学を学び、御書を心肝に染め、実践しゆく皆様の福徳は無量無辺であることを どうか確信していってください」と念願した。

 ブラジルでは本年、待望のポルトガル語版『日蓮大聖人御書全集』第1巻(ブラジル・セイキョウ出版社)が発刊され、仏法研鑽の熱が高まっている。
 今回、全土362会場で行われた教学部任用試験には6200人が挑戦した。その多くが男女青年部である。
 サンパウロ近郊圏のイタペバ支部では、7人の女子部員が受験した。当初、受験の希望者は一人しかいなかったという。
 女子部副部長のアリネ・エリカ・ホリさんらリーダーたちは一軒一軒、友のもとへ足を運び、教学を学ぶ意義を強く語った。
 「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」(御書1360ページ)
 ホリさんは笑顔で語っていた。「教学試験は『受験する人』だけでなく、『教える人』『励ます人』も一緒に成長できます。人材育成の最高の“場”です。仏法を求める心を多くの同志と分かち合える――これほど、うれしいことはありません」

                                           ◆◇◆ 

 インド創価学会の教学部任用試験と教学部初級試験は、全土103都市の150会場で開かれ、合わせて1万9000人の求道の友が受験した。
 任用試験は、「妙一尼御前御消息」「四条金吾殿御返事」の御書2遍や「創価学会の歴史」などから出題。
 初級試験は、任用試験の出題範囲に、SGI会長の『勝利の経典「御書」に学ぶ』などが加わった。
 デリー市内の会場では、90歳の婦人部員、ビムラ・シャンカールさんが初級試験を受験した。「前回は不合格だったため、2度目の挑戦です。教学試験を通し、仏法を求める意欲が一段と湧いてきました。今回、学んだことを、人生において実践していきます」



2、各部代表者会議 広布の労苦こそ永遠の宝 名誉会長がメッセージ

  世界広布新時代第11回の各部代表者会議が25日、東京・新宿区の常勝会館で開催された。
 これには、池田名誉会長が万感のメッセージを贈り、男女青年部を先頭に、我らは一閻浮提第一の人材の陣列なりとの気概に燃えて、心を合わせ、一丸となって進んでいただきたいと呼び掛けた。
 続いて、1943年(昭和18年)の9月25日は、軍部政府からの弾圧でとらわれた牧口先生が、警視庁から巣鴨の東京拘置所に移送された日であり、牧口先生と戸田先生が、今生の最後の対面を刻まれた日であると言及。
  その際、名誉会長は「お二人が死身弘法の大精神で獄中闘争を貫かれた、この巣鴨、また八王子、関西、さらに厚田、柏崎、下田、久留米、八女など、ゆかりの地にも今、両先生を宣揚する講堂や会館、墓園が威風堂々と立っています」と述懐した。
 この峻厳な師弟の血脈を受け継いで、全国の使命の法城を毅然と守り、訪れる友を仏の如く迎え、各地に友好と信頼を広げている。地域のリーダー、また、創価班、牙城会、白蓮グループはじめ各部の友を心から賞讃。「『冥の照覧』の奮闘を、これからも頼みます」と語り掛けた。
  ここで、「地涌の菩薩が末法の衆生を利益されることは、魚が水中を自由に泳ぎ、鳥が天空を自在に飛ぶようなものである」(1033㌻、通解)との御文を拝読。「君たちの若き生命には、この地涌の菩薩の力が尽きることなく満ちている。今、妙法のため、同志のため、学会のため、自らが汗を流し、人知れず苦労し悩んだ分だけ、その力を自由自在に発揮できるようになる。一切が最極の青春の修業であり、永遠の宝の薫陶であると確信し、仲良く朗らかに勝利の歴史を残そう」と力説した。
 さらにサハ共和国の女性を尊重する伝統に触れ、女性の真剣な声を一段と大切に、価値創造の知恵を光らせてもらいたいと語った。
  最後に、「月月・日日につより給へ・すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」(1190㌻)の御聖訓を心肝に染め、先師の殉教70周年の秋を戦い切ろうと強調し、メッセージを結んだ。

  原田会長は、広宣流布こそが世界平和の直道であると述べ、人格と誠実の力で真の友情を広げようと語った。



3、わが友に贈る

 周囲への感謝と
 敬意を忘れないのが
 本当に偉大な人だ。
 謙虚な振る舞いに
 信頼の花は咲き薫る!



4、名字の言  法華経に「雖近而不見(近しといえども、しかも見えず)」との言葉がある。自分に近いのに見えない。

   「我らのブロック長、白ゆり長、総白ゆり長に、最敬礼して感謝申し上げたい」――今月の「大白蓮華」の巻頭言で池田名誉会長が呼び掛けた▼総東京ではブロック長の呼称が「本陣長」と決まり、喜びは倍加。ある座談会では、運送会社で不規則勤務の中、広布に奮闘するブロック長が決意を述べると、会場から「本陣長、いつもありがとう」との声援が。感謝を言葉に表すことの大切さを感じた▼エッセイストの浜文子さんが本紙の連載で、夫婦や親子など、自分が最も世話になっている人に、誰よりも無神経になってしまう人間の傾向を指摘していた。そして「親しき仲」にも、安らぎや潤いを生む言葉が大事であることに気づき合いたいと(21日付)▼法華経に「雖近而不見(近しといえども、しかも見えず)」との言葉がある。自分に近いのに見えない。大切な存在なのに気づかない場合がある。先日も約30年、本紙の配達を続けてきた友が「今も夜寝る時、あすは寝坊しないかと不安になります」と言われ、胸をつかれた。毎朝、新聞が読者のもとへ届くまでには、どれほどの祈りと格闘があることか▼本紙の拡大に尽力する新聞長はじめ同志の方々にも感謝は尽きない。広布を支える全ての人に「いつもありがとうございます」の声を。(進)



5、寸鉄

★  SGIの民衆運動には世界史的な使命と意義が―学者。開拓の一歩勇んで
      ◇
★ 各国で教学試験が活発。行学錬磨で信心は深まり幸福は開く。共々に挑戦
      ◇
★ 人生には、必ず試練がある。その時が一番大事―牧口先生。師子の底力を
      ◇
★ 「受けがたき人身」「値いがたき仏法」と蓮祖。感謝の心で今日も広布へ
      ◇
★ 危険ドラッグ関連の事故が続発!自他の生命壊す魔物だ。社会全体で根絶



6、響き合う魂 SGI会長の対話録  第48回 ドミニカ共和国 バラゲール元大統領
 民衆の鼓動を聞け 詩心を抱いて進め
   (作業中)



7、社説 世界を照らす創価教育の大光 平和に寄与する人材の城

 「世界の平和に寄与すべき大人材をつくりあげたい」
 創価大学の創立者である池田名誉会長が同大学設立の構想を発表したのは1964年(昭和39年)。50年を経た現在、創価大学・女子短期大学は48カ国・地域の150大学と学術交流を行い、世界に羽ばたく人材を輩出する「学城」となった。東京・大阪の創価学園、北海道の創価幼稚園の学舎も同様に「人材の城」と輝く。
 創立者は、創価教育に集った友に、常々、呼び掛けてきた。「君たちの舞台は世界です」「語学を磨こう」「世界市民に育っていただきたい」と。
 21日、東京・八王子市の創価大学で行われた「創価教育同窓の集い」には、世界各地から参加した友の姿があった。
 友情は掛け替えのない宝である。なかでも青春時代に築いた友情は、年齢を重ねても変わらないものだ。友との再会は夢や理想を描いた往時の決意をよみがえらせ、自身が誓った人生の原点へと立ち返らせてくれる。
 創大9期の壮年の卒業生は、タイを中心に4カ国で八つの企業を経営する。
 彼は大学卒業後、すぐにタイに赴いた。1980年代、タイ語を十分に学べる環境が日本にはなかったからだ。文字も、言葉も、文化も、多くの日本人には全く親しみのない時代。だからこそ彼はタイを選んだ。「後輩の道を自分が開く」と。
 アジアで、ヨーロッパで、アフリカで、彼と同じように後輩のためにと誓う同窓の友が、世界への道を開いていった。
 日本各地の友もまた、戦火なき時代をつくろうと願い行動する創立者の心をわが心として、平和と社会貢献の道を歩む。
 かつて創立者は、若き日から世界に「信頼の橋」を架けるため対話と行動を重ねてきた真情を、母校に集った同窓生に語り掛けている。「いかなる乱世にも揺るがぬ、この誇り高き人間の尊厳と勝利の旗を、私は若き君たちに、きょう託したい」
 中国・上海に、約1500冊の蔵書を“家庭文庫”として開放する女子短大6期の卒業生がいる。上海には日本からの駐在者も多い。日本語の絵本を必要とする人のため無料で本を貸し出し、交流の場を提供する。これまでに100家族以上が利用。もともと他の創価教育同窓生が開いていたのを、帰国の際に彼女が引き継いだものだ。
 日本で、世界の各地で、同窓の友は、人間の尊厳が輝く時代の旗を高く掲げる。その胸には創立者との誓いが光っている。



8、今日の発心 妙密上人御消息、1241 ㌻
 

御書 金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる(妙密上人御消息、1241ページ・編873ページ)

通解 金は焼けば、いよいよ色がよくなり、剣は研げば、いよいよ鋭くなる。法華経の功徳は、賛嘆すればするほど、ますます増していくのである。. 

【「励ましの力」を発揮し広布拡大】

 御本尊の功徳を賛嘆すればするほど、その功徳は増していく、と教えられています。

 中学1年生の時、大きな悩みを抱えていた私に、池田先生との出会いが訪れました。先生は私の前まで歩みを運ばれ、握手を。そして「頑張るんだよ」と励ましの言葉を贈ってくださったのです。
 この一言は、今も耳朶から離れません。一人の未来部員に対し全力で激励される先生の姿に、同志を徹してたたえていく大切さを心に刻みました。

 その後も、この御文を胸に、妙法の素晴らしさ、広布に生き抜くことの偉大さを同志に訴え抜いてきました。
 9月29日は「川口の日」。1985年(昭和60年)、池田先生が高熱を押して川口の地へ駆け付け、同志を激励してくださった、忘れ得ぬ原点の日です。
 現在、川口池田県は、先生に教えていただいた「励ましの力」を大いに発揮し、団結固く、広布拡大に挑戦しています。この師弟の記念日を大勝利で飾り、「世界広布新時代 開幕の年」の総仕上げへ、大きく前進してまいります。
埼玉・川口池田県長 阿部 晃一



【社会の情勢】
 

◆ 児童虐待の摘発最多 上半期 警察庁
◆  29日に日朝局長級会議 拉致問題調査、説明を要求
◆ TPP、日米折り合えず 11月中の大筋合意困難に
◆ 新米、前年比3割安も 価格下落に歯止めかからず
◆  塩分、推奨量の2倍消費  8割は加工食品から WHО


2014/9/27(土)の聖教

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2014/9/27(土)の聖教


1、神奈川池田記念講堂 竣工引渡式行う

  神奈川に「正義」と「共戦」の大法城!
 「神奈川池田記念講堂」が、横浜市鶴見区に完成。竣工引渡式が26日午前、同講堂で晴れやかに行われた。
 国内最大級となる同講堂は2階建て。2層構造からなる全て椅子席の大講堂をはじめ、礼拝室、法話室、会議室などを備える

  完成した「神奈川池田記念講堂」。高速道路や駅からも近い場所に立つ。随所に自然採光を取り入れた講堂内は、温かみのある明るい造りに



2、創大が文科省「スーパーグローバル大学」に選定

  文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」の対象校が26日に発表され、創価大学(東京・八王子市)が選定された。
 同事業は、大学の国際競争力の向上とグローバル人材のさらなる育成を目指し、採択校を重点的に財政支援するもの。今回、応募校104校のうち、文科省の有識者会議の厳正な審査を経て、世界レベルの教育研究を行う「トップ型」に13校、国際化の先導的な役割を担う「グローバル化けん引型」に創大を含む24校が選ばれた。
 創大では〝人間教育の世界的拠点〟の構築へ、多彩な教育プログラムを展開。学術交流協定校は、海外48カ国・地域150大学に上る。同事業の採択を受け、世界市民の育成に一段と力を入れる。



3、わが友に贈る

 聖教は希望の哲理を
 地域に社会に発信!
 尊き新聞長をはじめ
 拡大に尽力する
 同志の皆様に最敬礼!



4、名字の言 震災被災地に、線のつながっていないダイヤル式の黒電話が。

  作家の赤川次郎氏は、時代設定をしないで書くことを常とした。そんな氏の筆を泣かせたのが、時代とともに移り変わる「電話」だった▼10円硬貨でかけるダイヤル式の公衆電話は、ほとんど姿を消し、電話はとうに持ち歩く時代。氏は言う。「携帯電話っていうのは、本当に小説を変えてしまいました。携帯電話があれば、『すれ違い』なんてないですから」(阿刀田高編『作家の決断』文春新書)▼電話ボックスも、めっきり存在感がなくなった。だが、震災被災地の岩手県大槌町を訪れた際、小高い丘の上にある、白いそれが目に留まった。中には、線のつながっていないダイヤル式の黒電話が。「もう会えないけれど、今も心の中にいる大切な人に、あなたの気持ちを伝えてください」との思いで、同町に住む男性が設置したものだった▼どんな気持ちで、訪れた人は受話器を手にしたのだろう。電話の横に、訪問者が書き残したノートがあった。「ケンカしたまま別れた父と話しました。やっぱり、ありがとうしか言えないものですね」。実に多くの人が「ありがとう」と記していた▼人の心に残した感謝は、良き人生を生きた証しであり、感謝は、生死を超えて人の心を温かく結ぶ。時代は変われど、この道理が変わることはない。(代)



5、寸鉄
 

★ 待望の神奈川池田記念講堂が竣工!新世紀照らす聖火、正義の天地に炎上
      ◇
★ 熊本女性の日。愛する郷土を潤す幸の連帯。友のため!慈愛の心を広々と
      ◇
★ 人類の知的遺産は誠実の人こそ受け継げる―英雄 知勇錬磨の学生部の友よ
      ◇
★ 「生物多様性」聞いた事ない人が半数と。環境意識の啓発を。人ごとに非ず
      ◇
★ スマホ利用の低年齢化が更に。中学生は約50%。問題回避へ親子で語らい



6、輝く知性の殿堂 ⑨ 創価大学 ビジネスで社会貢献する人材育む 経営学部

 「経営学の研究対象は組織です。だから人間が根幹なのです。創立者・池田先生の人間主義の思想に基づいて経営を学び、社会貢献を意識する人を育成します」(栗山経営学部長)。「人間主義経営」の理念を掲げる創価大学の経営学部は、公認会計士や税理士など幾多の人材を輩出し、海外研修プログラムにも力を入れている。毎年、大手企業や銀行等に学生を送り出してきた同学部の魅力について、中村みゆき副学部長のインタビューと学生の声を紹介する。



7、10月度男子部「御書活動者会」研鑽のために 諌暁八幡抄
  (作業中)



【社会の情勢】
 

◆ 「人質の即時解放」要求 イスラム国壊滅戦略を支持 G7共同声明 
◆  消費者物価3・1%上昇 8月
◆ 日韓、日中が外相会談 首脳会談開催へ交渉本格化
◆ 民間給与3年ぶり増加 13年
◆  コメ作況 東西で明暗 全国は「平年並み」 14年産 農水省発表

2014/9/28(日)の聖教

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2014/9/28(日)の聖教


1、大地震から15年 台湾SGIが精神復興音楽祭 南投県からSGI会長に感謝状

  台湾SGI(創価学会インタナショナル)の「精神復興音楽祭」が20日、南投市の南投県文化局演芸ホールで行われた。これには池田大作SGI会長がメッセージを寄せ、南投県の陳志清代理県長ら来賓が、台湾SGIの林釗理事長らと出席。15年前の9月21日に発生した台湾大地震で、甚大な被害を受けた台湾中部の代表らが参加した。席上、南投県からSGI会長に、文化・教育活動によって被災地の精神復興を促進し、人々に希望と勇気を与えてきたリーダーシップをたたえて、「感謝状」が贈られた。(記事=石田幸司、写真=種村伸広)
 フィナーレの曲「飛躍せよ! 勝利の青年」が歌い終わる。会場に鳴り響く大拍手。場内から「アンコール!」の声が聞こえると、拍手の音が一段と高まった。
 再び伴奏が流れ出した瞬間、総立ちになる参加者。舞台の出演者と共に、全員が歌い、踊り出す。誰もが輝いていた。喜びにあふれていた。
 音楽祭の準備が始まったのは今年の3月。スタッフたちは被災地の友に意見を求めながら、何度も何度も議論を重ねた。そして、語り合ってきた。「自分自身が、弱い自分と戦っていなければ、被災地の皆さんの心に響く演技はできない」
 出演者の中に、がんと闘いながら毎週の練習に参加し、見事に出演を果たした女子部員がいた。「被災地の方々の心の復興のために、励ましを送りたかったんです」と。
 1999年9月21日未明、台湾中部の南投県を震源とした大地震が発生。台湾SGIでは、甚大な被害を受けた南投県を中心に、救援活動を展開した。 1カ月後には、復興を願う音楽会を開催。その後も、毎年、被災地で追善勤行会を開催し、文化活動や教育活動を継続してきた。台湾SGIの友は、被災地と共に生きてきた。そして、被災地の友もまた、他の被災者に励ましを送り続けてきた。
 役員として参加した楊若嵐さん(本部総合女子部長)。中学2年生の時、震災で、幼なじみのいとこと、その両親を亡くした。
 いつも一緒に遊び、一緒に勉強していた、姉妹のようないとこだった。“将来は同じ仕事をしようね”と話していた。震災後、心の痛みが癒えることはなかった。大地震のことを思い出しては、ただただ涙に暮れた。高校3年生の時に、両親と共に入会。追善勤行会に参加した際、題目が、亡きいとこに届いていると感じた。今も、いとこを思えば胸が痛む。しかし、昔とは違う。
 「仏法と巡り合い、人のために祈り、行動するようになったことで、自分自身が強くなりました」
 楊さんは入会以来、家族を亡くした友人に励ましを送る対話を続けてきた。一緒に追善勤行会に参加したこともある。今回の音楽祭では、役員として行事の成功を支えた。
 現在、大学の職員として国際交流を担当。「いとこも一緒に働いているつもりで、何かあれば心の中で語り掛けています」
 凜とした楊さんの表情には、悲しみと向き合いながら、未来へと生きる強さがにじみ出ていた。
 音楽祭の冒頭、南投県の陳志清代理県長から林釗理事長にSGI会長への「感謝状」が託された。
 SGI会長は音楽祭へのメッセージで、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)を拝し、偉大な目的のために生きれば、大きな自分になり、大きな幸福を築いていけると強調。不撓不屈の魂で社会に貢献する台湾SGIの友をたたえた。
 全土から集った青年部員によるベートーベンの第九「歓喜の歌」をはじめダンスや合唱、演奏が次々と披露され、終了後は、しばし拍手が鳴りやまなかった。
 来賓で、地震の大きな被害を被った南投県埔里鎮の周義雄鎮長は語った。
 「台湾SGIは、音楽を通して人々の心の傷を癒やし、勇気と希望を送ってくださいました。人間が蘇生する力を引き出してくださいました。SGIの皆さまこそ、私たちの模範です」



2、南投市で「未来の宝絵画展」

  台湾省と台湾SGI、中国児童センターが共催する「未来の宝絵画展」が20日、南投市の台湾省資料館で盛大に開幕した。
 この絵画展は、台湾大地震15年、2008年の四川大地震から6年に当たり、台湾と中国・四川省の児童が描いた絵画160点を展示するもの。
 開幕式では、15年間にわたり、台湾大地震の被災地で心の復興への活動をリードしてきた功績に対し、台湾省から池田SGI会長に「感謝状」が贈られ、同省の林政則主席から台湾SGIの林釗理事長に託された。



3、わが友に贈る

 御書を学んだ分だけ
 人生を開く力がつく。
 研鑽を応援した分だけ
 わが「心の財」となる。
 共に生涯、幸福の道を!



4、名字の言  ▼〝人は生まれながらにして、生きるために自ら学ぶ〟イタリアのマリア・モンテッソーリ

  参加した座談会の傍らで、未来っ子が車輪付きのイスで“タクシーごっこ”をして遊んでいた。子どもの想像力には大人はとてもかなわない。「遊び」こそ「学び」だ▼“人は生まれながらにして、生きるために自ら学ぶ”と洞察した教育者に、イタリアのマリア・モンテッソーリがいる。彼女の提唱した幼児教育では、一斉指導はせず、子どもを中心に据え、一人一人に即して支援することが中心となる。日本では、早期教育の一種と思っている人も多いが、知的障がいや貧困家庭の子どもたちへの教育から発展してきたものだ▼子どもを、未完成な、教え込むべき存在と見なすのではなく、元来、学ぶ力を持った存在として脇から支える。関わる全ての大人たちに、大切な姿勢であろう▼長野のある女子部員は、2歳のころに自閉症と診断された。周りと同じ行動ができず、泣いてしまう日が多かった。だがある日、母が用意した「紙と色鉛筆」が人生を変えた。それを手に、目に映る物や想像した世界を描くようになり、心の内を存分に表現できる喜びを知った。元気に成長した彼女は、真っすぐな表現力が話題になり、絵の個展を開くまでに▼全ての子どもの可能性を信じ抜く。家庭も社会も、ここが教育革命の出発点である。(市)



5、寸鉄
 

★  きょう初級・3級試験。社会を照らす民衆の哲学運動。挑戦の友に大声援
      ◇
★ 群馬婦人部の日。「太陽の国」の母は朗らか!弾む生命で新時代の師弟城を
      ◇
★ 青年部が核兵器廃絶署名を推進。「会長が育てた皆様は平和への力」識者
      ◇
★ 地区の勢いが広布の勢いを決める。地区部長・婦人部長中心に金剛の団結を
      ◇
★ 児童虐待の摘発が過去最多。関心の高まり背景と。人間の絆で地域の宝守れ



6、名誉会長と共に 新時代を開く【35】題目こそ勇気と知恵の源泉
  (作業中)



7、インドでSGI会長の平和提言セミナー 政府・大使館関係者ら来賓が出席
 (作業中)



8、社説  心結ぶSGI会長の対話 サハ共和国に輝く平和の連帯

  「本校を訪れる教育関係者には、いつも池田会長の人間主義の思想と行動を伝えています」
 こう語るのは、今月16日、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号を授与した、ロシア連邦・サハ共和国のヤクーツク教育カレッジのクラヴジヤ・コプィロヴァ学長だ。創立100周年を迎えた同カレッジは、同共和国の最古の教員養成の学府。主に幼稚園・小学校の教員を育成する。
 同カレッジでは近年、学生たちに、SGI会長が作詞した「母」の曲を教えている。「サハの各地の学校で、この曲が歌い継がれていくでしょう」と学長。名誉教授称号の授与式でも、学生・教職員がロシア語で「母」を合唱した。
 コプィロヴァ学長がSGI会長に強い関心を抱いたきっかけは、同共和国のニコラエフ初代大統領とSGI会長の会見について知った時だという。
 ソ連崩壊後の激動期に、教育・福祉国家の基盤を築いた初代大統領。1998年に来日し、SGI会長と出会いを結んだ。
 会見の席上、SGI会長は「謙虚に、まじめに苦闘し、建設に向かう国は、将来、必ず栄えていく」と述べ、同共和国の輝く未来を展望。また、国民に対する初代大統領の奉仕の精神を最大にたたえた。後に、初代大統領は「池田会長のわが国への期待が、私たちの精神の支えになっている」と述べている。
 今回の授与式に先立つ15日、SGI派遣団が初代大統領と会見した。同派遣団の訪ロを知った初代大統領の要請によって実現したものである。
 会見では、SGI会長への敬意を繰り返し語る初代大統領の姿が印象的だった。終了間際、初代大統領は、SGI会長への献辞を認めた写真集を同派遣団に贈呈。そこには「私たちの価値観や思想は、同じものを志向しています。私たちは共に、善のために奉仕し、人々の幸福のために社会を変えようと心から願っています」と綴られていた。
 御聖訓に「一は万が母」(御書498ページ)と仰せのように、まさに、SGI会長が初代大統領と結んだ心の絆から、サハと日本の友情が大きく広がった。
 「一人の人を大切にする――この平易な言葉のなかに、生命の尊厳を説く仏法の思想と哲学が凝縮されている」「その実践のなかに、未来を開く、新しき人間の連帯が創られていく」とはSGI会長の信念。私たちも、日々の対話が平和の礎になると確信し、友のもとへ走りたい。



9、今日の発心  南条兵衛七郎殿御書 1494㌻
 

御書 いかなる大善をつくり法華経を千万部読み書写し一念三千の観道を得たる人なりとも法華経の敵をだにも・せめざれば得道ありがたし(南条兵衛七郎殿御書、1494ページ・編243ページ)

通解 どのような大善をつくり、法華経を千万部読み、書写し、一念三千の観心の道を得た人であっても、法華経の敵を責めなければ得道はできない。. 

【勇気と励ましで黄金の友情拡大】

 広布の敵を責め抜いてこそ、成仏という幸福境涯は開かれる、との仰せです。

 1958年(昭和33年)、宮城の地で入会。学会活動に励む両親を見て育ちました。小説『新・人間革命』「求道」の章に、78年の宮城指導を綴っていただき、感謝でいっぱいです。当時、父母の病気と闘う毎日でしたが、先生の来県に励まされ、乗り越えることができました。
 79年、先生が会長職を辞任。その時、私は東京で男子部として活動に励んでいました。母から電話で、邪悪に負けない信心で、先生の指導通り戦うんだよ、と教えられたことが忘れられません。
 89年7月14日、世田谷の東京池田記念講堂で開催された本部幹部会での「勇気なくして前進はない」との先生の指導を胸に刻み、師弟共戦の祈りで広布に走る毎日です。本年4月に弘教を実らせることもできました。
 わが世田谷太陽区は「太陽の勇気で! 太陽の励ましで! 黄金の友情拡大」をモットーに、区の日である10・29を弘教拡大で荘厳してまいります。
東京・世田谷太陽区本部長 岡野 正



【社会の情勢】 

◆ 御嶽山7年ぶり噴火 
◆  デング熱、再感染で重傷 「予防と早期治療を」経験者
◆ エボラ熱 死者3000人超える  WHО
◆ 路線バス 経営改善後押し 効率化へ、乗客の動向分析 国交省方針

2014/9/29(月)の聖教

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2014/9/29(月)の聖教


1、教学部初級試験 青年部教学試験3級を実施  名誉会長が伝言
 新時代つくる大哲学運動!  1412会場で14万人が挑戦

学部初級試験 青年部教学試験3級を実施
名誉会長が受験者、役員・担当者に伝言
全員が求道の信心の勝利者
「開目抄」「撰時抄」「教学入門」などから出題

 世界広布新時代をつくる大哲学運動! 学会伝統の「教学部初級試験・青年部教学試験3級」が28日午後1時半からと同7時からの2回、全国1412会場で実施された。これには、求道の同志14万人が挑戦。60分間の筆記問題に臨み、日頃の研鑽の成果を存分に発揮した。各地の受験会場には、原田会長はじめ各部のリーダーが激励に駆けつけた。この日夕、全国の主要会館では「昼の部」の採点作業が厳正に進められた。「夜の部」の採点は、きょう行われる。(2・3面に関連記事。4面に試験問題と解答例)



2、今週のことば

 友の幸福を願う祈りは
 仏と同じ境涯なり。
 声も惜しまず
 最極の法理を語れ!
 生命の宮殿を共々に。



3、名字の言  「答えは現場にある」

 「V字回復」という言葉がある。会社の業績などが急回復することをいう▼大阪のテーマパーク「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」は最近、この言葉とともに語られる。ピンチを救った立役者・同社役員の森岡毅氏の斬新な発想が話題だ▼その一つが「答えは現場にある」。アイデアを探すため、毎日、園内を歩きに歩いた。来場者の楽しむ姿に目を凝らしながら考え抜いた。その先に生みだしたのが、ジェットコースターを「後ろ向き」に走らせること。今までにない絶叫体験に、オープンするや長蛇の列ができた(『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』角川書店)。数々のアイデアで集客数を伸ばし、今年、450億円をかけた巨大アトラクションを投入。爆発的ヒットとなった▼人生であれ会社であれ、ずっと順風満帆ということはありえない。必ず襲ってくるピンチを乗り越える鍵は、第一に、必ず打開できると信じること。第二に、頭以上に〝足で考える〟ことであろう▼活路は常に現場から生まれる。三代の会長が示してきた、広布の発展の方程式でもある。私たちにとっての「現場」とは、協議会であり、座談会であり、同志や友人との一対一の対話。価値創造の最前線へ飛び出そう。(輪)



4、寸鉄

★  「日中国交正常化」42年。師が築いた信義と友誼の金の橋。民衆交流を更に
      ◇
★ きょう埼玉青年部の日。敢闘精神で行学に邁進!君らこそ鉄桶の団結の要
      ◇
★ 「弟子のしらぬ事を教えたるが師」御書。師に学び続けよ!そこに成長の道      
      ◇
★ 創大が文科省のスーパーグローバル大学に。世界市民育む最高学府に期待
      ◇
★ 民間給与3年ぶり増加。庶民の生活守る経済策を加速せよ。公明が旗振れ



5、世界の体験プラザ 韓国SGI  李圭宣さん 大学で講義も行う漢方開業医
 人生を開く力 一人を大切に抜苦与楽の精神で

母校・慶煕大が池田名誉会長を顕彰

 1998年5月15日。この日が私の人生の転機です。師匠・池田先生が、母校の慶煕大学を訪問されたのです。
 名誉哲学博士号の授与式が行われたクラウン・ホールに、私は入ることができませんでしたが、会場に向かう先生と出会うことができ、その感激は今も言葉で表現できないほどです。
 当時、私は  慶煕大学・漢医学部の予科2年を終え、本科に入ったばかりでした。韓国SGIの学生部の活動に一生懸命取り組み、いずれは日本で、池田先生にお会いしたいと思っていましたが、まさか母校のキャンパスでそれが叶うとは夢にも思っていませんでした。
 私は、信心強盛な両親のもと、2男一女の次男として生まれました。
 内向的な性格で、幼いころは良くいじめられ、特にひどかったのが中学の時でした。無視をされたり、物を隠されたり、陰で暴力を振るわれることもありました。
 卑屈になりがちな私を、両親と、未来部の担当者が励ましてくれ、勤行・唱題に挑戦し、勇気の声を上げ、乗り越えることができました。これが、私の初心の功徳です。
 高校にはいると、漢方医の道を進もうと思いました。私は元来、胃腸が弱く、西洋医学より漢方の方が体質にあったことが、その理由です。
 勉学、題目の目標を決めて挑戦し、成績も徐々にアップ。受験した三つの大学全てに合格し、漢医学部では全国トップクラスの実績のある慶煕大学に進学することができたのです。
  その大学在学中に、池田先生をお迎えでき、生涯の原点を築くことができました。
 少しでも先生に恩返ししたいと、さらに力を入れて学生部の活動に奔走。学内の中心者として、韓日友好を掲げて、広報展示活動や平和文化活動を展開するなど、あらゆる行事を引っ張っていきました。その活動の中で、振り返ると、いつしか積極的な性格に変わった自分を発見することができたのです。

唱題根本に夫婦の不和を克服

 兵役を終えた2008年3月、私は、自宅から3、4㌔離れたソウル江西区に、呼吸器内科を専門にした漢方医院「寿命山慶煕漢医院」を開きました。
 この年は、ちょうど私が大学院の博士課程に進んだ年。しかも、2人目の子供が生まれた時でした。クリスチャンである妻の実家に、妻の両親と同居することになったのです。
 通常の医師としての仕事のほかに、開業に伴う煩雑な業務と、生活上の変化。加えて男子部の部長としての活動、日本の牙城会に当たる宝城会の任務もあり、目の回るような日々でした。
  毎日の勤行がやっとという状態で、さまざまなストレスから、妻とのいがみ合いが絶えず、歓喜のない生活になっていたのです。
 そんな中で、一人の婦人部の方から、「奥さんを幸せにする、と御本尊に祈っているの?」と聞かれたのです。この言葉に、私は大きな衝撃を受けました。
 忙しさにかまけて、一番大切な現実から目を背け、足元を見ていなかったのです。妻は、社交的で明るい性格。私はといえば、人見知りで、人間関係を築くのに時間がかかります。この性格の違いから、妻とは真には理解し合えないのでは、と思うように。しかし、それは違うと思い直しました。
 妻は、私より優れたところをたくさんもっている。その長所を生かし、多くの人に希望と勇気を送ることができるはず。だから、大切な使命を共に果したい。
 「必ず一緒に幸せになります」と、御本尊に真剣に祈るようになると、妻への感謝の気持ちが湧いてきました。それを素直に、言葉に出して伝えられるようになりました。
 変わりゆく私の姿に、妻も何かを感じたのでしょう。SGIの座談会に参加し始め、いつも笑顔で迎えてくれるメンバーに心を開くようになりました。10年に入会。教学部の任用試験にも挑戦し、合格しました。最近は3人の子どもたちと一緒に、うれしそうに座談会に参加しています。
 私もまた、11年に博士号を取得することができました。

患者本位の治療法が評判呼ぶ

 開院した「寿命山慶煕漢医院」の立地は、決していいわけではありません。
 駅からは少し距離があり、中心街には名の知れた病院もあります。私は、だからこそ患者の立場に立った、こまやかな心遣いの診療を心掛けてきました。その結果、最近では地域に根づき、多くの人に頼られる病院になることができたと思います。
  また開業医であるだけでなく、東国大学をはじめ、オンラインで行う円光大学、世界サイバー大学という、三つの大学で講義を受け持っています。昨年は、公共放送KBS2の朝の番組「グッドモーニング大韓民国」に2度、本年は医学諮問インタビューの番組に出演しました。
  最近、患者と接する中で感じるのは、症状が体に表れる陰に、ストレスやプレッシャーなど、心の内面に問題を抱えていることが多いことです。
 池田先生は『健康と生命と仏法を語る』の中で、「医学が発達すればするほど、医師は「より人間的に」なる努力が必要ではないでしょうか。医学は。どこまでも『人間のため』なのですから」「病気の人は、その患部だけで苦しんでいるのではない。生命全体で苦しんでいるのです」と話されています。
  医師としての経験を積むに従って、この先生の言葉が胸に迫ってきます。とともに、SGIの信心を持っていることが、どれほど素晴らしいことかを実感します。
  SGIで学んだ、一人を徹して大切にする精神。どこまでも同苦し、抜苦与楽の精神。治療に当たって、患者の全てを受け入れ、心身ともに健康になるように、お手伝いをする──妙法の医師としての最高のやりがいを感じる日々です。



【社会の情勢】
 

◆ 御嶽山救助活動続く 4人死亡確認、27人心肺停止
◆  中国観光客、訪日大幅増 円安追い風
◆ 国・地方が庁舎相乗り コスト削減、地方活性化へ
◆  エボラ熱 ワクチン年明け使用も WHO

2014年9月のブログに掲載された見出し一覧

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2014年9月のブログに掲載された見出し一覧

2014/9/30(火)の聖教

1、韓国・慶尚南道梁山市から池田SGI会長夫妻に特別顕彰牌                            2、わが友に贈る
3、名字の言  原点を見失わず、一度決めた道を進む忍耐と努力が、真の幸福を築く。
4、寸鉄 
5、信じ抜く 教育本部が開く未来 第8回 心を育む「国語力」とは
6、わが町わが誇り 広島・福山牧口総県 一人ももれなく幸福に
7、花は心 木は命 第6回 韓国・ソウルの無窮花(ムグンファ)
8、座談会 世界広布新時代の旭日 【81】宗祖の御遺命を現実に
9、社説  「環境衛生週間」に考える 資源循環へ 改善の一歩を
10、今日の発心  華果成就御書 900㌻ 【師と共に“この道”を堂々と】
11、壮年部のページ 仕事で社会で勝ち抜く賢者たれ! 
 活路を開く鍵は“誓願の祈り”に!

【社会の情勢】 

◆ 地方創生「大胆に実行」 対中韓、関係改善に意欲 首相所信表明
◆  年功賃金の見直し議論 政労使会議9ヶ月ぶり再会
◆ 拉致報告、時期決まらず 再調査の進捗状況聴取 日朝協議
◆ 東海再処理施設廃止へ 新基準対応困難 原子力機構

2014/9/29(月)の聖教

1、教学部初級試験 青年部教学試験3級を実施  名誉会長が伝言
 新時代つくる大哲学運動!  1412会場で14万人が挑戦
2、今週のことば
3、名字の言  「答えは現場にある」
4、寸鉄
5、世界の体験プラザ 韓国SGI  李圭宣さん 大学で講義も行う漢方開業医
 人生を開く力 一人を大切に抜苦与楽の精神で

【社会の情勢】 

◆ 御嶽山救助活動続く 4人死亡確認、27人心肺停止
◆  中国観光客、訪日大幅増 円安追い風
◆ 国・地方が庁舎相乗り コスト削減、地方活性化へ
◆  エボラ熱 ワクチン年明け使用も WHO

2014/9/28(日)の聖教

1、大地震から15年 台湾SGIが精神復興音楽祭 南投県からSGI会長に感謝状
2、南投市で「未来の宝絵画展」
3、わが友に贈る
4、名字の言  ▼〝人は生まれながらにして、生きるために自ら学ぶ〟イタリアのマリア・モンテッソーリ
5、寸鉄 
6、名誉会長と共に 新時代を開く【35】題目こそ勇気と知恵の源泉
7、インドでSGI会長の平和提言セミナー 政府・大使館関係者ら来賓が出席
8、社説  心結ぶSGI会長の対話 サハ共和国に輝く平和の連帯
9、今日の発心  南条兵衛七郎殿御書 1494㌻ 【勇気と励ましで黄金の友情拡大】

【社会の情勢】 

◆ 御嶽山7年ぶり噴火 
◆  デング熱、再感染で重傷 「予防と早期治療を」経験者
◆ エボラ熱 死者3000人超える  WHО
◆ 路線バス 経営改善後押し 効率化へ、乗客の動向分析 国交省方針

2014/9/27(土)の聖教

1、神奈川池田記念講堂 竣工引渡式行う
2、創大が文科省「スーパーグローバル大学」に選定
3、わが友に贈る
4、名字の言 震災被災地に、線のつながっていないダイヤル式の黒電話が。
5、寸鉄 
6、輝く知性の殿堂 ⑨ 創価大学 ビジネスで社会貢献する人材育む
7、10月度男子部「御書活動者会」研鑽のために 諌暁八幡抄

【社会の情勢】 

◆ 「人質の即時解放」要求 イスラム国壊滅戦略を支持 G7共同声明 
◆  消費者物価3・1%上昇 8月
◆ 日韓、日中が外相会談 首脳会談開催へ交渉本格化
◆ 民間給与3年ぶり増加 13年
◆  コメ作況 東西で明暗 全国は「平年並み」 14年産 農水省発表

2014/9/26(金)の聖教

1、世界に広がる仏法研鑽の波 ブラジル インド ニュージーランドで教学試験
2、各部代表者会議 広布の労苦こそ永遠の宝 名誉会長がメッセージ
3、わが友に贈る
4、名字の言  法華経に「雖近而不見(近しといえども、しかも見えず)」との言葉がある。自分に近いのに見えない。
5、寸鉄 
6、響き合う魂 SGI会長の対話録  第48回 ドミニカ共和国 バラゲール元大統領
 民衆の鼓動を聞け 詩心を抱いて進め
7、社説 世界を照らす創価教育の大光 平和に寄与する人材の城
8、今日の発心 妙密上人御消息、1241 ㌻ 【「励ましの力」を発揮し広布拡大】

【社会の情勢】 

◆ 児童虐待の摘発最多 上半期 警察庁
◆  29日に日朝局長級会議 拉致問題調査、説明を要求
◆ TPP、日米折り合えず 11月中の大筋合意困難に
◆ 新米、前年比3割安も 価格下落に歯止めかからず
◆  塩分、推奨量の2倍消費  8割は加工食品から WHО

2014/9/25(木)の聖教

1、台湾の文化の都 湖西郷が池田大作SGI会長を「名誉郷民」に
2、欧州「歴史的建造物公開の日」 各国の会館で伝統のオープンデー
3、わが友に贈る
4、名字の言  言葉のキャッチボールによって、価値を生み出すのが対話の妙。
5、寸鉄 
6、「法華経の智慧」第1巻ロシア語版が ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所から発刊
7、座談会 世界広布新時代の旭日【80】求められる自己の変革 人間革命の時代が到来
8、社説  所持も使用も犯罪 身近に潜む危険ドラッグに注意
9、今日の発心  守護国家論 65㌻ 【心の財だけは絶対に壊されない】

【社会の情勢】 

◆ 国語世論調査 「チンする」9割に浸透 慣用句の誤用は増加 文化庁
◆  インド探査機 火星軌道入り成功 
◆ 世界初 母親から2歳児へ生体肺移植 岡山大
◆ 来年3月 温室ガス削減目標提出 国連気候サミット 
◆  胃ガン原因 8割がピロリ菌 除菌で発症減 国際研究機関

2014/9/24(水)の聖教

1、全国で秋季彼岸勤行法要 広布の人生こそ最高の追善
2、御書とともに Ⅱ 名誉会長が指針を贈る 病は信心を深めるチャンス
3、わが友に贈る
4、名字の言  「仕事は忙しい人に頼め」とは、ビジネスの鉄則。
5、寸鉄 
6、世界広布の鼓動 南アフリカ ムプマランガ州
 パイオニアの誇り胸に美しき大地を駆ける
7、社説  教学研鑽を通して躍進 列島にみなぎる人材育成の息吹
8、今日の発心  妙一尼御前御消息1253㌻ 【苦境の“冬”を信心で“春”に】

【社会の情勢】 

◆ 温暖化対策でサミット 120カ国以上 国連本部
◆  空き家 子育て世代に貸し出し 国交省方針
◆ 阿蘇世界ジオパーク認定 国内7件目
◆ ビル屋上で土いじり 都会の貸し農園が人気

2014/9/23(火)の聖教

1、来月 北海道で法華経展
2、わが友に贈る
3、名字の言 タンポポも雑草の一種だ。「踏まれても 踏まれても なお咲く タンポポの笑顔かな」――池田名誉会長
4、寸鉄
5、随筆 民衆凱歌の大行進 【12】 「行学の二道」を励みゆけ
6、10月度「御書講義」の参考 日女御ぜ御返事(御本尊相貌抄) 全衆生が「本有の尊形」と輝く
7、青年部のページ 学生部特集 海外学術講演40周年 先駆の使命を果たす時は今! 

【社会の情勢】 

◆ CО2排出 今年も過去最高へ 90年比65%の増加 専門家予想
◆  13年新設企業5・8%増 リーマン後4年連続プラス
◆ 外国人客対応を強化 化粧品、食品、免税扱い 小売り各社
◆ 地方公立大、魅力向上へ 総務・文科省

2014/9/22(月)の聖教

1、創価教育同窓の集い 創立者・池田名誉会長が祝福のメッセージ
2、創立者のメッセージ
3、秋の彼岸にぎわう墓園
4、今週のことば
5、名字の言   人生は早い。だからこそ、一日一日を大切に生きたい。 
6、寸鉄
7、創大讃歌 創立者と築く学城 第6回 文武両道の青春
 次の勝利へ心を鍛える
8、座談会  世界広布新時代の旭日(79) 座談会こそ後継者育成の舞台
9、社説  交通事故防止へ油断なく 安全が最優先 身の回りを再点検
10、今日の発心  種種御振舞御書、912㌻ 【報恩感謝の思いで拡大に勝利】 
11、世界の体験プラザ ブラジルSGI ロナウド・ソノダさん 
世界屈指の航空機メーカーで活躍 
祈りと情熱で困難を克服 師の指針胸に長年の夢を実現

【社会の情勢】 

◆ 公明党「次の10年」へ出発! 統一選断固勝ち抜く 全国大会 
◆  台風16号が接近
◆ G20が閉幕 成長へ財政出動も
◆ ガニ新大統領に アフガニスタン

2014/9/21(日)の聖教

1、池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲 「内なる宇宙」の力は無限
2、台湾 澎湖県県政府議会から池田SGI会長に感謝状
3、広島の土砂災害から1カ月 婦人部・女子部が復旧作業に尽力
4、わが友に贈る
5、名字の言  左右の手のひらを開き、指先を下から上に向ける――「地涌の菩薩」を表す手話である。
6、寸鉄
7、SGI会長の初訪ソ40周年 ロシアSGI結成20周年 極東支部が躍進!
8、社説  23日は少年少女部の日 子どもの「生きる力」を育もう
9、今日の発心 四条金吾殿御返事、1192 ㌻ 【変毒為薬し使命の道を前進】
10、親が子に語る物語 土の餅を供養した子ども

【社会の情勢】 

◆ 世界経済の現状点検 成長目標めぐり議論 G20財務総会議
◆  生物多様性の認知度低下 「聞いたことない」過半数
◆ 安保理が非難声明 対イスラム国で結集要請
◆ 広島土砂災害1か月 追悼行事 犠牲者の冥福祈る

2014/9/20(土)の聖教

1、沖縄の世界エイサー大会 音楽隊 創大クラブが入賞
2、創立者夫妻 修学旅行の関西小6年生を激励
3、わが友に贈る
4、名字の言 池田SGI会長は呼び掛けた。〝人間を信じて対話を重ねていく。迂遠のようであっても、これほど確かな、平和への王道はない〟と。
5、寸鉄 
6、名誉会長と共に 新時代を開く 【34】常楽我浄の生命の花園へ
7、地平線を越えて SGI会長との心の絆 シンガポール ㊦ 
 勇気を胸に幸福の大道を歩みゆけ
8、教学 23日を中心に秋季彼岸勤行法要  家族を亡くした門下への日蓮大聖人の励まし
9、池田名誉会長が贈る 勝利の人間学 第60回 新たな決意で生き生きと

【社会の情勢】 

◆  スコットランド独立否決  反対55%ね英国分裂を回避
◆  エボラ熱 国際社会の脅威 国連が緊急支援団体派遣
◆  三陸水産業、学生がPR
◆  小中一貫「成果あり」87% 初の実態調査公表 文科省
◆  法科大学院5段階に 評価ごとに補助金額が決定
◆ 日中韓、金融協力を再開 財務相会議で共同声明採択

2014/9/19(金)の聖教

1、ロシア連邦サハ共和国 ヤクーツク教育カレッジから池田SGI会長に名誉教授称号
2、ヤクーツク教育カレッジから名誉教授称号 SGI会長の謝辞
3、わが友に贈る
4、名字の言  福岡・大牟田市が目指すのは“安心して徘徊できる町”
5、寸鉄 
6、社説  明日「彼岸の入り」 地域に根ざす学会の墓地公園
7、今日の発心  一生成仏抄 384㌻ 【父から学んだ信心を後継の友へ】

【社会の情勢】 

◆ 量的緩和を来月終了 ゼロ金利は据え置き 米FRB
◆  三大都市圏 住宅地も上昇 リーマン以来六年ぶり 基準地価
◆ 女子中学生2割増加「親は利用把握を」 交流サイト被害 警察庁
◆ スコットランド住民投票 独立の是非 きょう判明

2014/9/18(木)の聖教

1、SGI派遣団ロシア連邦サハ共和国へ ニコラエフ初代大統領と会見
2、わが友に贈る
3、名字の言  真剣に友の幸福を願う心は、必ず相手に通じる。
4、寸鉄 
5、座談会 世界広布新時代の旭日(78) 23日を中心に秋季彼岸勤行法要
6、社説 わが地域に幸福の花咲かせる 今秋の「総会」に向けて 
7、今日の発心  経王殿御返事、1124㌻ 【子の病を通し信心の功力教わる】

【社会の情勢】 

◆ ウナギ保護で初合意 養殖用の稚魚2割削減 日中韓台
◆  認知症保護者 徘徊などで保護されたひとの写真付き台帳開示へ 大阪府警 
◆ 8月訪日客が最多 111万人 円安・羽田増便寄与

2014/9/17(水)の聖教

1、東京富士美術館でロイヤル・アカデミー展が開幕
2、少年少女部結成49周年記念大会 名誉会長がメッセージ 「夢に向かって勇気で進め」
3、わが友に贈る
4、名字の言  国民の祝日をはじめ、企業や団体が制定した記念日など、2400以上の記念日が存在するという
5、寸鉄 
6、第7回本部幹部会で紹介された名誉会長の指針 苦労こそ宝!「負けない自分」をつくれ
7、社説  聖教新聞の魅力を大いに語ろう 「PR版」秋季号を活用
8、今日の発心 三三蔵祈雨事、1468 ㌻ 【〝凱旋〟の誇りに燃え歴史築く】

【社会の情勢】 

◆ 政労使会議、再開を指示 新たな働き方の議論 首相
◆  関東北部で震度5弱
◆ 調査捕鯨団再開へ会議 新計画の透明性を高める IWC会議
◆ EU連合協定を批准 ウクライナ加盟に一歩
◆  イラク政府に軍事支援 対イスラム国協議で合意
◆ エボラ熱 米兵3000人動員へ 封じ込めへ大規模支援

2014/9/16(火)の聖教

無冠の友の皆様いつもありがとうございます。

2014/9/8(月)の聖教

1、四国で新時代第1回全国男子部幹部会 池田大作名誉会長が祝福のメッセージ
2、今週のことば
3、名字の言  、「心の成長には限りがない」と池田名誉会長は語る。
4、寸鉄
5、座談会  世界広布新時代の旭日(77) 聖教の拡大は下種の拡大
6、社説  高齢世代が輝く「光齢」社会を “平均寿命世界一”の時代
7、今日の発心 諸法実相抄、1360 ㌻ 【唱題を根本にわが家の和楽を実現】
8、世界の体験プラザ イギリスSGI クレア・オブライアンさん
 ユーモアあふれる青春小説が好評  “いかに強く生きるか”わ主題に

【社会の情勢】 

◆ 65歳以上 最多3296万人 8人に1人は75歳以上 総務省推計
◆  PL法対象外が121件 2005年以降の製品リコール
◆ 子ども虐待防止を議論 名古屋で国際会議
◆ 10年超の火災保険 来週にも新規停止 自然災害頻発で大手各社

2014/9/14(日)の聖教

1、池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲 明日は敬老の日 喜び多き「健康人生」を
2、婦人部ヤングミセス 首都圏トップランナー大会から 名誉会長がメッセージ
3、わが友に贈る
4、名字の言  きょうは9月の「未来部の日」。この秋も、「未来からの使者」と共に、大人も負けずに成長したい。
5、寸鉄 
6、社説 生命の世紀開く「慈悲の医学」 あす、ドクター部の日
7、今日の発心 華果成就御書、900 ㌻ 【師弟を根本に税理士試験合格】

【社会の情勢】 

◆ 太陽光、風力で水素製造 環境省がモデル事業開始へ
◆  デング熱拡大止まらず 来年以降も流行の恐れ続く
◆ 妊婦マーク 男性6割知らず 育児支援策認知度低く 内閣府調査室
◆ 小中学校の統廃合後押し 教員増や校舎改修など 文科省
◆  認定こども園 新制度で補助減額を懸念

2014/9/13(土)の聖教

1、ブラジル音楽隊・鼓笛隊が9月7日独立記念日を慶祝
2、アメリカ創価大学が全米大学ランキングで上位に 奨学金の充実度と教育水準で5位
3、わが友に贈る
4、名字の言   池田名誉会長は常に訴える。「大学は大学に行けなかった人のためにある」と。
5、寸鉄 
6、名誉会長と共に 新時代を開く【33】  声も惜しまず 張り切って
7、地平線を越えて SGI会長との心の絆 シンガポール ㊥
  獅子の国に人間共和の大連帯を
8、池田華陽会御書30編に学ぶ 法華証明抄 ㊦
師の慈愛を胸に強盛な信心で前進

【社会の情勢】 

◆ iPS、世界初の移植 目の難病患う70代女性に、臨床研究で安全性検証 理研など 
◆  100歳以上5万8820人に 過去最多を更新、女性が87%
◆ 待機児童 なお2万1000人 高止まり続く
◆ 高卒求人 6年ぶり高水準 厚労省
◆  非正規の正社員移行 ピークは「25~34歳」 労働経済白書

2014/9/12(金)の聖教

1、写真展「波涛を越えて」 10月3日から横浜山下公園で
2、御書とともに 名誉会長が指針を贈るⅡ 【29】三世を照らす明鏡
3、わが友に贈る
4、名字の言 「皆、国も違うし、言葉も違います。でも同じ心で演奏できました」と韓国の友。
5、寸鉄 
6、わが町わが誇り 石川・小松市 (石川戸田県)  恩師の故郷よ「王者」たれ
7、この時に誓う 日下北海道長 9・9「北海道の日」
8、世界広布新時代第7回本部幹部会 2015年のテーマ「世界広布新時代躍進の年」
 「弘教・拡大」「人材育成」で―創価万代の勝利開こう  原田稔会長

【社会の情勢】 

◆ 水揚げ 岩手・宮城7割復旧 震災3年半、人手不足に課題
◆  サイバー犯罪 過去最悪 相談37%増、5万件超 1~6月
◆ 局地的大雨 警戒続く 北海道への特別警報は解除
◆ 大企業 景況感が改善 7~9月

2014/9/11(木)の聖教

1、インド S・Nシンハ経営管理学院に、池田SGI会長の思想学ぶ特別講座を開設
2、創価大学法科大学院 司法試験合格率で12位
3、わが友に贈る
4、名字の言  耳にかいをあてるとうみの音がきこえた!
5、寸鉄 
6、東日本大震災から3年半 人間復興へ!
7、世界の知性は語る 米ジョージタウン大学教授 ファザリ・モガダム博士
 時代は多文化主義から総合文化主義へ 差異よりも共通性に目を凝らせ
8、座談会  世界広布新時代の旭日【76】“希望の経典”を学びあう喜び
9、社説  震災から復興・再生へ 災害に向き合う友と歩み続ける
10、今日の発心  日厳尼御前御返事、1262㌻ 【日々に新たに“福光”の前進を】 

【社会の情勢】 

◆ 14年世界経済2・7%成長 日本、追加景気対策必要も 国連機関
◆  川内原発の審査書決定 規制「新基準満たしている」
◆ クラブ、明るさ規制 風営法見直しを提言 警視庁の有識者会議

2014/9/10(水)の聖教

1、常勝の新時代へ躍進! 関西 大阪で船出の幹部会 池田大作名誉会長がメッセージ 原田会長が出席
2、国連広報局NGO会議でSGIがワークショップ チョウドリ元事務次長が講演
3、わが友に贈る
4、名字の言  ロシアの詩人プーシキン。彼の「民に寄り添う心」を育んだのは、乳母アリーナといわれる。
5、寸鉄 
6、特集 ㊦ SGI会長のロシア初訪問40周年 恩師の熱願を胸に友好開く
7、社説  人材拡大は一対一の対話から
8、今日の発心 御義口伝、734 ㌻ 【負けじ魂で共戦の道を堂々と】

【社会の情勢】 

◆ CО2濃度、最高を更新 海洋の酸性化に警鐘 13年   世界気象機関
◆  県外ボランティア始動   活動範囲の制限解除 広島土砂災害
◆ 自動運転車 世界で開発加速 トヨタ・GМ
◆ アバディ新政権が発足 イラク、挙国一致へ第一歩
◆  5年連続で日本最下位 教育の公的支出割合

2014/9/9(火)の聖教

1、きょう9月8日 池田大作SGI会長のロシア初訪問40周年
2、広島で海外15カ国の代表が参加 SGI青年平和会議
3、わが友に贈る
4、名字の言  信仰に励み、名誉会長の行動と指導を学ぶうち、「池田先生が隣にいるような感覚になりました」と、ニュージーランドの友は微笑んだ。
5、寸鉄 
6、信じ抜く 教育本部が開く未来 第7回 特別支援教育と“理想の社会"
7、特集 ㊤ SGI会長のロシア初訪問40周年
  凍てついた世界に友情の灯をともそう モスクワ大学 トローピン元副総長
8、この一節を胸に行学に励む テーマ 多宝の輝き
9、白ゆりの輝き 婦人部のページ 使命の舞台で咲き薫る“白ゆり長"誕生10周年 

【社会の情勢】 

◆ 経済対策を本格検討 4~6月GDP改定値受け 政府
◆  きょうからTPP日米協議 牛肉輸入制限が焦点
◆ 沖縄統一選 公明19人が全員当選
◆ 中国の貿易輸出9・4%増 米景気回復など 8月

2014/9/8(月)の聖教

1、きょう9月8日 池田大作SGI会長のロシア初訪問40周年
2、広島で海外15カ国の代表が参加 SGI青年平和会議
3、今週のことば
4、名字の言  池田名誉会長は「なぜ、百合は美しいのか。それは、生き抜くために、全生命で戦っているからだ」と
5、寸鉄 
6、座談会 世界広布新時代の旭日(75) 各部一体で創価の連帯を拡大
7、社説   わが生命に「幸福の大城」築く あす9日は「香城会の日」
8、今日の発心 開目抄、234㌻ 【誓いの天地で“生涯、師と共に”】
9、世界の体験プラザ ギリシャSGI モニカ・ベルムーランさん  西洋文明揺籃の地で広布一筋40年   草創の“お母さん”と慕われる

【社会の情勢】 

◆ 海洋分野で協力拡大 地デジ整備へ円借款供与 日スリランカ首脳会談
◆  震災教訓パンフレット 女性目線で世界に発信
◆ 東部に「特別な地位」付与 親露派武装解除 ウクライナ停戦合意文書

2014/9/7(日)の聖教
      

1、世界広布新時代 第7回本部幹部会 青年部幹部会 池田大作名誉会長がメッセージ
2、名誉会長がメッセージ  今この時に「地涌の青年」が躍動
3、わが友に贈る
4、名字の言 御書に「若し日蓮無くんば仏語は虚妄と成らん」(507ページ)と仰せである。広宣流布とは、仏の金言を〝虚言〟〝妄言〟におとしめない戦いである。
5、寸鉄

6、社説 「核兵器なき世界」へ青年の連帯 あす、原水爆禁止宣言の日
7、今日の発心  聖愚問答抄、491㌻ 【偉大な師恩に報いる人生を!】

【社会の情勢】 

◆ 日本の理事国入り支持 特別経済特区整備で一致 日バングラ首脳会議
◆  AED講習、全国実施 自治体などに働きかけ 文科省と消防庁
◆ 米、忍び寄る人材不足 背景に高齢化やミスマッチ
◆ デング熱対策 緊急会議 感染拡大、対応を検討 厚労省など  
◆  エボラ熱死者2000人突破 11月、新ワクチン投与 WHO

2014/9/6(土)の聖教
   
1、栄光の「11・18」へ全国総県長会議 新時代の創価城を築け
2、わが友に贈る
3、名字の言  御書に「万法は己心に収まりて」「日月・衆星も己心にあり」(1473ページ)と。一つの生命は、宇宙全体をも包み返すほどの広がりを持つ存在だと、仏法は説く
4、寸鉄
5、響き合う魂 SGI会長の対話録 第47回 モスクワ大学 ホフロフ総長
 精神のシルクロードを通わせましょう! 
6、みんなで学ぶ教学 新会員のための仏法入門 【7】人の振る舞い

【社会の情勢】 

◆ 景気指数 2か月ぶり改善 7月、生産消費が持ち直し 内閣府
◆  米就業者14万2000人増 8カ月ぶりに低い伸び
◆ 避難場所に素早く アマゾンと徳島県が初協定
◆  新宿中央公園でデング熱 全国に広がる可能性
◆   標的型メール 攻撃急増 対策強化を呼びかけ IPA

2014/9/5(金)の聖教

1、SGI青年研修会がスタート 池田大作SGI会長がメッセージ
2、アルゼンチン ベインティオチョ・デ・ノビエンブレ市 池田大作SGI会長に卓越した人物称号
愛媛県書店商業組合から名誉会長に特別顕彰牌
4、わが友に贈る
5、名字の言  「皆地涌の菩薩の出現に非ずんば唱えがたき題目なり」(1360㌻)
6、寸鉄
7、断じて変毒為薬を 大規模土砂災害から立ち上がる友 広島
8、わが町わが誇り 新潟 長岡、十日町 桜梅桃李の幸せの人生歩め
9、この時に誓う 【8】畑東海道長 原水爆禁止宣言の日
10、社説  幸せの“ものさし”とは?  試練・困難に屈しない心の強さ
11、今日の発心  立正安国論 31㌻ 【原点胸に宿命転換の実証示す】

【社会の情勢】 

◆ 太平洋クロマグロの未成魚 来年から漁獲半減に
◆  日銀、景気「回復」を維持  大規模緩和策の継続
◆ ネット銀 不正送金 被害拡大 上半期9倍の18億円 警察庁
◆ エボラ死者1900人越す 治療薬で専門家会議   WHO

2014/9/4(木)の聖教

1、アルゼンチン ベインティオチョ・デ・ノビエンブレ市 池田大作SGI会長に卓越した人物称号
2、御書とともに 名誉会長が指針を贈るⅡ 【28】一切の根本は「信心」
3、わが友に贈る
4、名字の言  地方や社会の片隅。実はそこに、未来の片りんが形作られている場合がある。
5、寸鉄
6、世界市民の誓い 我らワールドシチズンズ 韓国・慶南第一方面女子部長 黄善榮
    祖母の祈りを継ぐ人に
7、地平線を越えて SGI会長との心の絆 シンガポール㊤ 
  「清き心」の人生に希望の虹は輝く
8、座談会  世界広布新時代の旭日 【74】不滅の原点9・8「原水爆禁止宣言」の日
9、社説 笑顔のあいさつが心を明るく
10、今日の発心 持妙法華問答抄、467ページ 【父母への弘教を通し信仰深める】
11、勝利の人間学 第59回 教学は最高の勝利の武器!(2014.9.3付 創価新報)
御書を繙き自分を磨け

【社会の情勢】 

◆ 第2次阿部改造内閣が発足 首相、経済最優先を継続
◆  競争力、日本が6位に上昇 政権の安定性を評価 世界経済フォーラム
◆ 停戦措置で基本合意 ウクライナ・露首脳が協議

2014/9/3(水)の聖教

1、英・有力学術出版社「池田大作・言語と教育」を発刊
2、わが友に贈る
3、名字の言  「わたしたちに必要なのは互いへの尊敬であり、憎しみを拒絶する内的な強さである・・・」パレスチナ人医師
4、寸鉄
5、英国美術の至宝が一堂に ロイヤル・アカデミー展 今月17日に開幕 富士美術館
6、小説『新・人間革命』第27巻第4章  求道68
7、社説  池田・リース対談に学ぶ 「他者を理解する対話」に徹する
8、今日の発心  四条金吾殿御消息、1113㌻  【愛する地域を妙法の楽土へ!】

【社会の情勢】 

◆ 糖尿病患者 世界で急増 4億人に迫る 国際団体試算
◆  創生法案 全容が判明 国と自治体、総合戦略作成へ
◆ 現金給与総額2・6%増加 厚労省
◆  国債利率 年0・5%に低下 過去最低水準 財務省
◆ イラク調査団派遣を 国連人権理事会が決議採択

2014/9/2(火)の聖教

1、ロシア連邦サハ共和国 ヤクーツク教育カレッジが池田SGI会長に名誉教授称号
2、御書とともに 名誉会長が指針を贈るⅡ  【27】中心者の一念で決まる
3、わが友に贈る
4、名字の言  「学歴も大切ですが、食歴こそ人間をつくります」食育を推進する会の会長。
5、寸鉄
6、神奈川・戸田平和記念会館が開館35周年 恩師の遺訓を時代精神に!
7、小説『新・人間革命』第27巻第4章  求道68
8、9月度座談会拝読御書 四条金吾殿御返事 心を鍛え確固たる信心を確立
9、未来部育成ページ 後継の友と充実の集いを
10、今日の発心

【社会の情勢】 

◆ 防災の日各地で訓練  政府は首都直下地震を想定
◆  西日本11年ぶりに冷夏 8月太平洋側雨量、過去最多 気象庁
◆ 大手メーカーが発売 アレルギーなど配慮の食品
◆  対インド3・5兆円投融資 経済分野で連携強化 日印首脳会談
◆ 「危機遺産」入りの恐れも 豪グレートバリアリーフ
◆ 離着陸時もスマホ使用可 電子機器を規制緩和

2014/9/1(月)の聖教

1、創価班 牙城会が大学校生大会 名誉会長がメッセージ 君よ若き広布の指導者と立て
2、今週のことば
3、名字の言   きょうも試練と戦う被災者がいることを忘れてはならない。
4、寸鉄
5、名誉会長と共に 新時代を開く 【32】勝利へ!  まず自らが成長
6、輝く知性の殿堂 ⑧ 創価大学 生きる力を引き出す看護師に
7、小説『新・人間革命』第27巻第4章  求道67
8、座談会 世界広布新時代の旭日 【73】指定の信心で共戦の歴史を!
9、社説  9月1日は「牙城会の日」  誓いの師子ありて広布は盤石
10、今日の発心  四条金吾殿御返事 1143㌻ 【挑戦・感謝の題目で前進!】
11、新会員のためのQ&A 【32回】「記念日目指し勝利する」とは
12、9月の広布史
13、世界の体験プラザ アイルランドSGI 苦難の山を信仰で乗り越え モーリン・ニ・ブリアンさん心理カウンセラーとして経験生かす

【社会の情勢】 

◆ 食品中心に値上げの秋 天候不順や原油高騰
◆  中部で南海トラフ訓練
◆ 避難指示・勧告を一部解除 広島市

2014/9/30(火)の聖教

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2014/9/30(火)の聖教


1、韓国・慶尚南道梁山市から池田SGI会長夫妻に特別顕彰牌                           

 韓国・慶尚南道梁山市から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「特別顕彰牌」が贈られた。SGI会長の世界平和と韓日友好への貢献を讃えるもの。授与式は16日、韓国SGIの梁山幸福文化会館で盛大に行われ、同市の羅東淵市長はじめ市関係者、李喜鐘・市施設管理公団理事長らが出席。韓国SGIの金仁洙理事長、金殷瀾婦人部長、釜山第1方面の代表が祝福した。

          

 そびえ立つ千聖山。清らかな渓流と雄大な滝。豊かな自然に恵まれた梁山市には、新羅時代の文化遺産も多く残る。
 釜山や蔚山といった大都市に隣接する同市は、鉄道や高速道路が発達。大規模な産業団地を擁するほか、先端の医療設備を備えた大学病院なども多く、医療の向上・充実に力を注ぐ。
 人口は年々増加し、現在は29万人の市民が暮らしている。
 この発展する梁山市を舞台に、SGIの友は広布拡大に邁進。また、長年にわたり、国土大清掃運動や教育機関への図書贈呈、慈善バザーなどの社会貢献活動に率先して取り組んできた。
 〝良き市民たれ〟とのSGI会長の指針を胸に、自他共の幸福のために尽くすSGIの友の姿に信頼が広がっている。
 羅東淵市長は、平和・文化・教育にわたる韓国SGIの運動を通して、池田SGI会長を知り、その思想と行動に深い共感を寄せてきた。
 今回の「特別顕彰牌」の授与は、市長の強い推薦によって実現したものである。
 晴れの式典は、婦人部の新世紀合唱団の美しい歌声で開幕。
 羅市長から、韓国SGIの金理事長と金婦人部長に特別顕彰牌が託されると、会場は大きな拍手に包まれた。
 特別顕彰牌には、「貴殿は、仏法の生命尊厳と人間主義の精神を根幹に、世界平和と韓日友好に大きな役割を果たされました」と記されている。
 羅市長は、力を込めて語った。
 「SGI会長ご夫妻は、世界の恒久平和と全民衆の幸福のために人生を捧げてこられました」
 「ご夫妻に対する、梁山の全市民の『感謝の心』を伝えることができ、これほどの喜びはありません」



2、わが友に贈る

 「いかなる病
 さはりをなすべきや」
 妙法は生命の大良薬。
 題目の師子吼で
 断じて病魔を打ち破れ!



3、名字の言  原点を見失わず、一度決めた道を進む忍耐と努力が、真の幸福を築く。

 「いつも大切に持ち歩いているものがあるんです」。こう言って、世界的な絵本画家のワイルドスミス氏がポケットから取り出したのは、子ども用のばんそうこうだった▼氏のサイン会に来た女の子から、サインのお礼に渡されたという。子どもが大好きで、作品を通して「自分達の住んでいる世界の美しさを彼らに気づかせること」(野村道子訳)が大切と訴える氏の原点を、垣間見る思いがした。11年前の光景だが、今も鮮烈に心に残る▼参加した座談会で、「信心の原点」を語るコーナーがあった。毎回、参加者が楽しみにする企画。今回は、病と闘う婦人が半生を振り返った。彼女の原点は、池田名誉会長から青春時代に受けた「元気になるんだよ」との激励だった▼人生の歩みは「原点を輝かせる旅」ともいえる。が、自身を取り巻く環境が変化する中で、原点を持ち続けるのは容易ではない。現実に対応しているのだと自らに言い聞かせつつ、現状に流される例のいかに多いことか。原点を見失わず、一度決めた道を進む忍耐と努力が人をつくり、真の幸福を築く▼学会の原点は「11月18日」の創立記念日。今年は、軍部権力と戦い抜いた牧口初代会長の「殉教70年」にあたる。不滅の記念日へ、足元から平和のスクラムを。(側)



4、寸鉄
 

★  韓国都市が会長夫妻を顕彰。「生命尊厳の哲学で民衆の幸福に献身」市長
      ◇
★ 「人生は美しい。闘うがゆえに美しい」男爵。青年は平和建設の勇者と光れ
      ◇
★ 全国の統監部長の地道な功労に感謝。広布の大動脈守る功徳は無量無辺と
      ◇
★ 恩師「皆から好かれる人になれ」。幹部は友の声に耳を傾けよ。誠実第一で
      ◇
★ 交通事故死0目指す日。全席ベルト着用を徹底。安全最優先の基本怠るな



5、信じ抜く 教育本部が開く未来 第8回 心を育む「国語力」とは

良き人生をと願いを込め   
良き言葉を伝えたい 
良き物語を贈りたい

  突然ですが、ここで問題。「議論が煮詰まる」とは、どういう意味でしょうか──。
  正解は「議論が出尽くし、結論が出る状態」である。しかし「議論が行き詰まり、結論が出せない状態」と誤解している人の割合が、近年、増えているという。
 今月24日、文化庁が発表した、平成25年度「国語に関する世論調査」の結果から見えてきた傾向の一つである。
 興味深いのは、年代別の違いだ。50代以上では、正答率が50%を超えているのに対し、40代以下では20~30%台にとどまっている。
 慣用句の誤用は、日常のコミュニケーションにも支障をきたしかねない。
 会社での、50代の上司と20代の部下のやり取りを例に挙げてみると──。

 上司 「あの新規事業計画の会議は、進んでいるかね」
  部下 「かなり煮詰まってきました」
  上司 「そうか!  いいアイディアを、一つ、頼むよ!」
  そして数日後──。
 上司 「そろそろ、どうだい?」
  部下 「それが、煮詰まってます」
 上司 「・・・数日前から煮詰まってますよね?」
 部下 「ええ、だいぶ前から煮詰まってますね・・・」
  上司 「・・・」               

  「これからの時代に求められる国語力について」と題して、文部科学省の文化審議会が、国語教育のあり方などに関する答申を出したのは、ちょうど10年前の2004年(平成16年)。背景には、若者の「国語力の低下」を指摘する声が高まっていたことがあった。
 求められる「国語力」とは、一体どんな力だろうか。

豊かな言語感覚

 「論理的な表現力や豊富な語彙力は、もちろん大事です。しかし時として、それ以上に大切なのは、情緒的な力だと思います」
  創価大学教職大学院の石丸憲一教授は、そう強く訴える。長年にわたり「国語科教育学」「道徳教育」を専門に研究を重ねてきた。
 「コミュニケーションにおいて、言う方も言われる方も『心地いいな』と感じられるよう、適切な言葉を選び取る“豊かな言語感覚”ともいえるでしょうか」
 その言語感覚が、特に若者の間で乏しくなっていると、石丸教授は指摘する。
 大きな原因の一つに「携帯電話やスマートフォンの普及により、コミュニケーションの中心が、『顔を合わせて話す』から『メールのやり取り』に取って代わられてしまった事実があると考えられます」。
 直接語り合う時、相手から受け取るメッセージの量は、電話やメールとは比べものにならない。「声」や「仕草」「表情」と云った“非言語”が多くを伝えるからだ。その中で、相手の言葉の奥にある心情への想像力が鍛えられる。相手の思いに立って、適切な言葉を選ぶこともできる。
 「国語力を育むには、幼少時代に“生の声”の行き来を重ねること、コミュニケーション自体を楽しむことが大切です。教育本部の皆さんが力を入れている『読み聞かせ』や『お話』は、まさにそれに当たるでしょう。子どもたちは、言葉の『楽しさ』『心地よさ』を実感すれば、自然に『美しい言葉』『正しい言葉』を学んでいくはずです」

昔話の語り部

  語り部として約30年間、地域の子どもたちに昔話を語り聞かせている教育本部の友がいる。
 円乗攝子さん(区教育部長)。東京創価小学校でも、全学年を対象にした「お話会」を行っている。1995年(平成7年)から始まり、今年で20年目となった。
 語り部になろうと思ったきっかけは、地元の図書館で行われた「お話の講習会」に参加した折のこと。
 「むかーし、むかし・・・」                                        
 語り部の口から、音楽のように流れてくる「声」を聞いた瞬間──胸に込み上げる“懐かしさ”があった。
 ああ、これって・・・。
 そっと目を閉じると、語り手の「声」が、次第に、思いでの中の「父の声」となって聞こえてくる。
 ──それは、円乗さんが郷里の秋田に住んでいた5歳のころ、少女は、父の語る昔話が大好きだった。
  当時、父は、結核の療養中。にもかかわらず、夜になると必ず、布団に入った娘の横に寝そべっては、素朴な秋田訛りを響かせて、ぽつぽつと昔話や民話を聞かせてくれるのだった。
  「せば、まんず、話こ
かだるか」。この決まった始まり方に、少女は“いったい、どんな話が聞けるんだろう!”と、小さな胸を躍らせる。「きょうは、ここまで。またあすた」といわれても、明日が待ち遠しくて寝つけない。
 父は体調が優れない中、愛娘の笑顔のため、昼の間に一生懸命、お話を練習していたのだろう。少女は、“そのこと”はしらずとも“その真心”を受け取っていた。温かくて深みのある「声」とともに──。
 語り部としての人生をスタートさせた円乗さんは、誰よりも練習に励んだ。
 一つの物語を一字一句、間違えずに覚えるまで、最低でも1カ月はかかるらしい。「でも暗記すれば終わり、ではないんです」
 2カ月、3カ月と読み込んでいると、作品の登場人物の心情が、スーッと自分の心に入ってくる瞬間がある。作者が悩み抜いた末に選び取ったであろう言葉の的確さやリズムの楽しさ、物語の奥行きにも気づく。
 「『物語』と『語り手』が“化合”するというか、“心が通い合う”んです」
  それだけに、同じ物語を語るにしても、語り手の真剣さや生きざま、価値観によって、全く別のお話に聞こえてしまうという。
 子どもは敏感である。語り手の心の根底に「お話を通して教育しよう」とか、「子ども賢くするために絵本を読むんだ」という、“意図的なもの”を感じ取った途端、「子どもたちはとてもつまらなそうな顔をするんですよ(笑い)」。
 妥協を許さぬ真剣さと、一緒に楽しむ心の余裕と。その両方が相まって、初めて豊かな「お話の時間」が生まれるのだ。

思いを響かせる

  では、その両立を可能にする原動力は?
 「『祈り』だと思います。『健やかに成長してほしい』『可能性を開き、夢を実現してほしい』と祈りを込めて語る──それに尽きるのではないでしょうか」
 そんな円乗さんにも、実に苦い思い出がある。
 もう10年以上前、東京創価小学校での「お話会」に臨んだ時のことである。当時、地区婦人部長として多忙を極めていた円乗さんは、いつもと比べると、不本意ながら練習時間を確保することができずにいた。
 その日のお話は、グリムの昔話「熊の皮をきた男」。これまで話したことがある。きっと、大丈夫。
 ところが──。途中で、フッと頭の中が真っ白になつた。次の言葉が全く出てこない。児童たちは、そんな円乗さんを心配そうに見つめる。背中が、ひんやりと冷たくなる。
 「ご、ごめんね・・・ちょっと本を見ていいかしら」
 お話を再開し、全力で最後までやり遂げたものの、完璧にできなかった自分がふがいなくて仕方ない。
 円乗さんは「お話会」が終わると、校舎内のトイレに駆け込み、声を殺して泣いた。“大切な子どもたちに、私は、私は・・・!”
  その時である。「円乗さん、どうしたの?」と、声を掛ける人が。当時、東京創価小学校の教頭を務めていた、教育本部の若井幼児・家庭教育部長だった。
 あふれる涙もぬぐわず、円乗さんは自らを責めた。若井教頭は、じっくりと耳を傾けた後、語った。
  「創立者の池田先生は、こう語られたことがあるんですよ“『自分は、まだまだだ』という、たゆみなき向学心、『これからだ』という挑戦の心が大事なのです”と。その生き方を、語り手としての姿を通して、子どもたちに伝えていただけますか」
 この日を境に、円乗さんの祈りが一段と強くなったことは言うまでもない。軌を一にして、お話を聞く子どもたちの瞳も、いっそう、輝きを増し始めた。
 円乗さんが創価小で「お話会」を始めた年に、新1年生として入学した、ある男の子がいる。いわば“同期生”。その子は、誰よりもお話会が大好きだった。
 彼が小学3年の時、「お話会」を題材にして書いた作文が、全国小中学生優秀作品コンクールで優秀賞に輝いたことがある。彼は、うれしそうに、円乗さんに作文を見せてくれた。

 ぼくは、人間の声ってとても不しぎだということを知りました。自分で本を読むことよりも、耳で聞く声のほうが、そうぞうの世界が頭の中に大きく広がるように思います。やさしさや、悲しさを声を通して感じることができます。
 ぼくも、お話を上手にできるようになりたいです。
 そうすれば、たくさんの人に、声の力を使って、心のメッセージを伝えることができると思います。
 このお話会は、ぼくの大きな思い出になると思います。一つ一つのお話をぼくが大人になった時、おぼえているかどうかはわかりませんが、声だけは絶対にわすれないと思います。

  彼は創価小学校を卒業した後も、円乗さんに手紙で近況を報告し続けた。
 創価中学・高校に進み、「創価雄弁会」に入部したこと。中学・高校時代ともに、ディベート
の全国大会で日本一に輝いたこと。さらに、創価大学でも「ディベートネットワーク」に所属し、全国の舞台で優勝したこと。その大会で、ベストディベーター賞にも選ばれたこと──。
 忘れ得ぬ円乗さんの「声」を、困難を乗り越える力に変え、社会で活躍する卒業生は数知れない。
  「子どもたちが私に、日本語の豊かさを、声の力の偉大さを、そして、人間として大切なことを教えてくれたんです」と円乗さん。
 御書に「言葉と云うは心の思いを響かして声を顕わすを云うなり」(563㌻)と。語り部は、きょうもまた、“よき言葉”“よき物語”を贈り届ける。
 子どもたちよ、どうか、よき人生をと、深い祈りを込めながら──。



6、わが町わが誇り 広島・福山牧口総県 一人ももれなく幸福に

1972年(昭和47年)の夏、日本の各地が大雨災害に襲われていた。「昭和47年豪雨」である。
 7月9日から東北を訪問していた池田名誉会長(当時、会長)は、矢継ぎ早に全国へ救援・激励等の指示を出しつつ、山形、秋田、岩手などで激励にあたった。
  同じころ、中国方面で、甚大な水害に見舞われたのが、島根・松江市、そして広島の三次市などである。
 名誉会長は、被災した同志を励ますため、9月に各地を訪問し、記念撮影することを発表。広島の撮影会場となったのが、福山市であった。
 9月15日。福山市体育館に6000人の同志が集った。うち1500人が被災地の友である。水害当時、福山から救援に急行した友も多く、会場のあちこちで、「お元気ですか!」「いつか、お礼が言いたかった」などと、再会を喜ぶ光景が見られた。
 撮影は午後1時スタート。はじめに撮影台に並んだのは、被災地の友である。
 名誉会長が、両隣の壮年をかかえるように肩を組む。
 撮影の合間も、休むことはなかった。外の芝生にでて少年部員と相撲を取ったり、「未来会」「鳳雛会」の代表らと歓談したり、運営役員に声を掛けたり──。撮影に臨む時も、友に声を掛ける。ある白髪の婦人には、両肩に手を添えるようにして「よく来ましたね」と。
 額からは、大粒の汗がしたたり落ちていた。
 「忘れられない光景です」と振り返るのは、整理役員だつた赤尾好明さん(総県副総合長)。「一つ一つの振る舞いに、一人を大切にする心があふれていました」
 赤尾さん自身も、男子部時代から数々の激励を受け、池田門下の誇りで、草創から福山広布に駆けてきた一人。
 32年前、妻・啓子さん(故人)が病を患ってからは、妻の看病、幼い2人の娘の世話、家事、そしてガス会社の社長を務めながら、学会活動に打ち込んできた。育てた後継の友の成長を喜びつつ、今も元気に家庭訪問に歩く。
 ──撮影の席で、名誉会長は呼び掛けた。
 「災害で苦労した地域だからこそ、最も幸せに満ち満ちた楽土を築かなければならない。それが皆さんの使命です」
 「一人ももれなく、幸せになってください。こんなに功徳を受けましたと、胸を張って報告に来てください」
 救護役員として、体育館にいた太田房子さん(総県副婦人部長)。60年(昭和35年)9月9日、名誉会長の福山での御書講義に参加したことが、発心の原点である。
 夫の正孝さん(副圏長)が始めた建設業を、そばで支えてきた。信用を得て、事業は発展し、後継者も育った。
 91年(平成3年)に個人会館を建設。十年前には、胃がんも克服した。「全部、信心のおかげ、先生のおかげです」と語る房子さん。「何歳になっても青春です!」と広布の意気は衰えない。
 体育館の近くに住む日谷つるへさん(支部副婦人部長)も、撮影会当日、運営役員として奔走した。
 長男の博光さん(圏長)は当時、音楽隊員。会場近くの河原で練習していたところ、車で通った名誉会長が気づき、懸命に手を振ってくれた。
 帰宅後、その時の感動を博光さんが喜んで話す姿に、つるへさんは思った。“先生は、どんな時でも励ましを忘れない方なんだ”
 その後、日本舞踊の経験を生かして、夫の武次さん(副支部長)と仲間を募り、福祉施設での慰問公演を始めた。
 81年(昭和56年)、「天竜淀川平和太鼓」を発足。年間20を超える舞台をこなす。慰問先で、観衆の笑顔を見るのが、うれしくてたまらない
  61年(昭和36年)4月24日の「福山支部結成大会」にも参加していたつるへさん。「生が『“私は日本一の幸福者である”と、胸を張って人生を生き切ってください』と云われた、その通りの人生となりました」と、報恩を誓う。
 廣原勝彦さん(副本部長)も、撮影台を後ろから支える役員だった。今、妻の好子さん(婦人部副本部長)と共に地域貢献が光る。
 勝彦さんは町内会長を歴任し、老人会の副会長。好子さんは女性会の支部長を担う。
 かつては「学会」というだけで偏見の目で見られたが、長年、地域を歩き、さまざまな相談に乗る中で信頼を築いた。3人の息子も広布の人材に成長。三男・光彦さんは、総県男子部長を務める。
 ──福山は人口47万を擁する広島第2の都市。「備後都市圏」の中心で、県のエリアを岡山県西部まで広がる。
  名誉会長の訪問は6度。中国訪問へ、全国へ波動を与えゆく「電源地」の使命を期待してきた。
  「広布の電源地・福山として、全日本、全世界に“福山広布の姿を見よ”といわれるような団結の前進を」
 83年(昭和58年)12月11日、福山文化会館で語った指針である。
 “福山を福運の大山に”と、福山牧口総県の友は今、9・9「総県の日」記念月間を誇り高く進んでいる。



7、花は心 木は命 第6回 韓国・ソウルの無窮花(ムグンファ)

  1200年の昔、唐の詩人・白居易は、無窮花(ムグンファ)の美をうたい上げた。
 「槿花は一日なるも自ずら栄と為す」(ムクゲの花は一日の寿命でも、それはそれでまた栄華だ)
 ムクゲは一日で枯れる短命の花であるが、白居易は、その命の躍動に「栄華」を見た。
 ムクゲは朝露を吸って可憐な花びらを開くと、夕べにはしぼんでしまう。しかし、日々新たな蕾をつけ、開花のリレーは100日に及ぶ。
 ゆえに韓国の人々は、窮まることのない花「無窮花」と称し、国歌として大切に育ててきたのである。

                                        

 初夏の日差しが消え、めっきり涼しくなった韓国の首都・ソウル。その南西部に立つ韓国SGI本部の「平和庭園」で、緑豊かな一本の無窮花が、秋風に揺れていた。
 根元には銘板があるる植樹は「1998年5月18日」。池田SGI会長が、初めて同本部を訪問した日である。
 2度目の訪韓。SGI会長は、慶煕大学の「名誉哲学博士号」を受章するなど、日韓友好の新たな歴史を開いた。
 18日は滞在の最終日。本部を訪れたSGI会長は、喜びと感涙の友を抱きかかえるように「ありがとう。うれしい。やっと来られました」と。そして、「記念の植樹を行いましょう」と提案した。
 その場に居合わせた兎鐘姫婦人部総合長は、SGI会長と共に歩んだ韓国広布の足跡に思いを馳せていた。
  ──今でこそ、社会からの称賛と期待を受け、目覚ましく発展する韓国SGI。
  しかし、草創期には、誤解による中傷や非難の嵐が渦巻いた時もあった。
  それでも、韓国の友は負けなかった。どんなときも「笑顔」を絶やさず、自他共の幸福に力を尽くしていった。
 兎さんは、当時を振り返り、次のように語った。
 「苦難に耐え抜き、社会に信頼を広げた私たちの心を、誰よりも理解し、支えてくださったのは池田先生でした。
  先生と一緒に植えたこの無窮花は三世永遠に、いかなる試練も越えゆく『師弟共戦の象徴』なのです」

                                       

 ソウルの本部に集う友は、無窮花の前に立つと、SGI会長との絆を確認しながら、思い思いに広布の誓いを立て、地元に戻っていく。
 光州方面の除榮範さん(副方面長)もその一人だ。てんかんの病、経営苦など、困難に直面するたびに本部を訪問。強く咲く無窮花の姿に、自身の決意を重ねた。
 題目根本に、仕事と学会活動に全力を。今では、職場で絶大な信頼を得て、体も健康に。そんな除さんの姿が周囲に希望と勇気を送っている。
 SGI会長はかつて、韓国の同志に次の言葉を贈った。
  「“無窮花”──不撓不屈の大生命力がみなぎる花である。それは、あらゆる壁を破り、新しい地平を開く皆さまの広布の情熱のようだ」
 厳冬に備えるように、じっと立つ無窮花。悠然たるその姿は、韓国の同志の「確信」を代弁するかのようだ。



8、座談会 世界広布新時代の旭日 【81】宗祖の御遺命を現実に

「世界宗教」へ飛翔する創価学会
皆が尊極無上の「地涌の菩薩」

 吉井 「世界広布新時代 開幕の年」の本年、創価学会は「世界宗教」として、さらに発展しています。

 杉本 「世界宗教」とは、地域、民族を超え、世界規模で信仰されている宗教をいいます。キリスト教、イスラム、仏教などがそう呼ばれてきました。

 橋元 仏教ではそもそも、「閻浮提の内に、広く流布せしめて、断絶せざらしめん」(法華経)と説かれている通り、「世界宗教」としての使命が厳然と示されています。

 杉本 日蓮大聖人も「撰時抄」に「法華経の大白法の日本国並びに一閻浮提に広宣流布せん事も疑うべからざるか」(御書265㌻)と認められています。

 竹岡 ちなみに御書の中で、全世界を意味する「一閻浮提」「南閻浮提」ならびに、その略称である「閻浮提」「閻浮」という言葉は、実に200カ所以上で用いられています。

 原田 宗祖の仰せ通り、日蓮仏法を現実の上で「世界宗教」としたのが創価学会です。192カ国・地域に広がったSGI(創価学会インタナショナル)の連帯が、その証しです。

 竹岡 では、SGIの大発展の原動力は何であったか。私は、その一つとして、戸田先生が提唱された「地球民族主義」の考えがあると思います。

 吉井 国家や民族など、あらゆる壁を超えて、人間は誰もが、同じ地球民族であるとの思想ですね。

 竹岡 そうです。この主張の根底には、人間は皆、等しく「仏」という尊極無上の生命を具え、人類の幸福を実現するために出現した地涌の菩薩であるという、仏法の生命哲理があります。

 橋元 多くのSGIメンバーが世界各国で躍動する姿を見ていると、まさしく「地球民族主義」の体現者であると実感します。

 正木 生活する国や地域、民族が違っても、私たちは、御本尊に向かって平和を願い、祈りを合わせることができます。これがどれだけ、大きな意味のあることか。

 杉本 池田先生はかつて、「国際人として最も大事なポイントは、利己主義に陥ることなく、人びとを幸福にする哲学をもち、実践し、人間として尊敬されているかどうかである」と言われ、「仏法を持ち、日々、世界の平和と友の幸福を祈り、行動し、自らの人間革命に挑む学会員は、まさに、その条件を満たしている」と強調されました。

 正木 さらに、「友を幸福にしようというメンバーの心が友情を織り成し、世界に広がっていくならば、それは人類を結ぶ、草の根の力となることは間違いない」と述べられています。

「友情」は心を結ぶ

 原田 その模範こそ、池田先生です。先日、来日された韓国の名門・国立済州大学元総長の趙文富博士は、池田先生との友情の厚さを、あらためて教えてくださいました。

 吉井 創価教育同窓の集いで記念講演を行った趙博士は、81歳。池田先生と7度会見されています。先生は、趙博士を「韓国を代表する大教育者」と最大に尊敬され、2冊の対談集も出版されている方です。

 正木 あえて日本語で語られた、講演の一語一語には、「人生の価値を教えてくれた」という池田先生への尽きせぬ思いが込められ、本当に感動的でした。

 原田 「池田先生への感謝を語る自由を与えてくださり、心から御礼申し上げます。感謝を胸に秘めていては、胸が破れるところでした」「初めての会見からすでに16年がたちますが、いまだに昨日のことのように感じています」と言われながら、予定の時間を超えてもなお、池田先生への感謝を語り続けられたのです。

 橋元 池田先生は、「誠に友情には、いかなる距離も越え、いかなる差異も越え、いかなる激流も越えて、人間の心と心を結び、高めていく普遍の力があります」と教えてくださいましたが、先生と趙博士との間には、まさに嵐に揺るがぬ友情が存在しています。

 原田 今、私たちは、10人の本当の友人づくりに取り組んでいますが、この先生の姿に学びながら、誠実には大誠実で応える人格の輝きで、さらに深く友情を広げていきたい。

対話と同苦の精神

 竹岡 10・2「世界平和の日」を目前に控え、池田先生が創立された、戸田記念国際平和研究所の活動も話題を呼んでいます。

 橋元 戸田先生の「地球上から悲惨の二字をなくしたい」との熱願を原点に、平和創出の「知の拠点」としてスタートした同研究所は、「文明間の対話」を柱に、多様な学術研究を促進してきました。

 杉本 先日も、設立50年の世界的な平和研究の学会である「国際平和研究学会」の総会で、戸田平和研究所が主宰して七つの小会議が行われました。

 正木 18年前の設立当初、他の平和研究者の口から「トダ」の名前が聞かれたことに感慨がありましたが、今では世界中が、その存在を認識し、可能性に大きな期待を寄せられるまでになった――研究所のメンバーの報告を伺い、感動を禁じ得ませんでした。

 吉井 同研究所の上級研究員会議では、深刻な対立を乗り越えるためのアプローチを検討する上で、対話や同苦の精神を重視する仏教的な考え方への期待の声が相次いだそうです。

 原田 世界市民の連帯こそが、平和構築への方途です。私たちは、人間主義のスクラムを広げ、皆で世界の平和のための行動を貫いていきましょう。



9、社説  「環境衛生週間」に考える 資源循環へ 改善の一歩を

  映画の一場面を紹介したい。一組の男女の会話だ。「私の仕事なんて、ごみみたいなものよ」「そんなことはないさ。それに、時にごみの中からでも、美しい物は生まれる」。男が差し出す手には、小さないすのおもちゃが。ごみ捨て場にあったビンのフタや針金で、即席につくったものだ。思わぬプレゼントに、彼女は笑顔を輝かせる――。
 ごみのリサイクル(再資源化)やリユース(再使用)は、一見地道な取り組みかもしれないが、映画の一場面のような、真心のドラマにつながることも少なくない。
 ペットボトルのフタを集めて寄付すると、それが世界の子どもたちに贈るワクチンの財源になる運動がある。アルミの空き缶を集めて車いすを寄付する団体も。東日本大震災の被災地では、がれきを素材にした芸術作品等が次々と生まれ、復興への希望の輪を広げている。
 廃棄物は、英語でWASTEと言う。この言葉には「無駄にする」という意味もある。ごみを減らすためにも、必要のない物を買わないことが、無駄づかいを防ぐ近道だ。
 使い終わった物を手に取ったとき、新たな命が吹き込まれることを願い、回収する種類ごとに分別したり、リサイクルやリユースを心掛けたりするのか、あるいは〝臭いものにフタ〟と、中途半端な処理の仕方をしてしまうのか。ごみとの接し方を通して問われるのは、私たちの生き方それ自体といえよう。
 池田SGI(創価学会インタナショナル)会長は「持続可能性」の意味について、一昨年の「SGIの日」記念提言で、次のように述べている。
 「それは『誰かの不幸の上に幸福を求めない』生き方であり、『故郷(地域)や地球が傷つけられたままで、次の世代に受け渡すことを良しとしない』精神であり、『現在の繁栄のために未来を踏み台にせず、子どもや孫たちのために最善の選択を重ねる』社会のあり方」だと。日々の暮らしの中で、わが身を振り返る指針としたい。
 今月24日「清掃の日」から、あす10月1日「浄化槽の日」までは、環境省の定める「環境衛生週間」。期間内には、廃棄物の減量化・リサイクル、ごみの散乱防止等の啓発活動が各地で実施されている。自治体のごみ焼却施設の中には、資源循環への取り組みを常設展示で紹介しているところも多い。身の回りの取り組みを改善するため、そのヒントを探しに足を運ぶことも新たな一歩となろう。



10、今日の発心  華果成就御書 900㌻
 

御書 よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず(華果成就御書、900㌻・編1098㌻)

通解 よい弟子をもつならば師弟はともに成仏し、悪い弟子を養うならば師弟はともに地獄に堕ちるといわれている。師匠と弟子の心が違えば何事も成就することはできない。. 

【師と共に“この道”を堂々と】

 よい弟子を持つかどうかで師弟の仏果が決まると、師弟不二の精神を貫く大切さを教えられています。

 少女部時代から、深く胸に刻んできた御文です。
 1968年(昭和43年)に父が他界。わが家は病弱な母、姉、私の3人で信心を貫いてきました。
 その3年後の71年1月、中部未来会結成式で池田先生にお会いしました。先生は私に、「僕のことをお父さんと思っていいんだよ」と声を掛け、握手をしてくださいました。この瞬間のことは、今もって鮮やかによみがえります。
 先生が会長を辞任された翌年、本部職員に。嵐のなか、激闘される先生の姿を目の当たりにする機会があり、感動。その後、弘教を実らせることができました。
 病弱だった母は、現在82歳。今が一番、健康です。母の笑顔が信心の実証だと確信しています。また息子、娘は、信心根本に、夢に向かって頑張っています。先生に心から感謝しています。何があっても師と共に、自ら決めた〝この道〟を堂々と歩んでまいります。
愛知・名古屋本陣総県副婦人部長 熱田明子



11、壮年部のページ 仕事で社会で勝ち抜く賢者たれ! 
 活路を開く鍵は“誓願の祈り”に!

  あの地でも、この地でも、信心根本に仕事の苦難を乗り越えた壮年部員の体験が、多くの同志に勇気とは棒を送っている。今回の「壮年部のページ」では、試練を克服し、それぞれの立場で勝利の実証を示している3人のメンバーを紹介する。



【社会の情勢】
 

◆ 地方創生「大胆に実行」 対中韓、関係改善に意欲 首相所信表明
◆  年功賃金の見直し議論 政労使会議9ヶ月ぶり再会
◆ 拉致報告、時期決まらず 再調査の進捗状況聴取 日朝協議
◆ 東海再処理施設廃止へ 新基準対応困難 原子力機構

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